AUTHENTIC RECIPE
Baeckeoffeベッコフ
羊・豚・牛の肩肉をアルザスの白ワインと玉ねぎ・クローブ・にんにく・香草で一晩マリネし、翌日、薄切りのじゃがいもと玉ねぎと交互に鍋へ重ねる。マリネ液を注いで蓋のすき間を小麦粉の生地でふさぎ、160℃のオーブンで4時間焼く。食卓で生地の目張りを割って蓋を開けると、肉とじゃがいもがワインの汁をたっぷり吸っている。手間は前日の仕込みと重ね方に集まり、あとはオーブンにまかせる料理。
本場アルザスと北東部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(6人分)
- ラム肩肉(骨なし・ブロック)500g4〜5cm角に切るAmazonで探す楽天市場で探す
- 豚肩肉(ブロック)500g肩ロースでもよい。4〜5cm角に切る
- 牛肩肉(ブロック)500g4〜5cm角に切る
- 白ワイン(アルザス・辛口)500mlリースリングやシルヴァネールなどAmazonで探す楽天市場で探す
- 玉ねぎ300gマリネ用。大1個(200g)は薄切り、小1個(100g)はクローブを刺す
- クローブ(ホール)3個マリネ用の小玉ねぎに刺すAmazonで探す楽天市場で探す
- にんにく2片包丁の腹でつぶす
- タイム(生)3本ブーケガルニにする
- ローリエ2枚ブーケガルニにするAmazonで探す楽天市場で探す
- パセリの茎4本ブーケガルニにする
- 塩18gマリネに10g、じゃがいもと玉ねぎに8gAmazonで探す楽天市場で探す
- 黒こしょう(粉)2gマリネに1g、じゃがいもと玉ねぎに1gAmazonで探す楽天市場で探す
- じゃがいも(メークインなど煮崩れしにくいもの)1000g皮をむいて厚さ約4mmの輪切り
- 玉ねぎ250g重ねる用。薄切り
- ラード15g鍋の内側に塗るAmazonで探す楽天市場で探す
- 小麦粉(中力粉)300g目張りの生地用。食べないAmazonで探す楽天市場で探す
- 水180ml目張りの生地用Amazonで探す楽天市場で探す
- 水500ml足し水用(最大)。液面が最上層に届かない分だけ使うAmazonで探す楽天市場で探す
Amazon・楽天市場へのリンクはアフィリエイトリンクです。
買い物リストをつくる作り方
3種の肉を角切りにし、白ワインと香味野菜でマリネする
- 1 ラム肩肉・豚肩肉・牛肩肉各500gを4〜5cm角に切り、大きなボウルに入れる。
- 2 用の玉ねぎのうち大1個(200g)を薄切りにし、小1個(100g)にクローブ3個を刺す。
- 3 タイム3本、ローリエ2枚、パセリの茎4本をたこ糸で束ねて(ハーブの束)にする。
- 4 ジッパー付きの保存袋(大)2枚に、肉・薄切りの玉ねぎ・クローブを刺した玉ねぎ・つぶしたにんにく2片・を分けて入れ、塩10gと黒こしょう1gを振り、白ワイン500mlを等分に注いで、空気を抜いて口を閉じる。
完了の目安
袋の中で肉全体がワインに触れていれば次へ。
冷蔵庫で一晩マリネする
- 1 袋をバットにのせて冷蔵庫に入れ、途中で1回袋を返しながら12時間置く。
完了の目安
肉の表面がワインを吸ってしっとりしていれば次へ。
じゃがいもと玉ねぎを薄切りにし、鍋にラードを塗る
- 1 オーブンを160℃にする。
- 2 じゃがいも1kgの皮をむき、厚さ約4mmの輪切りにして、塩8gと黒こしょう1gをまぶす。
- 3 重ねる用の玉ねぎ250gを薄切りにする。
- 4 容量4L以上の蓋付きの鋳物鍋の内側に、ラード15gを塗る。
完了の目安
じゃがいもに塩が行き渡り、鍋の内側全体にラードが塗れていれば次へ。

じゃがいも・肉・玉ねぎを重ね、マリネ液を注ぐ
- 1 袋の中身をざるに上げ、液は別のボウルに取る。
- 2 とクローブを刺した玉ねぎを取り除く。
- 3 鍋にじゃがいもの1/3を敷き詰め、した肉と香味野菜の半量、重ねる用の玉ねぎの半量を順に広げる。
- 4 じゃがいもの1/3を重ね、残りの肉と香味野菜、残りの玉ねぎを広げる。
- 5 残りのじゃがいもで表面を覆う。
- 6 液を注ぎ、最上層のじゃがいもの高さに届かなければ、足し水用の水を50mlずつ足して液面を合わせる(最大500ml)。
完了の目安
液面が最上層のじゃがいもの高さにそろい、鍋の縁から2cmほど下に収まっていれば次へ。

小麦粉の生地で蓋のすき間を目張りする
- 1 ボウルに小麦粉300gと水180mlを入れて手でこね、耳たぶほどのかたさの生地にする。
- 2 生地を太さ2cmの紐状にのばし、鍋の縁に一周のせる。
- 3 蓋をのせて上から押し、生地を縁と蓋の間に密着させる。
完了の目安
蓋と鍋の間が生地で一周すき間なくふさがっていれば次へ。
補足
目張りをすると蒸気が逃げず、4時間焼いても汁が煮詰まりすぎない。
160℃のオーブンで4時間焼く
- 1 鍋をオーブンの中段に入れ、160℃で4時間焼く。
- 2 オーブンの最長設定が4時間未満なら、切れたらすぐに160℃で残りの時間を設定し直す。
完了の目安
目張りの生地が固く焼けて茶色くなり、4時間たてば次へ。
食卓で目張りを割り、鍋から取り分ける
- 1 鍋を鍋敷きにのせて食卓に運び、目張りの生地をナイフの背でたたいて割り、蓋を開ける。
- 2 大きなスプーンで底まで差し入れ、じゃがいもと肉の層を崩さずに皿へ取り分け、汁をかける。
完了の目安
肉がスプーンで切れるほどやわらかく、じゃがいもが汁を吸っていれば完成。
注意点
鍋と蓋は熱く、生地を割ると湯気が勢いよく出る。顔を近づけない。
作り方を読み終えたら。
その一皿を、コースにする。
作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。
コーチングとアプリの機能 Download on the App Store
この料理について
朝、畑へ出かけるアルザスの農家は、妻が肉とじゃがいもを詰めておいた土鍋を村のパン屋に預け、パン屋はその日のパンを焼き終えた窯の余熱で、パン生地で目張りした鍋を焼いたと伝えられています。ベッコフという名も、アルザス語で「パン焼き窯」の意味です。
日曜の礼拝へ向かう途中にルター派の主婦が預けた、洗濯場へ行く途中に預けたなど、話にはいくつもの形があり、主婦は帰り道に焼き上がった鍋を受け取ったといいます。
アルザスの陶器を作ってきたのは、北部のスフレンハイムとベッチュドルフの陶工たちです。2022年、この二つの町の陶器はフランス産業財産庁から地理的表示を受け、その時点で12の工房が年に約60万点を作っていました。
READER REVIEWS
ユーザーレビュー
この料理を作った感想を教えてください
評価ありがとうございます。確認後に公開されます。