AUTHENTIC RECIPE

Cinghiale in Agrodolceチンギアーレ・イン・アグロドルチェ(猪肉の甘酢煮込み)

Cinghiale in Agrodolce(チンギアーレ・イン・アグロドルチェ(猪肉の甘酢煮込み))
難易度★★★★☆ 準備55分 調理5時間5分 待ち時間24時間 分量2人分 地方中部イタリア・グロッセート

猪肉を赤ワインと香味野菜・ジュニパーベリーで一昼夜マリネし、臭みを抜いてから長時間ブレゼにするマレンマ地方の狩猟料理。仕上げに砂糖を焦がしたカラメルへ赤ワインビネガーを打ち込むアグロドルチェ(甘酢)と、松の実・レーズン・カカオ分の高いチョコレート・オレンジピールを合わせ、野趣の強い肉を甘・酸・苦のバランスで包み込む。マリネ液を煮詰めて濾す下ごしらえ、カラメルの焦がし加減、最後にソースをチョコレートで艶やかに繋ぐ工程が味を決める。

本場中部イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(2人分)

2
  • 猪肩肉600g4〜5cm角に切る。筋膜は残しすぎず、厚い銀皮は取り除く
  • 赤ワイン(フルボディ)500mlマリネ液兼煮込みのベース。サンジョヴェーゼ系の渋みのあるもの
  • 赤ワインビネガー100mlマリネ用40ml、アグロドルチェ用60mlに分けて使う
  • 玉ねぎ150gマリネ用に半量を薄切り、煮込み用に半量を5mm角に切る
  • にんじん100gマリネ用に半量を輪切り、煮込み用に半量を5mm角に切る
  • セロリ80g筋を引き、マリネ用に半量をぶつ切り、煮込み用に半量を5mm角に切る
  • にんにく2片皮をむいて軽く潰し、芽を除く
  • ジュニパーベリー8粒包丁の腹で軽く潰して香りを出すAmazonで探す楽天市場で探す
  • ローリエ3枚マリネと煮込みの両方で使う
  • ローズマリー1本10cm程度の枝
  • セージ4枚生の葉
  • クローブ2個マリネ液に加える
  • 黒胡椒(粒)10粒マリネ液用。軽く潰す
  • エクストラヴァージンオリーブオイル60ml肉の焼き付け40ml、ソフリット20ml
  • パンチェッタ60g5mm幅の拍子木切りAmazonで探す楽天市場で探す
  • トマトペースト20gソフリットと共に炒めて酸味を飛ばす
  • 肉のブロード400mlあらかじめ取った無塩の肉のブロード。濃縮品は表示どおり薄めた量。
  • グラニュー糖30gアグロドルチェのカラメル用
  • レーズン40gヴィン・サントに30分浸けて戻す
  • 松の実30gフライパンで乾煎りする
  • ダークチョコレート(カカオ70%)20g細かく刻む。仕上げに溶かし込む
  • オレンジピール(砂糖漬け)20g3mm角に刻むAmazonで探す楽天市場で探す
  • ヴィン・サント50mlレーズンの戻し用。戻し汁ごとソースに使うAmazonで探す楽天市場で探す
  • 薄力粉20g焼き付け前に肉にまぶす(インファリナトゥーラ)
  • 塩6g下味4g、仕上げ2g。無塩ブロードを用いる。
  • 黒胡椒(挽きたて)2g仕上げの味調整用

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作り方

1約25分

猪肩肉を切り分け、赤ワインのマリナータに沈める

  • 1 猪肩肉600gの厚い銀皮と余分な筋膜を包丁で削ぎ落とし、4〜5cm角に切り分ける。
  • 2 玉ねぎ75gを2mm厚の薄切り、にんじん50gを5mm厚の輪切り、セロリ40gを筋を引いてから3cmのぶつ切りにする。
  • 3 にんにく1片の皮をむいて包丁の腹で潰し、中心の芽を取り除く。
  • 4 ジュニパーベリー8粒と黒胡椒(粒)10粒を包丁の腹で軽く潰して香りを出す。
  • 5 ガラスまたはホーローの容器に猪肉と切った野菜、潰したにんにく、ジュニパーベリー、黒胡椒粒、ローリエ2枚、クローブ2個を入れる。
  • 6 赤ワイン500mlと赤ワインビネガー40mlを注ぎ、肉を手で押し沈めてから表面にラップを密着させる。

