AUTHENTIC RECIPE
Cervo in Salmìチェルヴォ・イン・サルミ(鹿肉の赤ワイン煮込み)
鹿の肩肉を香味野菜・ジュニパーベリー・スパイスとともに赤ワインで丸一日マリネし、その漬け汁ごと三時間かけて煮込むアルプス狩猟料理の代表格。マリナードを一度煮立てて澄ませ、肉は別に焼き色を付けてから戻すことで、野性味を残しつつ渋みの立たない濃密なソースに仕上げる。仕上げに鹿レバーのペーストとバターで繋ぐ古式のリエゾンが、サルミという名の由来である濃いソースを生む。
本場北イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(2人分)
- 鹿肩肉600g筋膜と銀皮を除き、4〜5cm角に切る
- 鹿レバー60g血抜きして筋を除き、粗く刻む。ソースのリエゾン用
- フルボディ赤ワイン750mlマリナードと煮込みの液体。渋みの強い若いワインが適する
- 肉のブロード300ml準備済みの無塩ブロード。濃縮品は表示どおり薄めて300mlにする。
- 黄玉ねぎ1個150g程度。半量はマリナード用にくし切り、半量はソフリット用に粗みじん
- にんじん1本120g程度。半量は輪切りでマリナード、半量は粗みじん
- セロリ1本80g程度。筋を引き、半量はぶつ切り、半量は粗みじん
- にんにく2片皮をむいて軽く潰す
- 燻製パンチェッタ60g5mm角の拍子木切りAmazonで探す楽天市場で探す
- ジュニパーベリー12粒包丁の腹で軽く潰すAmazonで探す楽天市場で探す
- ローリエ2枚
- ローズマリー1本10cm程度の枝
- セージ4枚
- クローブ3粒玉ねぎのくし切りに刺してマリナードへ
- シナモンスティック1本3cmに折る
- 黒胡椒(粒)10粒マリナード用に軽く潰す
- 黒胡椒(挽きたて)小さじ0.5味の調整用
- 粗塩小さじ2肉の下味・煮汁・ポレンタの調整用
- 薄力粉30g肉にまぶして焼き色を付け、ソースに濃度を与える
- バター40g20gはソフリット用、20gは冷やしてソースの仕上げ乳化用
- エクストラヴァージンオリーブオイル大さじ3肉の焼き付け用
- グラッパ30ml焼き付け後のデグラッセ用。着火せず煮立ててアルコールを飛ばすAmazonで探す楽天市場で探す
- トマトペースト大さじ1ソフリットと一緒に焦がさず炒める
- カカオ70%ダークチョコレート8g仕上げにソースへ溶かし、渋みを丸める
- 粗挽きとうもろこし粉(ブラマータ)150g付け合わせのポレンタ用
- ポレンタ用の水750ml粉に対して5倍量
- イタリアンパセリ2本葉を粗みじんにし、仕上げに散らす
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買い物リストをつくる作り方
鹿肩肉と香味野菜を赤ワインのマリナードに仕込む
- 1 鹿肩肉600gの表面の筋膜と銀皮を包丁で削ぎ取り、4〜5cm角に切り分ける。
- 2 黄玉ねぎ1個(150g)を半分に分け、半量(75g)を1.5cm幅のくし切りにしてクローブ3粒を刺し込む。残り半量は粗みじんに切り、ラップをして冷蔵庫に入れる。
- 3 にんじん1本(120g)を半分に分け、半量を1cm厚の輪切り、残り半量を粗みじんに切る。セロリ1本(80g)はピーラーで筋を引き、半量を3cmのぶつ切り、残り半量を粗みじんに切る。粗みじんの分は玉ねぎと合わせて冷蔵庫に入れる。
- 4 にんにく2片は皮をむき、包丁の腹で軽く潰す。ジュニパーベリー12粒と黒胡椒(粒)10粒も同様に包丁の腹で軽く潰して香りを開かせる。潰したジュニパーベリーと黒胡椒粒を煮出し用の袋に入れ、口を縛る。
