AUTHENTIC RECIPE

Huîtres Gratinées au Champagneユイットル・グラティネ・オ・シャンパーニュ牡蠣のシャンパーニュ風グラタン

Huîtres Gratinées au Champagne(牡蠣のシャンパーニュ風グラタン)
難易度★★★☆☆ 準備35分 調理25分 分量4人分 地方ブルターニュと西部

殻から外した牡蠣を、殻から出た汁とシャンパーニュで中心まで火が通るようにポシェし、バターで蒸らしたリーキのフォンデュを敷いた殻に戻して、シャンパーニュのサバイヨンで覆い、高温のオーブンで表面にだけ焼き色をつける温かい前菜。殻は粗塩の台に据えて水平を保つ。卵黄を固めずに泡立てるサバイヨンと、焦がす寸前で止める焼き色が仕上がりを決める。

本場ブルターニュと西部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(4人分)

4

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作り方

1約15分
牡蠣を洗って殻を開け、身と汁を取り分ける

牡蠣を洗って殻を開け、身と汁を取り分ける

  • 1 殻付き牡蠣12個をたわしで流水の下でこすり洗いする。
  • 2 厚手の布巾で牡蠣を平らな側を上にして押さえ、オイスターナイフをちょうつがいに差し込んでひねり、殻を開ける。
  • 3 上の殻の内側に沿ってナイフを入れて貝柱を切り、身を深い殻から外して、汁ごとボウルに受ける。
  • 4 ボウルの汁を目の細かい茶こしでこして小鍋に入れ、身は別の器に取る。
  • 5 深い側の殻12個をたわしで洗い、沸騰した湯で2分ゆでて水気を拭く。

完了の目安

12個の身と、こした汁、洗った深い殻12個がそろえば次へ。

注意点

牡蠣を素手で押さえていると、ナイフが滑ったときに手を切る。

2約15分

リーキをバターで蒸らし、シャンパーニュで煮詰めてフォンデュにする

  • 1 リーキ2本の白い部分と淡い緑の部分を縦半分に切って水で洗い、5mm幅に刻む。
  • 2 鍋に無塩バター20gを弱火で溶かし、リーキと塩1gを入れて蓋をし、色づけないように混ぜながら8分蒸らす。
  • 3 シャンパーニュ100mlを加え、中火で半量になるまで煮詰める。
  • 4 火から下ろし、無塩バター10gを加えて溶かし混ぜる。

完了の目安

リーキがとろりとやわらかくなり、鍋底に煮汁が少し残るだけになれば次へ。

3約12分

牡蠣を汁とシャンパーニュでポシェし、中心まで火を通す

  • 1 並行(牡蠣を温める間に)オーブンを250℃にする。
  • 2 牡蠣の汁の小鍋にシャンパーニュ50mlを加え、水を足して全体を300mlにし、中火で温める。
  • 3 温度計で90℃(鍋の縁に小さな泡が立つ程度)になったら弱火にし、牡蠣の身を6個入れる。
  • 4 液が再び90℃に戻ってから2分加熱する。
  • 5 いちばん大きい牡蠣の厚い部分に温度計を刺し、85℃以上になってからさらに90秒加熱する。
  • 6 穴あきのお玉で取り出してキッチンペーパーにのせ、残りの6個も同じように加熱する。

完了の目安

どちらの回も、いちばん大きい牡蠣の中心が85℃以上で90秒保たれ、身がふっくらと締まれば次へ。

注意点

中心が85℃に届かないまま取り出すと、ノロウイルスなどの食中毒を防げない。

4約6分
湯せんで卵黄とシャンパーニュを泡立て、サバイヨンにする

湯せんで卵黄とシャンパーニュを泡立て、サバイヨンにする

  • 1 ボウルに卵黄2個とシャンパーニュ100mlを入れる。
  • 2 鍋に80℃の湯を張ってボウルの底を当て、泡立て器で8の字を描くように絶えず泡立てる。
  • 3 とろみがついたら湯から外し、塩0.5gと白こしょう0.2gを加えて混ぜ、(卵黄をで泡立てたソース)にする。

完了の目安

体積が2〜3倍にふくらみ、泡立て器ですくうとリボン状に落ちて跡がしばらく残れば次へ。

注意点

湯が沸騰していたり、泡立てる手を止めたりすると、卵黄が固まってぼそぼそになる。

5約5分

粗塩の台に殻を据え、リーキと牡蠣を入れてサバイヨンをかける

  • 1 天板に粗塩900gを厚さ1cmに広げ、深い殻12個を水平に据える。
  • 2 殻ごとにリーキのフォンデュを大さじ1ずつ敷く。
  • 3 フォンデュの上に牡蠣を1個ずつのせる。
  • 4 を大さじ1ずつかけ、牡蠣全体を覆う。

完了の目安

どの殻もが縁までこぼれずに牡蠣を覆っていれば焼成へ。

6約4分

250℃のオーブンでサバイヨンに焼き色をつける

  • 1 オーブンのグリル(上火)で2分焼く。グリルがない場合は250℃のオーブンの上段で3分焼き、焼き色が出なければ1分ずつ焼き足す。
  • 2 皿4枚に盛り付け用の粗塩を50gずつ敷いて殻を3個ずつ据え、すぐに食卓へ出す。

完了の目安

の表面に薄い焼き色がまだらにつけば焼き上がり。

注意点

は焦げやすく、グリルでは数十秒の違いで黒くなる。

Chef Authen

作り方を読み終えたら。

その一皿を、コースにする。

作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。

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オンフルール/ノルマンディーの街並み・風景
Honfleur, Normandieフランスの風景 · オンフルール/ノルマンディー 写真:Ввласенко · CC BY-SA 3.0(リサイズ・表示トリミング)

この料理について

フランスでは、牡蠣の多くが12月に売れます。生産の3分の2は12月の最後の15日間に売れるといわれ、大西洋岸のマレンヌ=オレロンでは、1991年に1年の販売の49%が12月に集中しました。

産地はマレンヌ=オレロンのほか、ノルマンディー、ブルターニュ、ヴァンデ、アルカション、地中海沿岸に広がり、2018年ごろの数字で、フランスは年に約13万トンを生産し、ヨーロッパの牡蠣の9割を担っていました。

いまフランスで育つ牡蠣の多くは、日本とつながっています。それまで養殖していたポルトガルガキが病気で壊滅すると、1971年から1975年にかけて、フランスは日本から稚貝を、カナダから親貝を取り寄せて養殖を立て直しました。宮城県は1970年代に1万トンの稚貝をフランスへ送り、2011年の震災の後には、フランスの学会の有志が宮城の研究機関に顕微鏡を贈っています。

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