完了の目安

肉がすべてワイン液に沈み、空気に触れている面がない状態。

注意点

酸に弱いアルミ容器はマリネに使わない。

2約24時間

冷蔵庫で24時間マリネして肉の芯まで色と香りを入れる

  • 1 容器ごと冷蔵庫(4℃前後)に入れ、24時間置く。
  • 2 6時間ごとに1回、清潔なトングで肉の上下を返し、再びラップを密着させる。

完了の目安

肉の表面だけでなく切り口の断面まで赤紫に染まり、液から強いジュニパーとクローブの香りが立っている状態。

注意点

生肉のマリネは常温で行わない。

3約30分

マリネ液を半量まで煮詰めて澄んだ煮込みベースにする

  • 1 ザルで漉して、猪肉・香味野菜と液体に分ける。漬け込みに使った野菜と香辛料は役目を終えているので取り除く。
  • 2 猪肉をペーパータオルで丁寧に押さえて水分を除き、バットに並べてラップをかけ、焼く直前まで冷蔵庫に置く。
  • 3 漉したマリネ液を小鍋に移し、中火にかけて沸かす。
  • 4 浮いてくる灰色のアクとタンパク質の濁りを、玉じゃくしで5〜6回すくって捨てる。
  • 5 弱めの中火に落とし、15〜20分かけて半量の約250mlまで煮詰める。
  • 6 目の細かいザルにペーパータオルを敷いて煮詰めた液を濾し、そのまま取り置く。

完了の目安

液量が約250mlになり、泡が細かく艶を帯びて濁りが消えた状態。

4約30分

甘酢ソースの副材料と香味野菜を揃える

  • 1 レーズン40gを小さなボウルに入れ、ヴィン・サント50mlを注いで30分浸す。
  • 2 フライパンに松の実30gを広げ、油を引かず弱火で3〜4分、絶えず揺すりながら乾煎りし、薄いきつね色になったら皿に移して冷ます。
  • 3 オレンジピール(砂糖漬け)20gを3mm角に刻む。
  • 4 ダークチョコレート(カカオ70%)20gを包丁で細かく刻み、ボウルに入れておく。
  • 5 煮込み用に玉ねぎ75g・にんじん50g・セロリ40gをそれぞれ5mm角に切りそろえ、にんにく1片を潰して芽を除く。

完了の目安

レーズンがふっくら膨らみ、指で押すと弾力が戻っている状態。

松の実が中心まで薄く色づき、香ばしい脂の香りが立っている状態。

5約20分

猪肉にインファリナトゥーラして全面に濃い焼き色をつける

  • 1 猪肉を冷蔵庫から出し、表面に塩4gを均一に振る。
  • 2 バットに薄力粉20gを広げ、肉を転がして薄くまぶし、手で叩いて余分な粉を完全に落とす(インファリナトゥーラ=薄く粉を打つ下ごしらえ)。
  • 3 厚手の鍋にオリーブオイル40mlを入れて強めの中火で熱し、油面が揺れて薄く煙が立ち始めたら、肉を重ならないよう半量だけ並べる。
  • 4 各面2〜3分ずつ、触らずに焼いて濃い茶色の焼き色をつけ、全面で計8分焼いて皿に取り出す。残りの半量も同じように焼いて取り出す。

