AUTHENTIC RECIPE
Terrine de Foie Grasテリーヌ・ド・フォワ・グラフォアグラのテリーヌ
生の鴨のフォアグラを室温に戻して血管を抜き、塩とこしょうを振ってテリーヌ型に押し込み、アルマニャックを振って24時間なじませてから、110℃のオーブンで湯せんにかけて焼く冷製の前菜。焼き上がりを72時間冷蔵庫で休ませ、味をなじませてから1cmの厚さに切り分ける。肝を割らずに血管を抜く手つきと、温度計で中心温度を確かめる加熱が仕上がりを決める。
本場バスクと南西部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(8人分)
- 鴨のフォアグラ(生・丸ごと)500g大小2枚の葉がそろった丸ごと1個(約500g)。冷凍品は冷蔵庫で24時間かけて解凍する。室温に戻して血管を抜くAmazonで探す楽天市場で探す
- 塩7gフォアグラ500gに対して7gAmazonで探す楽天市場で探す
- 黒こしょう(挽きたて)1g塩と混ぜておくAmazonで探す楽天市場で探す
- アルマニャック10ml小さじ2。型に詰めたフォアグラに振るAmazonで探す楽天市場で探す
Amazon・楽天市場へのリンクはアフィリエイトリンクです。
買い物リストをつくる作り方
冷凍のフォアグラを冷蔵庫で解凍する
- 1 冷凍の鴨のフォアグラ500gを袋のままバットにのせ、冷蔵庫に24時間置いて解凍する。
完了の目安
指で押すと中心までやわらかく、凍った芯が残っていなければ次へ。
フォアグラを室温に戻す
- 1 フォアグラを冷蔵庫から出して袋から取り出し、キッチンペーパーを敷いたバットにのせて、室温に60分置く。
完了の目安
指で押すと粘土のようにへこみ、割れずに曲がるやわらかさになれば次へ。
注意点
冷たいまま扱うと肝が硬く、血管を抜くときに割れる。

大小の葉に分け、それぞれから血管を抜く
- 1 大きい葉と小さい葉のつなぎ目を指で分け、2枚を内側を上にして平らに置く。
- 2 大きい葉の中央に走るY字の主血管の上を、ペティナイフの背か指で押し広げて血管を出す。
- 3 血管の下に指を入れて手前に引き、主血管と枝分かれした血管を続けて抜く。
- 4 主血管の約5mm下にある2本目の血管も同じように抜き、開いた肝を手で寄せて形を戻す。
- 5 小さい葉も同じ方法で、崩しすぎないように血管を抜く。
完了の目安
葉の内側に赤い血管の筋が見えなくなり、肝が大きな塊のまま残っていれば次へ。
補足
小さい葉は血管が二層に絡んでいて崩れやすい。崩れた部分も型に押し込めば一つにまとまる。

塩とこしょうを振ってテリーヌ型に詰め、アルマニャックを振る
- 1 塩7gと黒こしょう1gを混ぜ、2枚の葉の両面に均一に振る。
- 2 容量0.7Lのテリーヌ型に、大きい葉をなめらかな外側を下にして入れ、上に小さい葉を重ねる。
- 3 手のひらで上から押し、型の隅まで肝を詰めて空気を抜き、表面を平らにならす。
- 4 アルマニャック10mlを表面に振り、ラップを肝に密着させてかぶせる。
完了の目安
型の隅まで肝がすき間なく詰まり、表面が平らになれば次へ。
補足
空気を抜いてすき間なく詰めると、焼く間に溶け出す脂が少なくなる。
冷蔵庫で24時間なじませる
- 1 ラップをかけた型を冷蔵庫に入れ、24時間置く。
完了の目安
24時間たてば次へ。
オーブンを110℃に予熱し、湯せんの湯を用意する
- 1 並行(の間に)やかんに湯1Lを沸かす。
- 2 オーブンを110℃にする。
- 3 型を冷蔵庫から出してラップを外し、テリーヌ型の蓋をする。
- 4 型が入る深めの耐熱容器に型を置き、沸かした湯を型の半分の高さまで注ぐ。
完了の目安
オーブンが110℃に達し、湯が型の半分の高さまで張れたらすぐに次へ。
湯せんでフォアグラの中心を75℃まで加熱する
- 1 ごとオーブンの中段に入れ、35分焼く。
- 2 蓋を外して温度計を肝の中心に刺し、温度を確かめたら蓋を戻す。75℃に達していなければ5分ずつ焼き足して、同じように確かめる。
- 3 中心が75℃に達したら、そのまま1分以上オーブンに置いてから取り出す。
完了の目安
温度計が中心で75℃以上を1分以上示し続ければ次へ。
注意点
中心が75℃に届かないまま取り出すと、肝に付いた菌が生き残り、食中毒の原因になる。
粗熱を取り、冷蔵庫で72時間休ませる
- 1 型をから出し、上にたまった脂は取り除かずに、室温に30分置いてを取る。
- 2 型に蓋をしたまま冷蔵庫に入れ、72時間休ませる。
完了の目安
表面の脂が白く固まり、72時間たてば次へ。
型から出し、1cmの厚さに切り分ける
- 1 食べる1時間前に型を冷蔵庫から出す。
- 2 型を湯に数分つけて側面を温め、まな板の上に逆さにして外す。
- 3 包丁で約1cmの厚さに切り、1人約50gずつ皿に盛る。
完了の目安
切り口が崩れず、なめらかな断面が出れば完成。
作り方を読み終えたら。
その一皿を、コースにする。
作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。
コーチングとアプリの機能 Download on the App Store
この料理について
10月から3月にかけて、南西部ジェール県のジモンやオーズでは、生産者が鴨やガチョウのフォアグラ、ガラ、家禽を自ら並べて売る「脂の市(マルシェ・オ・グラ)」が開かれます。サマタンの市は一年中立ち、12月にはクリスマス前の特別な市も加わります。
南西部で鴨のフォアグラ作りが広がった理由の一つは、16世紀に伝わったトウモロコシでした。2011年版の「南西部のフォアグラ用の鴨」の地理的表示(IGP)の仕様書も、肥育期の飼料の95%以上を南西部産のトウモロコシにすることを定めています。
フランスでは2006年、法律でフォアグラが「保護される文化と美食の遺産」の一部とされ、2022年の調査では、好きな祝祭の食べ物にフォアグラを挙げた人が75%にのぼって、燻製サーモンやビュッシュ・ド・ノエルを上回りました。
READER REVIEWS
ユーザーレビュー
この料理を作った感想を教えてください
評価ありがとうございます。確認後に公開されます。