Crostata di Ricotta
リコッタチーズのクロスタータ
ローマのドルチェを代表するリコッタ入りクロスタータ。パスタ・フロッラの格子模様が美しいタルト生地にチョコチップとレモンを加えたリコッタクリームを詰めて焼き上げる。
この料理について
ローマの復活祭(パスカル)の食卓に欠かせないこのタルトは、羊乳リコッタとレモン、ダークチョコレートチップの組み合わせが特徴的です。ダークチョコレートの苦みは、リコッタの乳製品的な柔らかさと砂糖の甘みと組み合わさることで複雑なバランスを生み、単なる「甘い詰め物」とは異なる味わいになります。
ローマの菓子文化はユダヤ人コミュニティから強い影響を受けています。かつてリオーネ・デッランジェロ地区にあったゲットー(ユダヤ人街)の食の伝統が今もローマ料理に息づいており、リコッタのタルトも過越祭(ペサハ)の菓子と共通の起源を持つという説があります。
格子模様のパスタ・フロッラは機能的な理由から生まれました。完全に蓋をすると蒸気の逃げ場がなくなりフィリングが水っぽくなるため、格子の隙間が適切な蒸発を促しながら形を保つという、機能と美が一致した解決策です。
材料(8人分)
- 薄力粉300g
- バター(無塩)150g冷たい状態でカットしておく
- 粉砂糖(生地用)100g
- 卵黄(生地用)2個
- レモンの皮(生地用)1個分国産・ノーワックスのレモンを使用。白いワタを避けて表皮だけをすりおろす
- 塩1g
- 牛乳リコッタ(水切り済み)500g前日からざるで水切りして冷蔵庫へ(重要:水分が多いと焼き上がりが湿る)
- 砂糖(フィリング用)150g
- 卵(フィリング用)3個
- レモンの皮(フィリング用)1個分国産・ノーワックスのレモンを使用。白いワタを避けて表皮だけをすりおろす
- チョコチップ(ダーク)80g
- ラムまたはサンブーカ15mlお好みで。風味付け
作り方
パスタ・フロッラを作り休ませる
- 1 生地用のレモンの表皮だけをすりおろす。
- 2 冷たいバター150gを指で薄力粉300gに擦り込みパン粉状にする。
- 3 粉砂糖100g・塩・すりおろしたレモンの皮・卵黄2個を加えて素早くまとめる。
- 4 ラップして冷蔵庫で30分休ませる。
完了の目安
べたつかないまとまりのある生地になれば次へ(冷蔵庫で30分後)。
注意点
こねすぎない。グルテンが出るとサクサク感が失われる。
フィリングを作る
- 1 フィリング用のレモンの表皮だけをすりおろす。
- 2 水切りしたリコッタ500gをゴムベラで滑らかにする。
- 3 砂糖150g・卵3個・すりおろしたレモンの皮・ラム15mlを加えてよく混ぜる。
- 4 チョコチップ80gを加える。
完了の目安
均一な滑らかなフィリングになれば次へ。
型に生地を敷く
- 1 オーブンを180℃に予熱する。
- 2 生地の2/3を3mm厚に伸ばして直径26cmのタルト型に敷き込む。
- 3 底をフォークで刺す。
完了の目安
生地が型全体に均一に敷ければ次へ。
フィリングを詰め格子をのせる
- 1 リコッタフィリングを型に流し込み平らにならす。
- 2 残りの生地を幅1.5cmに切り、格子状に並べる。
- 3 端を型の縁に押しつけて固定する。
完了の目安
格子模様が完成すれば次へ。
リコッタタルトを焼く
- 1 180℃で40〜45分焼く。
- 2 型のまま最低1時間冷ます。
- 3 型を外す。
完了の目安
生地がきつね色に、フィリングが固まれば焼き上がり。
注意点
熱いうちに型を外すとフィリングが崩れる。完全に冷めるまで待つ。
粉砂糖を振る
- 1 粉砂糖を振る。
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