完了の目安

肉の全面が濃い焦げ茶色になり、鍋底に褐色の焦げ(フォン)が張り付いている状態。

6約20分

パンチェッタとソフリットを炒めてトマトペーストの酸を飛ばす

  • 1 パンチェッタ60gを5mm幅の拍子木切りにする。肉を取り出した鍋にオリーブオイル20mlを足し、パンチェッタを弱めの中火で5分炒める。
  • 2 5mm角に切った玉ねぎ・にんじん・セロリと潰したにんにく1片を加え、中火で12〜15分炒める。木べらで鍋底の焦げを絶えずこそげ、野菜の水分で溶かし込む。
  • 3 トマトペースト20gを加え、中火のまま2〜3分、木べらで鍋肌に押し広げながら炒める。

完了の目安

野菜の角が崩れて全体が薄い飴色になり、トマトペーストが鮮やかな赤から暗い赤褐色に変わって甘い香りが立った状態。

7約10分

煮詰めたマリネ液とブロードを合わせてブレゼを立ち上げる

  • 1 焼いた猪肉と、皿に溜まった肉汁をすべて鍋に戻す。
  • 2 煮詰めたマリネ液250mlを注ぎ、強火で2分沸かしてアルコールの刺激臭を飛ばす。
  • 3 温めた肉のブロード(肉と香味野菜でとっただし汁)200mlを加え、ローリエ1枚、ローズマリー1本、セージ4枚を肉の間に差し込む。
  • 4 再び沸いたら弱火に落とし、蓋を少しずらして被せる。

完了の目安

液面が肉の8割ほどを覆い、数秒に一度ぽこりと泡が上がる程度の静かな沸きになっている状態。

8約2時間30分

弱火で2時間30分煮込み、猪肉をほぐれる柔らかさにする

  • 1 並行(煮込みの残り30分の間に)小鍋でアグロドルチェのカラメルを作る(ステップ9)。
  • 2 弱火のまま2時間30分煮込む。
  • 3 30分ごとに蓋を開け、木べらで底から静かに肉を返し、焦げ付きがないか確認する。
  • 4 煮汁が肉の高さの半分を切ったら、残りの温めたブロードを50〜100mlずつ、合計200ml足して液面を保つ。
  • 5 最後に肉の中心が75℃以上で1分以上加熱されていることを温度計で確認する。

完了の目安

竹串が肉の中心まで抵抗なく通り、木べらの縁で軽く押しただけで繊維が割れる状態。

煮汁がとろりとして、鍋肌に艶のある膜が残っている状態。

9約12分

砂糖を焦がしてアグロドルチェのカラメルビネガーを作る

  • 1 並行(猪肉の煮込みの残り30分の間に)この工程を進める。
  • 2 小鍋にグラニュー糖30gを平らに広げ、中火にかける。
  • 3 縁から溶け始めたら、木べらで混ぜずに鍋を回して溶けた部分を全体に行き渡らせ、3〜4分かけて濃い琥珀色まで焦がす。
  • 4 いったん火を止め、赤ワインビネガー60mlを2〜3回に分けて、鍋を顔から遠ざけながら静かに注ぎ入れる。
  • 5 弱火に戻し、固まったカラメルを木べらで溶かしながら1〜2分煮て、とろみのあるシロップにする。

完了の目安

砂糖の塊が完全に溶けて均一なシロップになり、鼻を刺す酸の角が取れて甘酸っぱい香りに変わった状態。

注意点

熱いカラメルに酢を加えると激しくはねるため、顔や手を鍋の上に出さない。

10約25分

甘酢・レーズン・松の実・オレンジピールを合わせて煮詰める

  • 1 煮込み鍋からローリエ1枚、ローズマリーの枝、セージの葉を菜箸で取り除く。
  • 2 表面に浮いた余分な脂をスプーンで除く。
  • 3 アグロドルチェのシロップを全量回し入れ、鍋を揺すって煮汁と馴染ませる。
  • 4 レーズン40gを浸けていたヴィン・サントごと加え、乾煎りした松の実30gと3mm角に刻んだオレンジピール20gを加える。
  • 5 蓋を外し、弱めの中火で20〜25分、5分ごとに木べらで底を返しながら煮詰める。