- 5 ステンレスかガラスの深いボウルに鹿肉、くし切り玉ねぎ(クローブ付き)、輪切りにんじん、ぶつ切りセロリ、にんにく、香辛料の袋、ローリエ2枚、ローズマリー1本、セージ4枚、3cmに折ったシナモンスティック1本を入れる。
- 6 フルボディ赤ワイン750mlを、肉がすべて液面下に沈むように注ぎ入れる。
- 7 ラップを液面に密着させてから、さらにボウル全体を覆う。
完了の目安
肉と香味野菜が完全にワインに浸かり、浮き上がっている塊がない状態になっていること。
注意点
アルミや内側のホーローが欠けた容器はマリネに使わない。
24時間マリネして肉に香りを移す
- 1 ボウルを冷蔵庫の最も冷える段に入れ、24時間置く。
- 2 6〜8時間おきに清潔なトングで肉の上下を入れ替え、全体が均一にワインに触れるようにする。
完了の目安
肉の表面が赤紫に染まり、切り口の断面まで色が入っていれば漬け上がり。
注意点
生肉のマリネは常温で行わない。
マリナードを煮立ててアクを除き、澄んだ煮汁にする
- 1 並行(マリナードを煮立てている間に)鹿レバー60gを流水で洗い、白い筋と血合いを包丁で除いて粗く刻み、小さなボウルに入れてラップをし冷蔵庫に戻す。
- 2 ボウルの中身をザルで漉し、マリナード液と固形物を分ける。
- 3 肉をペーパータオルで挟み、表面の水気を完全に拭き取る。バットに並べ、粗塩小さじ1/2を全面に振って焼く直前まで冷蔵庫に置く。
- 4 固形物のうち、クローブを刺した玉ねぎ、にんにく、香辛料の袋、ローリエ、ローズマリー、セージ、シナモンスティックを小皿に取り置く。輪切りにんじんとぶつ切りセロリは役目を終えているので捨てる。
- 5 マリナード液を厚手の鍋に移し、中火で沸騰させる。
- 6 沸いたら弱めの中火に落とし、表面に浮く灰褐色のアクをお玉で丁寧に掬いながら10分煮る。
- 7 シノワ(円錐形の目の細かい漉し器)または目の細かいこし器で漉し、澄んだマリナードをボウルに取り置く。
完了の目安
新たなアクが浮かなくなり、液面が濁りのない深い赤紫色に澄んでいれば煮立て終わり。
鹿肉に粉をまとわせて焼き色を付け、グラッパでデグラッセする
- 1 バットの鹿肉に薄力粉30gを振りかけ、手で転がして全面に薄くまとわせ、余分な粉をはたき落とす。
- 2 厚手の煮込み鍋にエクストラヴァージンオリーブオイル大さじ3を入れ、強めの中火で油面が揺らぐまで熱する。
- 3 肉を2回に分けて重ならないように並べ、各面を2分ずつ動かさずに焼き、全面に濃い茶色の焼き色が付くまで1回あたり約8分焼いて、焼けた分からバットに取り出す。
- 4 いったん火を止め、鍋にグラッパ30mlを注ぎ、木べらで鍋底の焦げ付きをこそげ落としてデグラッセ(鍋底の旨みを液体で煮溶かすこと)する。
- 5 再び中火にかけ、1分煮立ててアルコールの刺激臭を飛ばす。
完了の目安
鍋底に張り付いていた焦げがすべて剥がれ、液体がとろりとした濃い茶色になっていれば次へ進む。
注意点
グラッパには着火しない。
パンチェッタとソフリットを炒めて煮込みの土台を作る
- 1 同じ鍋にバター20gと5mm角の拍子木切りにした燻製パンチェッタ60gを入れ、中火で5分炒める。
- 2 冷蔵庫から出した粗みじんの玉ねぎ・にんじん・セロリを加えてソフリット(香味野菜のみじん切りをじっくり炒めた土台)とし、中火で10〜12分、木べらで時々混ぜながら炒める。
- 3 トマトペースト大さじ1を加え、弱めの中火で2分、絶えず混ぜながら炒める。
完了の目安
パンチェッタの脂が透き通って縁が色づき、香味野菜全体がしんなりして甘い香りが立ち、トマトペーストが煉瓦色に変われば土台が完成。
3時間かけて鹿肉をほろりと煮込む
- 1 並行(煮込みの残り時間が25分になったら)次の工程のポレンタを炊き始め、45分の加熱中にソースを仕上げる。
