AUTHENTIC RECIPE

Risotto alla Zuccaリゾット・アッラ・ズッカ(かぼちゃのリゾット)

Risotto alla Zucca(リゾット・アッラ・ズッカ(かぼちゃのリゾット))
難易度★★★☆☆ 準備35分 調理1時間22分 分量2人分 地方北イタリア・マントヴァ

マントヴァのかぼちゃ料理の系譜を引くポー平原のリゾット。粉質でよく締まった西洋かぼちゃを、一部は蒸し煮にしてペースト状に崩し、一部は角切りのまま焼き色をつけて食感を残す二段構えで使う。香味野菜から自家で引いた brodo vegetale(野菜の煮出し汁)を85℃に保って少量ずつ注ぎ、カルナローリ米をトスタトゥーラで締めてから澱粉を引き出し、最後に冷たいバターとパルミジャーノでマンテカトゥーラして、鍋を傾けると波打つ流動性=アッローンダに整える。かぼちゃの甘みにアマレッティの杏仁様の苦味を重ねるのがマントヴァの古典で、焦がしたセージバターの香りが全体を引き締める。

本場北イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(2人分)

2
  • カルナローリ米180g洗わずにそのまま使う(表層の澱粉がとろみの源)Amazonで探す楽天市場で探す
  • 西洋かぼちゃ(果肉の締まった粉質種)500g正味量。皮と種を除き、250gは1cm角、250gは2cm大のざく切りにして用途を分ける
  • 水(野菜のブロード用)1600ml蓋をせず40分煮出して約1000mlのブロードにする
  • 玉ねぎ(ブロード用)100g皮をむいて半割にする
  • にんじん(ブロード用)80g皮ごとよく洗い、4cm長さのぶつ切り
  • セロリ(ブロード用)60g筋は取らず4cm長さのぶつ切り
  • イタリアンパセリの茎10gブロードの香りづけ。葉は使わない
  • 玉ねぎ60gごく細かいみじん切り。ソッフリット用
  • 辛口白ワイン60ml常温にしておく。トスタトゥーラ直後に加える
  • 無塩バター(炒め用)30gソッフリットに12g、かぼちゃのペースト用に8g、角切りの焼きつけに10g
  • 冷たい無塩バター45gうち30gはマンテカトゥーラ用に1cm角に切って冷蔵、15gはセージバター用に冷蔵
  • パルミジャーノ・レッジャーノ50g使う直前にすりおろす
  • アマレッティ(アーモンドの堅焼き菓子)12g2枚程度。半量6gは粗く砕いてかぼちゃペーストに、半量6gは仕上げ用に細かく砕くAmazonで探す楽天市場で探す
  • 生セージ6枚仕上げのセージバター用
  • ナツメグ少量gホールを使う直前におろす
  • 塩5gソッフリットに1g、かぼちゃに2g、最終調整に2g。ブロードには入れない
  • 黒胡椒1gマンテカトゥーラに0.5g、仕上げに0.5g。挽きたてを使う

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作り方

1約10分

野菜のブロード(香味野菜を煮出した出汁)を仕込み、アクを取って弱火に落とす

  • 1 ブロード(だし汁)用の玉ねぎ100gは皮をむいて半割にし、にんじん80gとセロリ60gは4cm長さのぶつ切りにする。
  • 2 厚手の鍋に切った玉ねぎ・にんじん・セロリとイタリアンパセリの茎10gを入れ、水1600mlを注ぐ。
  • 3 蓋をせず中火にかけ、6〜8分かけて沸騰させる。
  • 4 沸いたら表面に浮く白い泡(アク)をお玉ですくい取り、ごく弱火に落とす。

完了の目安

表面が数秒に一度ぽこりと泡立つだけの静かな沸きになり、アクが取り除かれて煮汁が澄んでいる。

注意点

ブロードは無塩にし、塩味はリゾットの仕上げで調整する。

2約25分

ブロードを煮出す間にかぼちゃを二用途に切り分け、全材料を鍋の脇に配置する

  • 1 並行(かぼちゃを切っている間に)ブロードの鍋は蓋をせずごく弱火を保ち、10分ごとに浮いたアクをすくう。
  • 2 西洋かぼちゃ500g(正味)の皮と種・ワタを除き、250gを1cm角のさいの目に、残り250gを2cm大のざく切りにして別々のボウルに分ける。
  • 3 パルミジャーノ・レッジャーノ50gを細かくすりおろし、皿に取っておく。
  • 4 冷たい無塩バター45gのうち30gを1cm角に切って冷蔵庫に戻し、残り15gはセージバター用に小皿に取り分けて冷蔵する。
  • 5 炒め用の無塩バター30gを12g・8g・10gに計り分ける。
  • 6 アマレッティ12gを半分に分け、6gは粗く砕き、6gは指で細かく砕いて別々の小皿に置く。
  • 7 玉ねぎ60gをごく細かいみじん切りにする。

