AUTHENTIC RECIPE

Carbonade Flamandeカルボナード・フラマンド(牛肉のビール煮)

Carbonade Flamande(カルボナード・フラマンド(牛肉のビール煮))
難易度★★☆☆☆ 準備15分 調理3時間15分 分量4人分 地方アルザスと北東部

牛の肩肉に強く焼き色をつけ、同じ鍋で玉ねぎを炒めてヴェルジョワーズでカラメル化させ、酢で鍋底をこそげる。ブラウンビールを注ぎ、マスタードを塗ったパン・デピスを上にのせて、蓋をして弱火で2時間30分煮る。パン・デピスが溶けてソースにとろみと甘い香辛料の香りがつき、ヴェルジョワーズの甘みと酢の酸味が加わる。北フランスでは、フライドポテトかじゃがいものピュレを添えて出す。

本場アルザスと北東部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

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AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(4人分)

4

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作り方

1約15分

牛肩肉を5cm角に切って下味をつけ、玉ねぎを薄切りにする

  • 1 牛肩肉1.2kgを5cm角に切り、塩12gと黒こしょう2gを全体にまぶす。
  • 2 玉ねぎ3個を縦半分に切り、繊維に沿って薄切りにする。
  • 3 パン・デピス100gを厚さ1.5cmに切り、片面にディジョンマスタード15gを塗る。

完了の目安

肉の表面に塩とこしょうが行き渡っていれば次へ。

2約15分

厚手の鍋で肉を2回に分けて強く焼き付ける

  • 1 厚手の鋳物鍋(直径24cm、容量4L程度)にラード30gを強火で熱し、肉の半量を間隔をあけて並べる。
  • 2 動かさずに2分焼き、全面を返しながら合計6分焼いてバットに取り出す。
  • 3 残りの肉も同じように焼いて取り出す。

完了の目安

肉の全面に濃い茶色の焼き色がつき、鍋底に茶色いこびりつきが残っていれば次へ。

注意点

肉を一度に入れると鍋の温度が下がり、焼き色がつかずに汁が出る。

3約20分

玉ねぎを炒め、ヴェルジョワーズで色づけて酢で鍋底をこそげる

  • 1 同じ鍋に残りのラード10gを足し、玉ねぎを入れて中火で15分炒める。
  • 2 ヴェルジョワーズ12gをふり、混ぜながら2分炒めてカラメル化させる。
  • 3 ワインビネガー15mlを加え、木べらで鍋底のこびりつきをこそげながら30秒煮て酢を飛ばす。

完了の目安

玉ねぎがしんなりして薄い茶色に色づき、酢のつんとした匂いが消えていれば次へ。

注意点

砂糖を加えてから火が強いと、玉ねぎが焦げて苦くなる。

4約5分
肉を戻してビールを注ぎ、パン・デピスをのせて沸かす

肉を戻してビールを注ぎ、パン・デピスをのせて沸かす

  • 1 肉とバットにたまった汁を鍋に戻し、ブラウンビール660mlを注ぐ。
  • 2 ローリエ2枚とタイム2枝を沈め、マスタードを塗ったパン・デピスを、塗った面を下にして表面に並べる。
  • 3 中火にかけて沸かし、蓋をする。

完了の目安

ビールが肉の高さの3分の2以上まで届き、全体がふつふつと沸いていれば次へ。

5約2時間35分

蓋をして弱火で2時間30分煮る

  • 1 ごく弱火にし、蓋をしたまま2時間30分煮る。
  • 2 30分ごとに鍋底から大きく混ぜ、溶けたパン・デピスをソースになじませる。
  • 3 ローリエとタイムの枝を取り除き、味を見て必要なら塩0.5〜1gで調える。

完了の目安

肉に竹串がすっと通り、パン・デピスが溶けてソースがスプーンの背を覆う濃さになれば完成。

注意点

パン・デピスが溶けるとソースが鍋底にたまりやすく、混ぜずにおくと焦げつく。

2時間30分煮てもアルコールは残るため、お酒に弱い人や子どもに出すときは注意する。

Chef Authen

作り方を読み終えたら。

その一皿を、コースにする。

作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。

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リール・アルジェ通りのパン屋の街並み・風景
Rue d’Alger, Lilleフランスの風景 · リール・アルジェ通りのパン屋 写真:Velvet · CC BY-SA 4.0(リサイズ・表示トリミング)

この料理について

北フランスとベルギーでは、18世紀まで酒場を指した「エスタミネ」という言葉が今も使われ、梁の見える店でカルボナードにフライドポテトを添えて出します。牛肉を玉ねぎとビールで煮るこの料理は、国境をまたぐフランドル地方の名物で、ベルギーを起源とする資料もあります。

フランドルの料理は蓋をした鍋で長く蒸し煮にするものが多く、伝統の飲み物はビールです。煮込みに使うビールは、ソースになめらかさとほどよい苦みを与えるとされます。

オー=ド=フランスには今も約200の醸造所があり、ビエール・ド・ガルドと呼ばれる上面発酵のビールでは、ジャンラン、シュティ、トロワ・モンといった銘柄が知られています。

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