AUTHENTIC RECIPE

Lotte à l'Armoricaineロット・ア・ラルモリケーヌアンコウのアルモリケーヌ

Lotte à l'Armoricaine(アンコウのアルモリケーヌ)
難易度★★★☆☆ 準備25分 調理42分 分量4人分 地方ブルターニュと西部

骨付きのまま輪切りにしたアンコウの尾の身を、ラングスティーヌの頭と殻と一緒にオリーブ油で炒め、エシャロットを加える。コニャックと白ワインを注ぎ、トマト・にんにく・タラゴン・オレンジの皮・トマトペースト・カイエンヌと15分煮る。魚を取り出して煮汁を漉し、生クリームを加えてソースにする。魚は少し締まりを残して煮上げ、バスマティ米を輪にして添える。

本場ブルターニュと西部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(4人分)

4

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作り方

1約25分
アンコウの皮と膜を除き、殻とトマト・香味野菜を用意する

アンコウの皮と膜を除き、殻とトマト・香味野菜を用意する

  • 1 アンコウの身に皮や灰色の薄い膜が残っていれば包丁ではがし、骨付きのまま3〜4cm大に切りそろえて、水気を拭く。
  • 2 ラングスティーヌ6尾の頭と胴の殻を外し、頭と殻をさっと洗って水気を拭く。
  • 3 トマト500gをして種を除き、粗く刻む。
  • 4 エシャロット4個をみじん切りにし、にんにく1片をつぶす。イタリアンパセリの葉とタラゴンの葉を刻み、パセリの茎は取っておく。
  • 5 オレンジの皮を幅2cm×長さ6cmにむき、白いわたを包丁でそぎ取る。

完了の目安

アンコウの切り身に皮と膜が残らず、表面が乾いていれば次へ。

注意点

膜は食べられるが味がなく、口に残る。

2約7分

殻とアンコウをオリーブ油で炒め、エシャロットを加える

  • 1 並行(炒める間に)米をゆでる湯2Lを沸かしはじめる。
  • 2 厚手の鍋(直径28cm)にオリーブ油100mlを中火で熱し、ラングスティーヌの頭と殻、アンコウを入れて、ときどき返しながら4分炒める。鍋に1段で並ばなければ、アンコウを2回に分けて炒める。
  • 3 エシャロットを加えて2分炒める。

完了の目安

アンコウの表面が白くなって縁に薄い焼き色がつき、殻が赤くなり、エシャロットが薄く色づいていれば次へ。

3約20分

コニャックと白ワインを注ぎ、トマトと香草を加えて蓋をして15分煮る

  • 1 並行(煮る間に)バスマティ米240gを洗い、沸いた湯2Lに塩20gを入れて10分ゆで、ざるに上げて蓋をして保温する。
  • 2 白ワイン375mlにトマトペースト15gを溶いておく。
  • 3 鍋を火から下ろしてコニャック30mlと白ワインを注ぎ、中火に戻す。
  • 4 にんにく、オレンジの皮、タラゴン、刻んだパセリ、パセリの茎、トマト、ローリエ1枚、タイム2枝、塩8g、白こしょう0.5g、カイエンヌペッパー0.3gを加える。
  • 5 沸いたら蓋をして弱火にし、15分煮る。
  • 6 いちばん厚い切り身の骨の際に温度計を刺し、70℃以上を確かめる。

完了の目安

切り身の中心が70℃以上になり、身が白く、指で押すとまだ少し弾力が残っていれば次へ。

注意点

火にかけたままコニャックを注ぐと、炎が上がる。

4約12分

アンコウを取り出し、煮汁を漉して生クリームを加える

  • 1 アンコウを温めた皿に取り出し、アルミ箔をかぶせて保温する。
  • 2 ローリエ、タイム、パセリの茎、オレンジの皮を除き、煮汁を殻ごと目の細かいこし器に通して、レードルの背で押して漉す。
  • 3 漉したソースを鍋に戻し、強火で約400mlまで煮詰めてから、生クリーム50mlを加えて混ぜ、塩で味を調える。

完了の目安

ソースがなめらかなオレンジ色になり、スプーンの背が薄く覆われる濃さになれば次へ。

5約3分

皿の中央にアンコウを盛り、ソースをかけて米を輪に添える

  • 1 温めた皿の縁にバスマティ米を輪にして盛り、中央にアンコウを置く。
  • 2 ソースをアンコウにかける。

完了の目安

アンコウがソースに覆われ、周りを米の輪が囲んでいれば完成。

Chef Authen

作り方を読み終えたら。

その一皿を、コースにする。

作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。

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ドゥアルヌネーの港町/ブルターニュの街並み・風景
Douarnenez, Bretagneフランスの風景 · ドゥアルヌネーの港町/ブルターニュ 写真:Capitaine Jack · CC BY-SA 4.0(リサイズ・表示トリミング)

この料理について

ブルターニュの港ル・ギルヴィネックの競り市場には、頭を落としたアンコウの尾が水揚げされます。2024年にフランスの競り市場で取引されたアンコウは9,261トン、5,470万ユーロで、金額はホタテに次ぐ2位でした。取引量の上位7港は、すべてブルターニュの港です。

このソースの名を、アメリケーヌ(アメリカ風)とするか、アルモリケーヌ(ブルターニュの古名アルモリカ風)とするかは、フランスで長く議論になってきました。アメリケーヌは、アメリカで働いて戻った料理人ピエール・フレース(通称ペテルス)が1860年ごろにオマールで作った料理の名とされ、ブルターニュらしいところは何もないとも伝えられています。

フランスでアンコウは、巨大な頭を落として尾だけで売られ、脂が少なく小骨のない身を、肉のように焼いたり煮たりして食べます。

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