完了の目安

1cm角と2cm大のかぼちゃが別々のボウルに分かれている。

チーズ・冷たいバター・炒め用バター・アマレッティ・玉ねぎが手の届く位置に並んでいる。

注意点

米は洗わない。表面のでんぷんがとろみになる。

3約18分

ブロードを漉して1000mlに整え、85℃前後に保温する

  • 1 仕込みから合計40分になるまで、蓋をせずごく弱火で煮出し続ける。
  • 2 ボウルにざるを重ねて清潔な布巾を敷き、ブロードを静かに注いで漉す。野菜は押さえずに自然に落ちる液体だけを使う。
  • 3 漉したブロードを計量し、1000mlを超えていれば1000mlだけを量り取り、1000mlに満たなければ熱湯を足して1000mlに合わせて小鍋に戻す。
  • 4 小鍋を蓋をせずごく弱火にかけ、85℃前後を保つ。

完了の目安

ブロードが澄み、野菜の甘い香りが立っている。

鍋底から小さな泡が点々と上がり、湯気は立つが表面はほとんど揺れない状態になっている(温度計があれば85℃前後)。

4約20分

かぼちゃをペーストと焼き色つきの角切りに仕上げ、角切りを保温する

  • 1 並行(かぼちゃを蒸し煮にしている間に)ブロードの小鍋が蓋なしのごく弱火で85℃前後を保っているか確認する。
  • 2 フライパンに炒め用バター30gのうち8gを入れて中火で溶かし、2cm大のかぼちゃ250gを並べて3分焼きつける。
  • 3 保温中のブロードから120mlを取って加え、蓋をして中弱火で10〜12分蒸し煮にする。
  • 4 木べらでかぼちゃを鍋肌に押しつけて粗く潰し、塩5gのうち1gとナツメグ0.2gをおろし入れ、粗く砕いたアマレッティ6gを混ぜ込む。
  • 5 水分が多ければ蓋を外して中火で2分ほど煮詰め、ぽってりしたペースト状にしてボウルに移す。
  • 6 空いたフライパンをペーパータオルで拭い、炒め用バター10gを入れて中火で溶かす。
  • 7 1cm角のかぼちゃ250gを重ならないように広げ、触りすぎずに5〜6分、面に焼き色をつけながら炒める。
  • 8 塩1gを振り、角が崩れる手前で火を止めて皿に取り出し、アルミホイルをかぶせてブロードの鍋の脇など温かい場所に置く。

完了の目安

ペースト用のかぼちゃが木べらで軽く潰れる柔らかさになり、木べらですくうとゆっくり落ちる濃度になっている。

角切りのかぼちゃは表面に焼き色がつき、竹串がすっと入るが形は崩れていない。

5約9分

玉ねぎのソッフリット(香味野菜をゆっくり炒めた味の土台)を色づけずに甘く引き出す

  • 1 厚手の平鍋(底の広いソテーパン)に炒め用バター12gを入れ、弱火で溶かす。
  • 2 玉ねぎのみじん切り60gを加え、木べらで絶えず動かしながら弱火で6〜8分炒める。
  • 3 塩1gを振り、玉ねぎから水分を引き出しながらさらに1分炒める。

完了の目安

玉ねぎが透明になり、角が崩れて甘い香りが立ち、色はまったくついていない。

6約6分

米をトスタトゥーラ(米を油脂で炒めて表層を固める工程)で締め、白ワインを飛ばす

  • 1 ソッフリットの鍋を中火に上げ、カルナローリ米180gを洗わずに加える。
  • 2 木べらで米を鍋底に擦りつけるように絶えず混ぜ、2〜3分炒める。
  • 3 常温の辛口白ワイン60mlを鍋肌から一気に注ぎ、中火のまま木べらで混ぜながら煮立ててアルコール臭を飛ばす。

