AUTHENTIC RECIPE

Blanquette de Veau仔牛のブランケット

合計
2時間26分
難易度
★★★☆☆
分量
4人分
  • 準備 20分
  • 調理 2時間6分
Blanquette de Veau(仔牛のブランケット)
難易度★★★☆☆ 準備20分 調理2時間6分 分量4人分 地方フランス全土

肉に焼き色をつけず白いまま煮る「白い煮込み」の代表で、フランスの家庭料理。下茹でした仔牛肉を香味野菜と静かに煮込み、仕上げに卵黄と生クリームのリエゾンでとろみをつける。仔牛肉は日本では手に入りにくく、豚肩ロースや鶏もも肉で作っても白く煮てリエゾンで仕上げる料理にはなるが、繊細でミルキーな本来の風味は仔牛ならでは。

フランス全土で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピです。分量と時間だけでなく、次の工程へ進む目安となる状態も書いています。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

このスコアは、標準レシピの食材と手順で作った場合の値です。代わりに使える食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とあわせてスコアが変わります。

材料(4人分)

100本格度
4

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作り方

1

仔牛肉と煮込み用野菜を整える

  • 1 仔牛肩肉800gを3〜4cm角に切り分け、水気をキッチンペーパーで拭く
  • 2 にんじん2本の皮をむき、乱切りにする
  • 3 玉ねぎ1個の皮をむき、クローブ3本を刺す
  • 4 リーキ1本は白い部分のみを4cm長に切り、根元の土を洗い流す
2

ハーブの束と添える野菜を整える

  • 1 タイム2枝・ローリエ1枚・パセリの茎3本をひとまとめにし、タコ糸で縛って(ハーブの束)を作る
  • 2 小玉ねぎ200gの皮をむく
  • 3 マッシュルーム250gの石づきを落とし、大きければ半分に切る
3約10分

仔牛肉を下茹でして洗う

  • 1 仔牛肉を鍋に入れ、かぶるくらいの水を注いで強火にかける。
  • 2 沸騰したら2〜3分茹で、灰色の濁った泡が表面を覆ったらざるに上げる。
  • 3 肉と鍋を流水でよく洗い、白く濁ったを完全に洗い流す。
4約10分

仔牛肉と香味野菜を煮立てる

  • 1 洗った鍋に仔牛肉を戻し、かぶるくらいの水または鶏だし1.2Lを注ぐ。
  • 2 にんじん・玉ねぎ(クローブ刺し)・リーキ・・塩小さじ1を加えて中火にかけ、煮立ったら浮いてくるを取る。
5約1時間15分

仔牛肉を柔らかく煮込む

  • 1 弱火にし、ふたを少しずらしてのせ、湯面がふつふつと揺れる程度を保ちながら1時間15分煮る。
  • 2 途中でを取り除く。

完了の目安

仔牛肉に竹串を刺すとすっと通り、簡単にほぐれる手前の柔らかさになったら次へ。

6約12分
小玉ねぎとマッシュルームを白く煮る

小玉ねぎとマッシュルームを白く煮る

  • 1 並行(仔牛肉を煮込む間に)小玉ねぎとマッシュルームを白く煮る。
  • 2 フライパンにバター20gを弱火で溶かし、小玉ねぎと水50ml・レモン汁5mlを加えてふたをし、焦げ色をつけないよう弱火で8〜10分煮る。
  • 3 マッシュルームを加えて2分煮て、水分が軽く飛んだら火を止める。
7約8分

仔牛肉とブイヨンを取り分ける

  • 1 仔牛肉を取り出し、にんじん・玉ねぎ・リーキ・を取り除く。
  • 2 煮汁をこし器でこし、として取り置く。
8約2分
色をつけずに白いルーを作る

色をつけずに白いルーを作る

  • 1 同じ鍋にバター30gを弱火で溶かし、薄力粉40gを加えて木べらで絶えず混ぜながら1〜2分炒める。

完了の目安

色をつけないまま、粉っぽさが消えてふつふつと泡立ったら次へ。

9約8分
ブイヨンを加えてヴルーテにする

ブイヨンを加えてヴルーテにする

  • 1 取り置いたを少しずつ加えてはよく混ぜてなめらかなソースにし、中火で8分ほど煮詰める。
  • 2 木べらの背に薄い膜が残る濃度になったら火を止める。
10約5分

具材をソースで温め直す

  • 1 鍋に仔牛肉・白く煮た小玉ねぎとマッシュルームを戻し、弱火で温める。
  • 2 煮立たせない。

完了の目安

表面がふつふつと動かず、全体に湯気が立って温まったら次へ。

11

卵黄クリームの温度を合わせる

  • 1 ボウルに卵黄2個と生クリーム150mlを入れてよく混ぜる
  • 2 鍋から煮汁をお玉1杯分すくって卵液に少しずつ加えて混ぜ、温度を合わせる
12
卵黄クリームでソースにとろみをつける

卵黄クリームでソースにとろみをつける

  • 1 火を止めた鍋に卵液を戻し入れ、木べらで絶えず混ぜながら弱火にかけてとろみをつける。沸騰させると卵が分離してボソボソになるため、決して煮立てない
  • 2 レモン汁10ml・白こしょう2つまみ・塩で味を調え、みじん切りにしたパセリを散らす

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パリ・ドーフィーヌ広場の街並み・風景
Paris, Place Dauphineフランスの風景 · パリ・ドーフィーヌ広場 写真:Myrabella · CC BY-SA 3.0(リサイズ・表示トリミング)

この料理について

ブランケット・ド・ヴォーは、19世紀にはすでに家庭料理の教本に載り、フランスの中流家庭に広く定着していました。

優しい酸味とクリームのこくがあり、子どもからお年寄りまで食べやすいこの料理は、とくに寒い季節の家庭の食卓で親しまれてきました。フランスでは「グラン・メール(おばあちゃん)の味」の代表としてよく語られ、家族が集まる日にも作られます。

今もビストロの定番として出され、家庭でも週末に手をかけて作る主菜です。焼き色と赤ワインで力強く仕上げる牛肉の煮込みに対して、ブランケットは白さと優しさで、フランスの煮込み料理のもう一方の代表になっています。

代わりに使える食材

仔牛肩肉(ブロック)Épaule de veau

  • 豚肩ロース(かたまり)本格度: -20 pts

    仔牛特有の淡白でミルキーな風味が失われ、豚らしいコクの強い仕上がりになる。焼き色を付けずに白く煮る技法とリエゾンの体験は同様に成立する。

    工程6:本煮込みの時間を55分に短縮する

  • 鶏もも肉(骨なし・皮なし)本格度: -20 pts

    仔牛のような繊維質のほぐれ方にはならないが、淡白さの方向性は近い。火の通りが早いため煮込み時間を大幅に短縮する。

    工程6:本煮込みの時間を30分に短縮する

小玉ねぎPetits oignons blancs

  • 普通の玉ねぎ(4等分のくし切り)本格度: -5 pts

    見た目の丸い一体感は失われるが、白く煮る技法と甘みを添える役割は変わらない。

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