AUTHENTIC RECIPE
Pommes Duchesseポム・デュシェス
粉質のじゃがいもを塩湯で少し硬めに茹で、オーブンで乾かしてから押して裏ごしし、バターと火にかけてさらに水分を飛ばす。火から下ろして卵黄と溶き卵でつなぎ、太い星口金でばら形に絞って溶き卵を塗り、高温のオーブンで山の筋だけをこんがり色づける。ローストした肉に添える古典の付け合わせで、生地の水分をどこまで飛ばすかが絞った形の立ち方を決める。
本場パリと中央部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(4人分)
- じゃがいも(男爵など粉質のもの)1000g皮をむいて正味約800g。四つ割りにして大きさをそろえる
- 塩15g茹で湯用(水1.5Lに15g)Amazonで探す楽天市場で探す
- 無塩バター80gピュレに練り込むAmazonで探す楽天市場で探す
- 塩3gピュレの調味用Amazonで探す楽天市場で探す
- 白こしょう(粉)0.5g小さじ1/8Amazonで探す楽天市場で探す
- ナツメグ(パウダー)0.5g小さじ1/8Amazonで探す楽天市場で探す
- 卵黄3個Mサイズの卵3個分。卵白は使わないAmazonで探す楽天市場で探す
- 卵1個溶いて約40gを生地に、約10gを焼く前の塗り卵に使うAmazonで探す楽天市場で探す
- 無塩バター5g天板に塗るAmazonで探す楽天市場で探す
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買い物リストをつくる作り方
じゃがいもの皮をむいて四つ割りにし、塩水から火にかける
- 1 じゃがいも1kgの皮をむき、四つ割りにして大きさをそろえる(正味約800g)。
- 2 鍋にじゃがいもと水1.5Lを入れ、茹で用の塩15gを加えて強火にかける。
完了の目安
湯が沸騰したら次へ。
じゃがいもを塩湯で少し硬めに茹でる
- 1 並行(茹でる間に)オーブンを220℃にし、天板に無塩バター5gを薄く塗る。
- 2 沸いたら強めの中火に落とし、沸騰を保ったまま15〜18分茹でる。
完了の目安
竹串を刺すと中心まで通るが、わずかに抵抗が残れば茹で上がり。
注意点
茹ですぎると水を吸って崩れ、生地が水っぽくなる。
茹でたじゃがいもをオーブンで乾かし、熱いうちに裏ごしする
- 1 ざるに上げて湯を切り、耐熱皿に広げて220℃のオーブンに3分入れ、表面の水分を飛ばす。
- 2 熱いうちに器にのせ、木べらで上から押しつけて通す。
完了の目安
じゃがいもの表面が白く粉をふいたように乾けばに移る。
器の下に粒のないがふんわり落ちていれば次へ。
注意点
木べらを網にこすりつけると粘りが出て、生地が重くなる。
ピュレにバターを加え、弱火で練って水分を飛ばす
- 1 したを鍋に入れ、無塩バター80gを加えて弱火にかける。
- 2 木べらで鍋底から返しながら3〜4分練り、水分を飛ばす。
- 3 調味用の塩3g、白こしょう小さじ1/8、ナツメグ小さじ1/8を加えて混ぜる。
完了の目安
が鍋底から離れてひとまとまりになり、木べらの跡がそのまま残る固さになれば次へ。
補足
ここで水分が残っていると、卵を加えた後の生地がゆるくなり、絞った筋が焼く間にだれる。
火から下ろしたピュレを卵黄と溶き卵でつなぐ
- 1 卵1個を小さなボウルでよく溶く。
- 2 溶き卵のうち約10gを、塗り用に別の器へ取り分ける。
- 3 鍋を火から下ろして1〜2分おき、卵黄3個と残りの溶き卵(約40g)を加え、木べらで手早く混ぜてなめらかにまとめる。
完了の目安
卵が全体になじみ、つやのあるなめらかな生地になれば次へ。
注意点
火にかけたまま卵を入れると、卵が固まって生地がぼそぼそになる。

温かい生地を星口金でばら形に絞る
- 1 口径15mmの8切り星口金をつけた丈夫な絞り袋に、温かいうちに生地を詰める。
- 2 口金をバターを塗った天板から1cm離して垂直に構え、直径4.5cmの円を描いてから中心へ渦を重ね、高さ4cmのばら形に絞る。
- 3 同じ大きさで3cmずつ間をあけ、16個絞る。
完了の目安
絞り目の筋がくっきり立ち、形が崩れずに立っていれば次へ。
注意点
生地が冷めて固くなると絞り袋が破れやすく、筋も割れる。
溶き卵を塗り、220℃で絞り目の山に焼き色をつける
- 1 取り分けた溶き卵を刷毛で絞り目に軽く塗る。
- 2 220℃のオーブンの上段で10〜12分焼く。
- 3 焼き上がったらパレットナイフで天板から外し、すぐに肉料理に添える。
完了の目安
絞り目の山がこんがりと濃い黄金色になり、溝の奥が淡い色に残れば焼き上がり。
注意点
溶き卵が天板に流れると焦げつき、底がはがれにくくなる。
作り方を読み終えたら。
その一皿を、コースにする。
作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。
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この料理について
フランスの大型スーパー、オーシャンでは、星形に絞ったポム・デュシェスが「祝いの料理」と銘打った冷凍食品として売られています。ローストした肉の皿の脇に添える、古典の付け合わせです。
1877年のジュール・グフェの料理書では、同じ名のじゃがいもは台の上で楕円の板に整え、澄ましバターで焼く料理でした。20世紀初めにエスコフィエが『料理の手引き』に載せた方法では、生地を絞り袋で絞り、溶き卵を塗ってオーブンで色づけ、牛フィレやトゥルヌドの周りに並べています。
生地そのものはクロケットと同じで、揚げればポム・クロケット、シュー生地を混ぜればポム・ドーフィヌになり、2004年のフランスの調理職業資格(BEP)の試験では、デュシェスの生地を作ってそのままクロケットに仕立てる課題が出されました。
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