完了の目安

米粒の縁が透き通り、中心だけが白く残って、鍋底で乾いた擦れる音がする。

ワインの刺激的な酸の匂いが消え、鍋底に水分がほとんど残っていない。

7約18分

ブロードを分割注入し、途中でかぼちゃペーストを合わせて米を炊き上げる

  • 1 並行(ブロードの注ぎ足しの合間に)皿2枚に熱湯を張って温めておく。
  • 2 85℃のブロードをお玉1杯(約120ml)注ぎ、木べらで鍋底から8の字を描くように混ぜる。
  • 3 液面が引いて木べらでなぞった跡が一瞬残る状態になるたびに、ブロードを約120mlずつ注ぎ足す作業を繰り返す。
  • 4 注ぎ始めから8分経ったところで、かぼちゃペーストの全量を加えて全体に混ぜ込む。
  • 5 さらにブロードを注ぎ足しながら、合計16〜18分を目安に中火を保って炊き続け、この工程で合計およそ760mlを使う。
  • 6 残ったブロード120mlは、手順8と手順9のために小鍋で85℃に保ったまま取り置く。

完了の目安

米粒を噛むと中心にごくわずかな芯が残り、周囲はとろりと澱粉をまとっている。

鍋を揺すると全体がゆるく波打つ流動性になっている。

8約2分

保温した角切りかぼちゃを合わせて火から下ろす

  • 1 温かく保っておいた1cm角のかぼちゃ250gを鍋に加え、木べらで2〜3回だけ大きく返して全体に散らす。
  • 2 取り置いたブロードから60mlを加えて30秒だけ加熱し、火を完全に止める。

完了の目安

角切りが全体に行き渡り、形を保ったまま温まっている。

鍋が火から外れ、表面の沸きが収まっている。

9約5分

冷たいバターとパルミジャーノでマンテカトゥーラ(火を止めてから冷たい油脂とチーズを練り込む乳化仕上げ)し、休ませる間にセージバターを焦がす

  • 1 並行(2分休ませている間に)小さなフライパンに取り分けた冷たい無塩バター15gを入れて中弱火にかけ、溶けて泡立ってきたら生セージ6枚を加える。
  • 2 並行(続けて)バターがヘーゼルナッツ色に色づき、セージの縁がパリッとするまで60〜90秒、フライパンを揺すりながら加熱して火を止める。
  • 3 並行(セージバターを作る合間に)温めておいた皿2枚の湯を捨て、内側の水気を拭く。
  • 4 火を止めた鍋に冷蔵しておいた1cm角の冷たいバター30gを一度に加え、木べらで手早く溶かし込む。
  • 5 すりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノ50gのうち40gを加え、鍋を手前に引いて煽りながら、木べらで底から30〜60秒練り合わせる。
  • 6 硬ければ取り置いたブロード60mlを30mlずつ加え、鍋を傾けたときに表面が波打つ流動性になるまで濃度を調整する。
  • 7 味を見て、残しておいた塩2gの範囲で塩を加え、黒胡椒0.5gを挽き入れる。
  • 8 蓋をして2分休ませる。

完了の目安

バターとチーズが完全に乳化し、油の浮きや粒感がなく艶のある一体の流動体になっている。

鍋を傾けると表面がゆっくり波打つアッローンダの状態になっている。

セージバターが黒く焦げておらず、ナッツのような香ばしい香りが立っている。

注意点

バターとチーズは加熱し続けると分離しやすい。

10約4分

温めた皿に平らに広げ、セージバターとアマレッティで仕上げる

  • 1 温めた皿2枚にリゾットを等分に流し入れ、皿の底を作業台に軽く2〜3回打ちつけて表面を平らに広げる。
  • 2 セージバターをセージごと2皿に等分に回しかける。
  • 3 細かく砕いたアマレッティ6gと残りのパルミジャーノ10gを2皿に等分に散らし、黒胡椒0.5gを挽きかける。

完了の目安

リゾットが皿の上で自然に平らに広がり、中央が盛り上がっていない。

表面にセージバターの艶が散り、アマレッティの香りが立っている。

Chef Authen

作り方を読み終えたら。

その一皿を、コースにする。

作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。

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INGREDIENT OPTIONS

手に入る食材で、本格の輪郭を保つ

リゾット・アッラ・ズッカ(かぼちゃのリゾット)は、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。

カルナローリ米の代わりに

日本の短粒米(無洗米)