- 2 焼いた鹿肉と、バットに溜まった肉汁を鍋に戻し入れる。
- 3 澄ませたマリナードを全量注ぎ、取り置いたクローブ入り玉ねぎ・にんにく・香辛料の袋・ローリエ・ローズマリー・セージ・シナモンスティックを加える。
- 4 中火で沸騰させ、浮いたアクをお玉で掬い取る。
- 5 蓋を1cmほどずらして載せ、ごく弱火に落として、表面がときどきぽこりと沸く状態を保ちながら3時間煮込む。
- 6 肉のブロード(だし汁)300mlを小鍋で温めておき、40分おきに100mlずつ3回に分けて鍋に足し、そのつど底から静かに混ぜる。
完了の目安
肉にフォークを刺してひねると繊維が抵抗なくほぐれ、煮汁が肉の高さの半分程度まで減ってとろみを帯びていれば煮上がり。
ブラマータを45分炊いて粗挽きポレンタを仕上げる
- 1 並行(ポレンタを炊く間に)イタリアンパセリ2本の葉を粗みじんに刻み、次の工程でソースを仕上げる。
- 2 厚手の深鍋に水750mlと粗塩小さじ1を入れ、強火で沸騰させる。
- 3 泡立て器で湯を渦を描くように回しながら、粗挽きとうもろこし粉(ブラマータ)150gを片手で細く雨のように振り入れる。
- 4 全量入れたら火を弱火に落とし、木べらに持ち替えて鍋底と側面をこそげるように混ぜる。以後5分おきに1分ずつ混ぜながら45分炊く。
- 5 炊き上がったら蓋をして弱火で保温し、5分ごとに底から混ぜる。
完了の目安
木べらでなぞった跡が一瞬残り、生地が鍋肌から離れるようになり、粉臭さが消えてとうもろこしの甘い香りが立てば炊き上がり。
注意点
ポレンタは鍋底が焦げやすい。
補足
ポレンタが固くなった場合は、熱湯を大さじ2ずつ加えてのばす。
煮汁を漉して煮詰め、レバーのリエゾンとバターで濃密なサルミのソースにする
- 1 並行(煮汁を煮詰めている間に)盛り付け用の皿2枚を60℃のオーブンか熱湯で温めておく。
- 2 煮込み鍋から鹿肉だけをトングで取り出し、ボウルに移してアルミホイルで覆う。
- 3 煮汁から香辛料の袋、ローリエ、ローズマリーの枝、セージ、シナモンスティック、クローブを刺した玉ねぎを取り除いて捨てる。
- 4 表面に浮いた余分な脂をスプーンですくい取る。
- 5 残った煮汁を野菜ごと目の細かいこし器に移し、お玉の背で押しつぶしながら鍋へ裏漉しする。こし器に残った繊維は捨てる。
- 6 漉した煮汁を中火にかけ、約400mlになるまで10〜12分煮詰める。
- 7 刻んだ鹿レバー60gと煮汁お玉1杯をミキサー(またはすり鉢)に入れ、なめらかなペースト状にする(リエゾン=ソースに濃度とコクを与える繋ぎ)。
- 8 弱火にしてレバーのペーストを混ぜ入れ、清潔な温度計でソースの中心75℃以上を確認し、その温度以上で1分以上加熱する。
- 9 ダークチョコレート8gを細かく刻んで加え、混ぜて完全に溶かす。
- 10 粗塩小さじ1/2と黒胡椒(挽きたて)小さじ1/2を加えて味を調える。
- 11 火を止め、冷たいバター20gを1cm角に切って加え、鍋を揺すりながら溶かし込んで乳化させる(モンテ・アル・ブッロ)。
- 12 鹿肉と肉汁を鍋に戻し、ごく弱火で温める。最も大きい肉の中心が75℃以上で1分以上になっていることを確認する。
完了の目安
ソースがスプーンの背を覆い、指でなぞった線が消えずに残る濃度になり、表面に艶が出ていれば仕上がり。
肉が全体に熱く温まっていれば盛り付けへ進む。
注意点
レバー入りのソースを強く沸騰させると、ざらつきやすい。
ポレンタを敷いて鹿肉とソースを盛り付ける
- 1 温めた皿2枚にポレンタを全量等分し、スプーンの背で円形に広げる。
- 2 鹿肉を等分してポレンタの中央に重ねるように盛る。
- 3 ソースをお玉で肉の上から回しかけ、ポレンタの縁まで流れるように仕上げる。
