AUTHENTIC RECIPE
Paella de mariscoパエリア・デ・マリスコ魚介のパエリア
エビ・イカ・ムール貝を合わせ、魚介のだしとサフランで米を炊くパエリア。浅い鍋に米を薄く広げ、かき混ぜずに炊いて粒の食感を残します。
本場バレンシアと東部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(2人分)
- ボンバ米200g洗わずに使う
- 殻付きエビ4尾殻を残し、背わたを除く
- イカ150g内臓・軟骨・皮を除いた正味。胴は1cm幅、足は4cm長さ
- ムール貝300g殻付き。殻をこすり洗いし、足糸を除く
- トマト150gすりおろして皮を除く
- にんにく1片皮をむいてみじん切り
- サフラン少量g糸状のもの
- オリーブオイル30ml
- 塩3gだしの塩分によって減らす
- 水1000mlだし用950ml、ムール貝の蒸し用50ml
- 白身魚のアラ300gだし用。鯛などの頭と中骨。えらと血合いを除く
- 玉ねぎ50gだし用。皮をむいて薄切り
- ポロねぎ50gだし用。よく洗って1cm幅
- パセリの茎5gだし用。洗って5cm長さ
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買い物リストをつくる作り方
魚介と香味野菜の下処理
- 1 殻付きエビ4尾は殻を残し、背側の節の間から竹串で背わたを除いて水気を拭く。
- 2 イカは内臓・軟骨・皮・くちばしを除いて洗い、正味150gを用意して胴は1cm幅、足は4cm長さに切る。
- 3 ムール貝300gは殻を流水でこすり洗いし、足糸を引き抜く。
- 4 トマト150gは半分に切って切り口からすりおろし、残った皮を除く。
- 5 にんにく1片は皮をむき、みじん切りにする。
- 6 白身魚のアラ300gはえらとを取り除き、流水で洗う。
- 7 玉ねぎ50gは皮をむいて薄切りにする。
- 8 ポロねぎ50gは根を落として縦に開き、葉の間の土を洗い流して1cm幅に切る。
- 9 パセリの茎5gは洗って5cm長さに切る。
完了の目安
魚介の水気が取れ、トマトが均一なすりおろし状になれば次へ進む。
注意点
殻の割れた貝と、軽く叩いても口が閉じない貝は使わない。
白身魚のアラからだしを取る
- 1 鍋に白身魚のアラ300g、玉ねぎ50g、ポロねぎ50g、パセリの茎5gと冷たい水950mlを入れ、中火にかける。
- 2 鍋が沸騰する直前に弱火に落とし、表面のをすくい、蓋をせず静かに20分煮る。
完了の目安
煮始めから20分で、だしに魚の香りが出ていれば次へ進む。
注意点
激しく沸騰させると、だしが濁る。
アラを20分以上煮続けると雑味が出やすい。
魚のだしをこして保温する
- 1 鍋のだしを細かいざるで別の鍋へこし、アラと野菜を除く。
- 2 こしただしを弱火で温め、炊飯に使うまで保温する。
完了の目安
アラの破片がなく、澄んだだしが600ml以上取れたら次へ進む。
補足
魚のアラと野菜はだし用で、完成したパエリアには盛り付けない。
ムール貝を蒸して蒸し汁を取る
- 1 小鍋にムール貝300gと水50mlを入れ、蓋をして中火で3〜5分蒸す。
- 2 口が開いた貝を順に皿へ取り出し、蒸し汁を細かいざるでこして取っておく。
完了の目安
使う貝の口が開き、蒸し汁が取れたら次へ進む。
注意点
加熱しても開かない貝は使わない。
だしにサフランの香りを移す
- 1 ムール貝の蒸し汁を計量カップに入れ、魚のだしを足して合計600mlにする。
- 2 計量しただし600mlを小鍋で中火にかけ、沸騰したら弱火にしてサフラン0.1gを加える。
- 3 残りの魚のだしは、別の鍋で弱火にかけて保温する。
完了の目安
だしが黄色に色づき、サフランの香りが出たら次へ進む。
エビの殻の香りを油に移す
- 1 直径30cmの浅いフライパンまたはパエリア鍋にオリーブオイル30mlを入れ、中火で温める。
- 2 エビ4尾を入れて片面約1分ずつ焼き、皿に取り出す。
完了の目安
エビの殻が赤く色づき、油に甲殻類の香りが出たら次へ進む。
注意点
エビの身はこの段階では中心まで火を通さない。
イカを炒めてトマトを煮詰める
- 1 エビを焼いたフライパンにイカ150gを入れ、中火で約2分炒める。
- 2 フライパンににんにく1片分を加えて約30秒炒め、すりおろしたトマト150gを加えて中弱火で5〜7分炒める。
完了の目安
トマトの水分が減り、油が縁に見え始めたら次へ進む。
米を広げてだしを加える
- 1 フライパンに洗っていないボンバ米200gを加え、中火で約1分炒める。
- 2 フライパンに温かいサフラン入りのだし600mlと塩1gを加え、米を薄く均一に広げる。
- 3 だしを味見し、塩味が足りなければ塩を1gずつ加え、合計3g以内で調整する。
完了の目安
全体が沸騰し、米が均一な層になれば次へ進む。
注意点
ムール貝の蒸し汁には塩分があるため、塩を一度に3g加えない。
米を動かさずに炊いて魚介を仕上げる
- 1 フライパンを蓋なしで中強火にかけ、8分炊く。
- 2 火を中弱火に落とし、さらに5分炊く。
- 3 フライパンの米の上にエビ4尾と蒸したムール貝を戻し、さらに5〜7分炊く。
- 4 米の中心に硬い芯があるのに水分がなくなった場合は、保温した魚のだしを20mlずつ加え、弱火で1〜2分ずつ炊き足す。
完了の目安
炊き始めから18〜20分で、米の中心に硬い芯がなく、表面にだしがたまらず、エビの中心が不透明になれば次へ進む。
注意点
だしを加えた後は米をかき混ぜない。
炎は鍋底の幅に合わせる。鍋底からはみ出す強火は避ける。
米を休ませて鍋ごと食卓へ出す
- 1 フライパンの火を止め、清潔な布をふんわりかぶせて5分。
- 2 布を外し、鍋敷きにのせて鍋ごと食卓へ出す。
完了の目安
表面の水分が落ち着き、米粒がまとわりつかずにほぐれる状態になれば完成。
作り方を読み終えたら。
その一皿を、コースにする。
作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。
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この料理について
カステリョンのグラオ港では午後3時ごろに漁船が戻り、魚市場で水揚げと競りが始まります。港から5kmと離れない中央市場では、20軒の魚屋がこの競りの魚を毎日仕入れ、店を継いだ若い店主の中には4代目もいます。
海辺の平野の湿地は米の産地で、カステリョン市やアルメナラ、チルチェス、ラ・ジョサの水田は原産地呼称アロス・デ・バレンシアの範囲に入る土地です。この地方の米作りは1238年のハイメ1世による征服より前から記録に残り、1753年にはフェルナンド6世の規則が米作りの区域を定めました。
海沿いの料理は米と野菜、魚と魚介で組み立てられ、祝いの集まりにはパエリアが欠かせません。鶏肉とウサギ肉のバレンシア風のほかに魚介のパエリア、アロス・ア・バンダ、イカ墨のアロス・ネグレが並び、同じ米の鍋が祝う日ごとに中身を変えます。
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