代わりに使える食材 · 本格度 -35点

粘りが強く出て粒の輪郭が消え、リゾットというより雑炊に近い食感になる。

絶対に洗わず、注ぐブロードの総量を約2割減らし、加熱時間を12分程度に短縮する。

攪拌回数を最小限にして粘りの発生を抑える。

カルナローリ米の代わりに

アルボリオ米

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

粒が大きく崩れやすく、芯の残り方が不均一になりやすい。

攪拌を控えめにし、加熱時間を16分前後で見極める。

カルナローリ米の代わりに

ヴィアローネ・ナーノ米

代わりに使える食材 · 本格度への影響なし

粒がやや小さく吸水が速いため、より軽くさらりとした口当たりになる。

ブロードの追加間隔を短くし、総加熱時間を14〜15分に短縮する。

西洋かぼちゃ(果肉の締まった粉質種)の代わりに

さつまいも

代わりに使える食材 · 本格度 -20点

甘みが強く粉質で、かぼちゃ特有の青い香りが失われ重たい仕上がりになる。

角切り分は下茹で3分してから炒める。

西洋かぼちゃ(果肉の締まった粉質種)の代わりに

バターナッツかぼちゃ

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

水分が多く繊維が細いためより滑らかになるが、粉質種特有のほくほくした甘みは弱まる。

ペースト用の煮崩し後、蓋を外して中火で4〜5分煮詰め、余分な水分を飛ばす。

水(野菜のブロード用)の代わりに

鶏のブロード

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

コクと旨みが増し、かぼちゃの甘みがより丸く感じられるが、野菜だけの澄んだ軽さは失われる。

手順1で香味野菜に加えて鶏手羽先300gを入れ、水1600mlで蓋をせず50分煮出す。

手順3で浮いた脂をお玉ですくい取ってから漉し、1000mlに整える。

水(野菜のブロード用)の代わりに

市販の野菜ブイヨン(無塩タイプ)

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

香味が画一的になり、乾燥野菜や酵母様の風味が前に出て、自家製の澄んだ甘みが薄れる。

手順1と手順3のブロードを引く工程を行わず、無塩の野菜ブイヨンを湯で希釈して1000mlを用意し、小鍋で蓋をせず85℃前後に保温する。

手順2はブロード用香味野菜の下ごしらえとアク取りを除き、そのまま行う。

玉ねぎ(ブロード用)の代わりに

長ねぎの青い部分

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

甘みが軽くなり、青い香りがわずかに残る。

にんじん(ブロード用)の代わりに

にんじんの皮とへたの端材

代わりに使える食材 · 本格度への影響なし

甘みがやや薄くなるが、ブロードの骨格は変わらない。

セロリ(ブロード用)の代わりに

セロリの葉

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

香りが青く強く出て、ブロードにやや苦味が乗る。

苦味が出やすいので煮出し時間を30分に短縮する。

イタリアンパセリの茎の代わりに

パセリ(縮み葉)の茎

代わりに使える食材 · 本格度への影響なし

香りがやや強く青くなるが、ブロードとしての差はほとんどない。

玉ねぎの代わりに

エシャロット

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

甘みが上品になり辛味の角が取れるが、土台の厚みはやや弱まる。

辛口白ワインの代わりに

ブロード+白ワインビネガー小さじ1

代わりに使える食材 · 本格度 -20点

酸は立つが果実味と深みが欠け、余韻が単調になる。

手順3で漉したブロードを1060ml量り取り(足りなければ熱湯を足して1060mlに合わせ)、そのうち60mlを白ワインの代わりとして別の器に取り分ける。

手順6では白ワインの代わりに取り分けたブロード60mlを鍋肌から注ぎ、中火で混ぜながら煮立てて水分を飛ばす。

白ワインビネガー小さじ1は手順9でパルミジャーノを練り込んだ直後に加える。

辛口白ワインの代わりに

辛口ヴェルモット

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

ハーブの苦味と香りが加わり、かぼちゃの甘みとの対比が強く出る。

無塩バター(炒め用)の代わりに

エクストラヴァージンオリーブオイル30ml

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

乳のコクが引き、青い果実の香りと軽さが前に出て、ロンバルディア的な濃厚さは弱まる。

手順4ではバター8g・10gの代わりにオリーブオイルを8ml・10ml使い、中火のまま焼きつける。

手順5ではバター12gの代わりにオリーブオイル12mlを弱火で温めてから玉ねぎを加える。

パルミジャーノ・レッジャーノの代わりに

ペコリーノ・ロマーノ

代わりに使える食材 · 本格度 -20点

羊乳由来の強い塩気と酸味がかぼちゃの甘みと衝突し、北イタリアらしい丸さが失われる。

手順9では塩を加えずに味を見て、必要な場合のみ0.5g単位で足す。

パルミジャーノ・レッジャーノの代わりに

グラナ・パダーノ

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

塩気と旨みがやや軽く、ミルキーで穏やかな仕上がりになる。

アマレッティ(アーモンドの堅焼き菓子)の代わりに

省略する

代わりに使える食材 · 本格度 -20点

マントヴァ特有の甘苦い香りの層が失われ、素直なかぼちゃの味だけになる。

手順4の『粗く砕いたアマレッティ6gを混ぜ込む』を行わず、塩1gとナツメグ0.2gだけを加える。

手順10の仕上げで『細かく砕いたアマレッティ6gを散らす』操作を省き、パルミジャーノ10gと黒胡椒だけで仕上げる。

アマレッティ(アーモンドの堅焼き菓子)の代わりに

アーモンドパウダー+グラニュー糖(8g+4g)

