AUTHENTIC RECIPE

Galette des Rois à la Frangipaneガレット・デ・ロワ(フランジパーヌ)

Galette des Rois à la Frangipane(ガレット・デ・ロワ(フランジパーヌ))
難易度★★★☆☆ 準備1時間10分 調理45分 待ち時間1時間 分量6人分 地方パリと中央部・パリ

カスタードを合わせたアーモンドクリーム(フランジパーヌ)を、丸く切った2枚の折り込みパイ生地で包み、縁を押さえて閉じる。卵黄を塗って模様を刻み、1時間冷やしてから190℃で焼き、熱いうちにシロップを塗ってつやを出す。1月6日の公現祭のころに切り分け、フェーヴを引き当てた人がその日の王になる。

本場パリと中央部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(6人分)

6

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作り方

1約15分

クレーム・パティシエールを炊き、平らに広げて冷やす

  • 1 (カスタードクリーム)を作る。小鍋で牛乳100mlを沸く直前まで温める。
  • 2 ボウルで卵黄1個とグラニュー糖20gをすり混ぜ、コーンスターチ8gを加えて混ぜる。
  • 3 温めた牛乳を少しずつ加えて混ぜ、鍋に戻して中火にかけ、泡立て器で混ぜ続ける。
  • 4 とろみがついて沸き、ふつふつ泡が立ってからさらに1分混ぜながら煮る。
  • 5 バットに薄く広げ、表面にラップをぴったり貼る。

完了の目安

クリームにつやが出て、泡立て器の筋がはっきり残る固さになれば次へ。

注意点

混ぜる手を止めると、鍋底が焦げてだまになる。

2約30分

クレーム・パティシエールを冷蔵庫で30分冷やす

  • 1 並行(冷やす間に)バターと卵を室温に戻す。小鍋で水25mlとグラニュー糖25gを煮立ててシロップにし、冷ましておく。
  • 2 バットごと冷蔵庫に入れ、30分冷やす。

完了の目安

クリームが中まで冷えていれば次へ。

3約10分

アーモンドクリームを作り、クレーム・パティシエールを合わせる

  • 1 ボウルでやわらかくした無塩バター60gとグラニュー糖60gを、ゴムべらで空気を入れないようにすり混ぜる。
  • 2 アーモンドパウダー60gを加えて混ぜ、溶いた全卵1個を3回に分けて加え、そのつど混ぜる。
  • 3 ラム酒5mlとバニラエクストラクト2mlを加える。
  • 4 冷えたをゴムべらでほぐしてなめらかにし、120gを量って加え、全体を混ぜる。

完了の目安

クリームがなめらかで、ゴムべらですくうとゆっくり落ちる固さになれば次へ。

注意点

バターを泡立てると、焼くあいだにクリームがふくらんでから沈み、形が崩れる。

4約15分
パイシートを丸く切り、クリームを包んで縁を閉じ、模様を刻む

パイシートを丸く切り、クリームを包んで縁を閉じ、模様を刻む

  • 1 解凍したパイシート1枚を、をした台で約22cm角にのばし、2枚とも5分から、もう1枚を直径19cm(下側)、のばした1枚を直径21cm(上側)の円に切る。
  • 2 オーブンシートを敷いた天板に下側の円を置き、縁から2cmを残して、刷毛で縁に水を塗る。
  • 3 中央にクリームをこんもりとのせ、縁に向かってなだらかに広げる。
  • 4 上側の円をかぶせ、空気を抜きながら縁を指で押さえて閉じる。ナイフの背で縁に斜めの刻みを入れる。
  • 5 卵黄1個と水5mlを混ぜ、表面に塗る。縁の切り口には塗らない。ナイフの先で中心から放射状の線を浅く刻み、中心と縁の数か所に小さな穴をあける。

完了の目安

縁がすき間なく閉じ、表面に模様が浅く刻まれていれば次へ。

注意点

クリームを縁まで広げると、焼くあいだに縁からもれる。

5約1時間

冷蔵庫で1時間冷やして生地を締める

  • 1 並行(冷やし終える20分前に)オーブンを190℃にする。
  • 2 天板ごと冷蔵庫に入れ、1時間冷やす。

完了の目安

生地が冷えて固く締まっていれば次へ。

6約30分

190℃で25〜30分焼き、熱いうちにシロップを塗る

  • 1 190℃のオーブンの下段で25分焼く。表面が濃いきつね色になり、側面の層まで色づいていなければ5分ずつ焼き足す。
  • 2 オーブンから出してすぐに、刷毛でシロップを表面に薄く塗る。

完了の目安

表面が濃いきつね色でつやがあり、底を持ち上げると焼き色がついていれば次へ。

7約15分

15分以上置いてから切り分け、1切れの下にフェーヴを隠す

  • 1 網にのせて15分以上置き、を取る。
  • 2 6等分に切り分ける。洗ってアルミ箔で包んだフェーヴを、皿に移すときに1切れの下にそっと置く。

完了の目安

切り口からクリームが流れ出さず、断面に層とクリームが見えれば完成。

注意点

3歳ごろまでの子どもがいる席では、フェーヴを使わない(直径約4cm以下のものは口に入る)。

Chef Authen

作り方を読み終えたら。

その一皿を、コースにする。

作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。

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リール・アルジェ通りのパン屋の街並み・風景
Rue d’Alger, Lilleフランスの風景 · リール・アルジェ通りのパン屋 写真:Velvet · CC BY-SA 4.0(リサイズ・表示トリミング)

この料理について

1月になると、北フランスやパリのパン屋の店先には、折り込みパイ生地でアーモンドクリームを包んだガレット・デ・ロワが並び、1月いっぱい、ときには2月まで売られます。南フランスでは、同じ祝いにブリオッシュの菓子を焼くのが習わしです。

中に隠した小さな陶器の人形、フェーヴを引き当てた人がその日の王になり、紙の王冠をかぶります。陶器のフェーヴが広まったのは1870年以降とされ、その前は主にそら豆でした。

16世紀の記録には、子どもがテーブルの下に入り、切り分けた一切れを誰に渡すかを告げたと書かれています。中世には客の数より一切れ多く切り、最初に訪ねてきた貧しい人に渡しました。大統領府エリゼ宮のガレットには、今もフェーヴを入れません。

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