- 4 刻んだイタリアンパセリを2皿に分けて散らす。
完了の目安
肉が艶のあるソースに覆われ、湯気が立っている状態で提供できれば完成。
作り方を読み終えたら。
その一皿を、コースにする。
作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。
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INGREDIENT OPTIONS
手に入る食材で、本格の輪郭を保つ
チェルヴォ・イン・サルミ(鹿肉の赤ワイン煮込み)は、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。
鹿肩肉の代わりに
牛すね肉
代わりに使える食材 · 本格度 -35点
野性味が消え、ゼラチン質の穏やかな赤ワイン煮込みになる。
マリネ時間を12時間に短縮する。
ジュニパーベリーを8粒に減らす。
鹿肩肉の代わりに
猪肩肉
代わりに使える食材 · 本格度 -10点
脂の甘みが強く出て、鹿特有の鉄分の香りは弱まる。
脂が多いため煮込み中に浮く脂をこまめに掬い取る。
煮込み時間を30分延長する。
鹿肩肉の代わりに
ラム肩肉
代わりに使える食材 · 本格度 -20点
獣香は残るが乳脂的な甘い香りに変わり、ソースがやや重くなる。
焼き色付けの後、余分な脂を紙で拭き取る。
フルボディ赤ワインの代わりに
ミディアムボディの赤ワイン
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
ソースの骨格が細くなり、果実味寄りの軽い仕上がりになる。
マリナードを煮詰める工程を5分長くして濃度を補う。
肉のブロードの代わりに
無塩の牛肉のだし
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
ジビエの風味が穏やかになります。
にんにくの代わりに
エシャロット
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
刺激が和らぎ、上品な甘い香りに変わる。
燻製パンチェッタの代わりに
ベーコン(塊)
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
燻香が強く出て塩味も増すため、全体がやや甘く煙たくなる。
塩の量を小さじ1/4減らす。
燻製パンチェッタの代わりに
ラルド(背脂の塩漬け)
代わりに使える食材 · 本格度への影響なし
燻香がなくなり、純粋な脂の甘みだけがソースに移る。
ジュニパーベリーの代わりに
ジン
代わりに使える食材 · 本格度 -10点
針葉樹の香りは似るが、粒由来の樹脂的な苦みが出ず輪郭がぼやける。
ジン20mlをマリナードに加え、煮込み開始時にアルコールを煮立てて飛ばす。
ローズマリーの代わりに
ドライローズマリー
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
香りが乾いた印象になり、青い清涼感が弱まる。
小さじ1/2を茶漉し袋に入れて煮込み、仕上げ前に取り出す。
シナモンスティックの代わりに
シナモンパウダー
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
香りが強く前に出て、ソースがわずかに濁る。
小さじ1/8を煮込み開始時に加える。
エクストラヴァージンオリーブオイルの代わりに
ラード(strutto)
代わりに使える食材 · 本格度への影響なし
山岳部の古式に近く、コクが増して香りが丸くなる。
グラッパの代わりに
ブランデー
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