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

杏仁様の苦味の香りが消え、単なる甘さとナッツ感だけが残る。

手順4では、アーモンドパウダー4gとグラニュー糖2gをフライパンで弱火2分乾煎りしてからペーストに混ぜ込む。

手順10では、残りのアーモンドパウダー4gとグラニュー糖2gを同様に乾煎りして散らす。

生セージの代わりに

ローズマリー(1枝)

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

樹脂的で鋭い香りになり、かぼちゃの甘さを包む柔らかさが減る。

香りが強いため、バターでの加熱は40秒にとどめる。

ナツメグの代わりに

パウダーナツメグ

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

香りの立ち上がりが弱く、平板な甘い香りになる。

マントヴァ/ロンバルディアの街並み・風景
Mantova, Lombardiaマントヴァ/ロンバルディア 写真:Zairon · CC BY-SA 4.0(リサイズ・表示トリミング)

この料理について

マントヴァはロンバルディア州の南東端、ミンチョ川がつくる湖に三方を囲まれた町です。周囲にはポー川流域の平野が広がり、秋には米とかぼちゃの収穫がともにこの土地の季節を告げます。

この町のかぼちゃ料理の代表は、かぼちゃにアマレッティとパルミジャーノを合わせて詰めるトルテッリ・ディ・ズッカで、クリスマス・イヴの食卓に並ぶ料理として知られています。同じ組み合わせはリゾットにも受け継がれ、砕いたアマレッティを加えるのがマントヴァ風とされます。

現在では北イタリア各地で、秋から冬にかけての定番のリゾットとして作られています。市場にかぼちゃが積まれる季節になると、トラットリアの品書きにもこの一皿が加わります。

QUESTIONS

よくある質問

リゾット・アッラ・ズッカ(かぼちゃのリゾット)に日本の短粒米(無洗米)を使ってもいいですか?

作れますが、カルナローリ米を日本の短粒米(無洗米)に替えると本格度が35点下がります。粘りが強く出て粒の輪郭が消え、リゾットというより雑炊に近い食感になる。絶対に洗わず、注ぐブロードの総量を約2割減らし、加熱時間を12分程度に短縮する。

リゾット・アッラ・ズッカ(かぼちゃのリゾット)にさつまいもを使ってもいいですか?

作れますが、西洋かぼちゃ(果肉の締まった粉質種)をさつまいもに替えると本格度が20点下がります。甘みが強く粉質で、かぼちゃ特有の青い香りが失われ重たい仕上がりになる。角切り分は下茹で3分してから炒める。

リゾット・アッラ・ズッカ(かぼちゃのリゾット)にブロード+白ワインビネガー小さじ1を使ってもいいですか?

作れますが、辛口白ワインをブロード+白ワインビネガー小さじ1に替えると本格度が20点下がります。酸は立つが果実味と深みが欠け、余韻が単調になる。手順3で漉したブロードを1060ml量り取り(足りなければ熱湯を足して1060mlに合わせ)、そのうち60mlを白ワインの代わりとして別の器に取り分ける。

リゾット・アッラ・ズッカ(かぼちゃのリゾット)を失敗せずに作るコツはありますか?

つまずきやすいのは次の点です。ブロードは無塩にし、塩味はリゾットの仕上げで調整する。米は洗わない。表面のでんぷんがとろみになる。バターとチーズは加熱し続けると分離しやすい。

リゾット・アッラ・ズッカ(かぼちゃのリゾット)を作るのにどれくらい時間がかかりますか?

2人分で合計1時間57分です(準備35分・調理1時間22分)。

リゾット・アッラ・ズッカ(かぼちゃのリゾット)は家庭で作るのが難しいですか?

難易度は5段階中3です。全10工程のうち仕上がりを左右するのは「野菜のブロード(香味野菜を煮出した出汁)を仕込み、アクを取って弱火に落とす」「ブロードを煮出す間にかぼちゃを二用途に切り分け、全材料を鍋の脇に配置する」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。

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