完了の目安

ソースが木べらでなぞった跡が一瞬残る濃度になり、表面に黒みを帯びた艶が出た状態。

11約10分

チョコレートを溶かし込んでソースに艶とコクを与える

  • 1 火を止め、刻んだダークチョコレート20gをソース全体に散らす。
  • 2 鍋を揺すりながら木べらで静かに混ぜ、余熱でチョコレートを完全に溶かし込む。
  • 3 残りの塩2gと挽きたての黒胡椒2gを加えて混ぜる。
  • 4 ごく弱火にかけ、沸かさないよう1分だけ温め直す。

完了の目安

チョコレートの粒が見えなくなり、ソースが黒褐色に艶めいて、甘・酸・苦が一本に繋がった味になっている状態。

注意点

チョコレートを加えてから沸騰させると、ソースが分離しやすい。

12約15分

休ませて味を落ち着かせ、温めた皿に盛る

  • 1 蓋をして火から下ろし、10分休ませる。
  • 2 深皿2枚を熱湯または60℃のオーブンで温めておく。
  • 3 温めた皿に猪肉を等分に盛り、鍋に残ったソースを松の実とレーズンごとスプーンで肉の上に覆うようにかける。

完了の目安

ソースが肉に絡んで皿の上で流れ落ちず、艶のある膜になっていれば完成。

Chef Authen

作り方を読み終えたら。

その一皿を、コースにする。

作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。

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INGREDIENT OPTIONS

手に入る食材で、本格の輪郭を保つ

チンギアーレ・イン・アグロドルチェ(猪肉の甘酢煮込み)は、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。

猪肩肉の代わりに

豚肩ロース肉

代わりに使える食材 · 本格度 -20点

獣臭が消えて穏やかな味になり、甘酢の輪郭が強く前に出る。

豚肩ロース600gに置き換え、冷蔵マリネを12時間にする。

煮込みは90分後から柔らかさを確認し、串が抵抗なく通るまで続ける。

猪肩肉の代わりに

鹿肩肉

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

脂が少なく野趣は保たれるが、口当たりがやや締まった仕上がりになる。

鹿肩肉600gに置き換え、パンチェッタは合計80gにする。

加熱時間で決めず、中心75℃以上で1分以上加熱され、串が抵抗なく通るまで煮る。

赤ワイン(フルボディ)の代わりに

軽めの赤ワイン

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

タンニンが弱く、猪の野趣を受け止めきれずソースの厚みが薄くなる。

赤ワインビネガーの代わりに

白ワインビネガー

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

酸が鋭く直線的になり、ソースの色もわずかに浅くなる。

玉ねぎの代わりに

赤玉ねぎ

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

甘みが増し、ソースがやや丸い味になる。

ジュニパーベリーの代わりに

ジン

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

針葉樹様の香りは似るが、実の樹脂感が弱まり香りが軽くなる。

マリネ液にジン15mlを加える。

煮込み開始時にアルコール臭を飛ばすため、追加で2分沸かす。

ローズマリーの代わりに

乾燥ローズマリー

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

樹脂香が穏やかになり、青い香りが失われる。

乾燥ローズマリー小さじ1/2をガーゼに包んで煮込みに入れる。

パンチェッタの代わりに

ベーコン(ブロック)

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

燻香が加わり、猪とハーブの香りがやや後退する。

燻香を和らげるため、切ったベーコンを熱湯で1分下茹でしてから炒める。

トマトペーストの代わりに

ホールトマト缶(裏漉し)

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

旨みの凝縮感が減り、ソースがやや軽く水っぽい印象になる。

裏漉ししたトマト80gを加え、水分を飛ばすため煮込み前に5分煮詰める。

ブロードを350mlに減らす。

肉のブロードの代わりに

無塩の鶏のブロード

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

肉の深い香りが穏やかになり、甘酢の輪郭が前に出ます。

レーズンの代わりに

プルーン(種なし・刻む)

