AUTHENTIC RECIPE

Crème Dubarryクレーム・デュ・バリー

Crème Dubarry(クレーム・デュ・バリー)
難易度★★☆☆☆ 準備20分 調理50分 分量8人分 地方パリと中央部

塩を入れない湯で下ゆでしたカリフラワーをバターで蒸らし、薄いベシャメルの中でやわらかく煮てから、ミキサーにかけて裏ごしし、牛乳で濃度を合わせて生クリームで仕上げる白いポタージュ。浮き実は取り分けておいた小さな房とチャービルの葉先。卵黄は入れず、カリフラワーのにおいを立てない下ゆでと、ざらつきを残さない裏ごしが仕上がりを決める。

本場パリと中央部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(8人分)

8

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作り方

1約15分

カリフラワーを小房に分け、塩を入れない湯で下ゆでする

  • 1 カリフラワーを小房に分け、浮き実用に直径1.5cmほどのごく小さな房60gを取り分ける。
  • 2 残りの房(約540g)を2cm大に切りそろえる。
  • 3 大鍋に水2Lを強火で沸かし、浮き実用の小房を入れて4分ゆで、穴あきのお玉で取り出して冷水にとり、水気を切る。
  • 4 同じ湯に残りの房を入れ、ぐらぐらと沸いた状態で3分ゆでて、ざるに上げる。

完了の目安

浮き実の小房は竹串がすっと通り、残りの房は表面が透き通ってまだ芯が硬ければ次へ。

補足

塩を入れない湯でぐらぐらとゆでこぼすと、カリフラワーの硫黄のようなにおいが抜ける。

2約10分

下ゆでしたカリフラワーをバターで蒸らす

  • 1 厚手の鍋に無塩バター40gを弱火で溶かし、下ゆでした房を入れて混ぜる。
  • 2 蓋をして、ときどき混ぜながら弱火で8分蒸らす。

完了の目安

房がしんなりとやわらかくなり、色づいていなければ次へ。

注意点

焼き色がつくと、スープが白く仕上がらない。

3約10分

白いルーを牛乳でのばして、薄いベシャメルを作る

  • 1 別の鍋に無塩バター50gを弱火で溶かし、薄力粉50gを加えて、色づけないように2分炒める。
  • 2 冷たい牛乳1Lを3回に分けて加え、そのつど泡立て器でだまがなくなるまで混ぜる。
  • 3 中火にして混ぜながら沸かし、弱火で3分煮る。

完了の目安

が白いまま、なめらかで、スプーンの背を薄く覆う濃度になれば次へ。

4約15分

カリフラワーをベシャメルの中で、つぶれるまで煮る

  • 1 蒸らしたカリフラワーをの鍋に移す。
  • 2 弱火で15分、鍋底を木べらでときどきこすりながら煮る。

完了の目安

カリフラワーを木べらで押すと簡単につぶれれば次へ。

注意点

鍋底をこすらずに煮ると、が焦げついて茶色い粒が混じる。

5約15分

ミキサーにかけて裏ごしし、牛乳で濃度を合わせる

  • 1 鍋の中身を3回に分けてミキサーに入れ、蓋を布巾で押さえて、なめらかになるまで回す。
  • 2 目の細かい器を鍋にのせ、ゴムべらで押して漉す。
  • 3 残りの牛乳250mlを加えて混ぜ、弱火で温める。
  • 4 塩10gと白こしょう0.3gを加えて味を見て、足りなければ塩を最大4gまで足す。

完了の目安

スープに粒がなく、お玉ですくうととろりと流れる濃度になれば次へ。

注意点

熱い中身を蓋を押さえずに回すと、吹き出してやけどをする。

6約5分

生クリームで仕上げ、小房とチャービルを浮かべる

  • 1 生クリーム350mlを加え、混ぜながら弱火で温める。
  • 2 浮き実の小房をスープに入れて1分温める。
  • 3 温めた器に注ぎ、小房を中央に寄せて、チャービルの葉先をのせる。

完了の目安

スープが湯気を立てて白くなめらかで、小房とチャービルが表面に浮いていれば完成。

Chef Authen

作り方を読み終えたら。

その一皿を、コースにする。

作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。

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サン・マロ/ブルターニュの街並み・風景
Saint-Malo, Bretagneフランスの風景 · サン・マロ/ブルターニュ 写真:Eusebius · CC BY 3.0(リサイズ・表示トリミング)

この料理について

フランスのカリフラワーの多くは、ブルターニュの北の海岸で育ちます。夏に苗を植え、10月から翌年5月にかけて収穫する冬の作物で、ブルターニュの生産者組合は、2017年の資料で国内の生産の9割を担うとしています。2024年1月には、嵐の被害でこの組合の出荷が平年の約3割にとどまりました。

カリフラワーの料理にデュ・バリーの名が付くのは、ルイ15世の最後の公式な寵姫、デュ・バリー伯爵夫人にちなみます。新しい料理に王の寵姫の名を付ける習わしがあったためとされ、夫人の料理人が考えたという話も伝わりますが、確かな記録は見つかっていません。

20世紀初めには、カリフラワーのピュレのスープも、牛フィレやトゥルヌドに添えるカリフラワーの付け合わせも、デュ・バリーの名で呼ばれていました。

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