AUTHENTIC RECIPE

Hachis Parmentierアッシ・パルマンティエ

Hachis Parmentier(アッシ・パルマンティエ)
難易度★★☆☆☆ 準備1時間10分 調理3時間25分 分量4人分 地方パリと中央部・パリ

香味野菜と一緒に茹でた牛すね肉を細かく刻み、バターで炒めた玉ねぎに小麦粉と茹で汁のブイヨンを加えて煮たソースでまとめ、耐熱皿に敷く。上をバターと牛乳で仕上げたじゃがいものピュレで覆い、パン粉と溶かしバターをかけて高温のオーブンで焼き色をつける。肉は挽かずに刻み、ソースを冷ましてから合わせる。

本場パリと中央部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(4人分)

4

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作り方

1約15分

牛すね肉を香味野菜と水から火にかける

  • 1 鍋に水1.5L、牛すね肉800g、半分に切った玉ねぎ100g、縦半分に切ったにんじん100g、ローリエ1枚、タイム2本、黒粒こしょう6粒、塩10gを入れて強火にかける。
  • 2 沸いたら浮いたをすくい、弱火にして表面が静かに揺れる程度に保つ。

完了の目安

が出なくなり、湯面が小さく揺れる火加減になれば次へ。

2約2時間30分

牛すね肉を2時間30分、やわらかく茹でる

  • 1 弱火のまま2時間30分茹でる。湯が減って肉が出たら、熱湯を足して肉がかぶるようにする。

完了の目安

竹串が肉にすっと通り、筋が透き通ってやわらかくなれば次へ。

3約20分

茹でた牛肉を取り出し、ブイヨンを取って肉を細かく刻む

  • 1 牛肉を取り出してバットにのせ、を取る。
  • 2 茹で汁をこして200mlをとして取り分ける。
  • 3 牛肉の脂と硬い筋を除き、包丁で5mm角に切るか粗く刻む(正味450〜500g)。

完了の目安

牛肉が5mm角か粗く刻まれ、200mlが取れたら次へ。

補足

フードプロセッサーで挽くと肉がそぼろ状になり、刻んだ肉の食感がなくなる。

4約30分

玉ねぎを炒めて小麦粉とブイヨンでソースにし、冷まして肉を合わせる

  • 1 ソース用の玉ねぎ300gをみじん切りにする。
  • 2 鍋に無塩バター25gを中火で溶かし、玉ねぎを入れて薄く色づくまで8分炒める。
  • 3 薄力粉12gを振り入れて1分炒め、取り分けた200mlを少しずつ加えて混ぜ、弱火で15分煮る。
  • 4 火を止めて10分置いて冷まし、刻んだ牛肉、塩3g、黒こしょう0.5gを加えて混ぜる。

完了の目安

ソースが肉にからみ、スプーンですくっても汁が流れ落ちない固さになれば次へ。

注意点

肉を入れてから煮立てると、茹でた肉が硬く締まる。

5約30分

じゃがいもを茹でて裏ごしし、バターと牛乳でピュレにする

  • 1 並行(じゃがいもを茹でる間に)オーブンを250℃にする。
  • 2 皮をむいたじゃがいも750gを4つ割りにし、鍋に水1.5Lと塩8gと一緒に入れて中火にかけ、沸いてから20分茹でる。
  • 3 ざるに上げて鍋に戻し、弱火で1分揺すって水分を飛ばす。
  • 4 熱いうちに器で押してする。
  • 5 無塩バター75gを加えて木べらで混ぜ、沸かした牛乳150mlを少しずつ加えて、塩2gで味を調える。

完了の目安

がなめらかで、木べらですくうとゆっくり落ちる固さになれば次へ。

6約10分

耐熱皿に肉を敷き、ピュレで覆ってパン粉とバターをかける

  • 1 容量2L以上・深さ5cm以上の耐熱皿(22×28cm程度)に無塩バター10gを塗り、肉のソースを平らに敷く。
  • 2 を肉の上にのせ、パレットナイフで縁まで平らに広げて覆う。
  • 3 パン粉20gを全体に振る。
  • 4 小鍋で溶かした無塩バター20gを全体にかける。

完了の目安

肉がで縁まで隙間なく覆われ、パン粉が均一にのっていれば次へ。

7約20分

250℃のオーブンで焼き色をつけ、中心まで温める

  • 1 250℃のオーブンの中段で15〜20分焼く。
  • 2 中央に温度計を刺して肉の層が75℃以上になっていることを確かめ、届いていなければ5分ずつ焼き足す。
  • 3 75℃に届く前に焼き色が濃くなったら、アルミ箔をふんわりかぶせてから焼き足す。

完了の目安

表面のパン粉がこんがりきつね色になり、中央の肉の層が75℃以上になれば完成。

Chef Authen

作り方を読み終えたら。

その一皿を、コースにする。

作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。

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Tabelia アプリのコーチング画面。複数の料理の工程がひとつのタイムラインに並んでいる
コーチング — 全料理の工程がひとつのタイムラインに
パリ・モントルグイユ通りの街並み・風景
Rue Montorgueil, Parisフランスの風景 · パリ・モントルグイユ通り 写真:Chabe01 · CC BY-SA 4.0(リサイズ・表示トリミング)

この料理について

じゃがいもは、軍の薬剤師アントワーヌ・パルマンティエより前からフランスで知られていましたが、家畜か貧しい人の食べ物とみなされていました。1772年、ブザンソンのアカデミーが飢饉のときに食料を補う植物に賞を設けると、パルマンティエはじゃがいもを推し、翌年に受賞しています。

1786年、彼はパリ西郊のサブロンの野に畑を与えられてじゃがいもを植え、のちに今のシャン・ド・マルスにあたるグルネルの野にも植えました。昼は兵士が畑を守ったため、人々は貴重な作物だと思い込み、夜に盗みに来た人たちが新しい野菜を広めたと伝えられています。

やがて彼の名は、じゃがいもを使う料理に付けられていきます。20世紀初めのエスコフィエの料理書では、アッシ・パルマンティエは焼いたじゃがいもをくりぬいて刻んだ肉を詰める料理で、肉の上にピュレを重ねて焼く形は「おばあさん風」と呼ばれていました。

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