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

甘みが深く濃厚になり、ソースの色がより暗くなる。

松の実の代わりに

スライスアーモンド

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

樹脂のような甘い脂の香りが消え、乾いた香ばしさが前に出る。

ダークチョコレート(カカオ70%)の代わりに

無糖カカオパウダー

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

苦味は出るがカカオバターの艶とコクが不足し、ソースの口当たりが軽くなる。

カカオパウダー10gをソース少量で溶きのばしてから鍋に戻し入れる。

オレンジピール(砂糖漬け)の代わりに

オレンジの表皮(国産・ノーワックス)

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

苦味と香りが鮮烈になり、砂糖漬け由来のねっとりした甘みは失われる。

すりおろした表皮小さじ1を火を止める直前に加える。

ヴィン・サントの代わりに

ぬるま湯

代わりに使える食材 · 本格度 -20点

酒由来の熟成香とコクが消え、甘酢の輪郭だけが残る単調な味になる。

レーズンをぬるま湯50mlで20分戻し、戻し汁は使わず切ってから加える。

ヴィン・サントの代わりに

マルサラ(甘口)

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

ナッツ香がより濃厚になり、甘みが強く残る。

ヴァル・ドルチャ/トスカーナの街並み・風景
Val d'Orcia, Toscanaイタリアの風景 · ヴァル・ドルチャ/トスカーナ 写真:JP Vets · CC BY-SA 4.0(リサイズ・表示トリミング)

この料理について

トスカーナの猪料理には、甘酸っぱいソースを合わせるドルチェフォルテの流れがあります。肉料理に果実や甘い要素を重ねる、現代の塩味中心の煮込みとは違う伝統です。

秋の食卓では、小さな前菜の後にじっくり味わう主菜になります。家族や客と長く席を囲む日に、その豊かな組み合わせを楽しみたい一皿です。

QUESTIONS

よくある質問

チンギアーレ・イン・アグロドルチェ(猪肉の甘酢煮込み)に豚肩ロース肉を使ってもいいですか?

作れますが、猪肩肉を豚肩ロース肉に替えると本格度が20点下がります。獣臭が消えて穏やかな味になり、甘酢の輪郭が強く前に出る。豚肩ロース600gに置き換え、冷蔵マリネを12時間にする。

チンギアーレ・イン・アグロドルチェ(猪肉の甘酢煮込み)にぬるま湯を使ってもいいですか?

作れますが、ヴィン・サントをぬるま湯に替えると本格度が20点下がります。酒由来の熟成香とコクが消え、甘酢の輪郭だけが残る単調な味になる。レーズンをぬるま湯50mlで20分戻し、戻し汁は使わず切ってから加える。

チンギアーレ・イン・アグロドルチェ(猪肉の甘酢煮込み)に鹿肩肉を使ってもいいですか?

使えます。ただし猪肩肉を鹿肩肉に替えると本格度が10点下がります。脂が少なく野趣は保たれるが、口当たりがやや締まった仕上がりになる。鹿肩肉600gに置き換え、パンチェッタは合計80gにする。

チンギアーレ・イン・アグロドルチェ(猪肉の甘酢煮込み)を失敗せずに作るコツはありますか?

つまずきやすいのは次の点です。酸に弱いアルミ容器はマリネに使わない。生肉のマリネは常温で行わない。熱いカラメルに酢を加えると激しくはねるため、顔や手を鍋の上に出さない。

チンギアーレ・イン・アグロドルチェ(猪肉の甘酢煮込み)を作るのにどれくらい時間がかかりますか?

2人分で合計30時間です(準備55分・調理5時間5分・待ち時間24時間)。待ち時間は手を離せるため、他の料理と並行して進められます。

チンギアーレ・イン・アグロドルチェ(猪肉の甘酢煮込み)は家庭で作るのが難しいですか?

難易度は5段階中4で、技術の見極めが要る一皿です。全12工程のうち仕上がりを左右するのは「猪肩肉を切り分け、赤ワインのマリナータに沈める」「冷蔵庫で24時間マリネして肉の芯まで色と香りを入れる」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。

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