樽由来の甘い香りが加わり、ソースがやや丸くなる。
グラッパの代わりに
省略(赤ワインを30ml追加)
代わりに使える食材 · 本格度 -10点
蒸留酒の抜けの良い香りが失われ、輪郭がやや鈍る。
デグラッセは赤ワインで行い、アルコール臭が消えるまで1分煮立てる。
トマトペーストの代わりに
省略
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
色が淡くなり、酸味と旨みの下支えが減る。
カカオ70%ダークチョコレートの代わりに
省略
代わりに使える食材 · 本格度 -10点
ワインの渋みと酸が残り、より野性的で鋭い味になる。
カカオ70%ダークチョコレートの代わりに
無糖カカオパウダー
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
苦みが直線的に出て、ソースのつやと丸みがやや減る。
小さじ1をブロード大さじ1で溶いてから加える。
粗挽きとうもろこし粉(ブラマータ)の代わりに
インスタントポレンタ
代わりに使える食材 · 本格度 -10点
とうもろこしの粒立ちと香りが弱く、なめらかだが平板な口当たりになる。
インスタントポレンタ150gへ置き換え、必要な水量・加熱時間は製品の表示に合わせる。
ソース仕上げの開始と同時に炊き、肉の盛り付け直前に完成させる。
この料理について
北イタリアの山の料理には、鹿などのジビエを赤ワインで煮るサルミがあります。ポレンタを添えると、山の実りと穀物が同じ皿で出会います。
秋から冬の休日に、家族で囲む温かな主菜にしたい料理です。地域や作り手によって肉や香辛料の構成が異なるため、このレシピではレバーを使うソースの版を採用しています。
QUESTIONS
よくある質問
チェルヴォ・イン・サルミ(鹿肉の赤ワイン煮込み)に牛すね肉を使ってもいいですか?
作れますが、鹿肩肉を牛すね肉に替えると本格度が35点下がります。野性味が消え、ゼラチン質の穏やかな赤ワイン煮込みになる。マリネ時間を12時間に短縮する。
チェルヴォ・イン・サルミ(鹿肉の赤ワイン煮込み)にラム肩肉を使ってもいいですか?
作れますが、鹿肩肉をラム肩肉に替えると本格度が20点下がります。獣香は残るが乳脂的な甘い香りに変わり、ソースがやや重くなる。焼き色付けの後、余分な脂を紙で拭き取る。
チェルヴォ・イン・サルミ(鹿肉の赤ワイン煮込み)に猪肩肉を使ってもいいですか?
使えます。ただし鹿肩肉を猪肩肉に替えると本格度が10点下がります。脂の甘みが強く出て、鹿特有の鉄分の香りは弱まる。脂が多いため煮込み中に浮く脂をこまめに掬い取る。
チェルヴォ・イン・サルミ(鹿肉の赤ワイン煮込み)を失敗せずに作るコツはありますか?
つまずきやすいのは次の点です。アルミや内側のホーローが欠けた容器はマリネに使わない。生肉のマリネは常温で行わない。グラッパには着火しない。
チェルヴォ・イン・サルミ(鹿肉の赤ワイン煮込み)を作るのにどれくらい時間がかかりますか?
2人分で合計29時間10分です(準備40分・調理4時間30分・待ち時間24時間)。待ち時間は手を離せるため、他の料理と並行して進められます。
チェルヴォ・イン・サルミ(鹿肉の赤ワイン煮込み)は家庭で作るのが難しいですか?
難易度は5段階中4で、技術の見極めが要る一皿です。全9工程のうち仕上がりを左右するのは「鹿肩肉と香味野菜を赤ワインのマリナードに仕込む」「24時間マリネして肉に香りを移す」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。
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