AUTHENTIC RECIPE

Babas au Rhumババ・オ・ラム(レーズン入りのラムのシロップ漬け)

Babas au Rhum(ババ・オ・ラム(レーズン入りのラムのシロップ漬け))
難易度★★★☆☆ 準備25分 調理1時間40分 待ち時間12時間 分量8人分 地方パリと中央部・パリ

前日にラムに漬けたレーズンを、卵とバターの多い発酵生地に混ぜ、小さなババ型で倍にふくらませて焼く。冷ましてから、柑橘の皮とバニラで香りをつけ、火から下ろしてラムを加えたばかりの熱いシロップに沈め、泡が出なくなるまで含ませる。少し冷めたら生のラムをかける。火はつけない。

本場パリと中央部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(8人分)

8

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作り方

1約12時間

前日にレーズンをラムに漬ける

  • 1 レーズン50gを容器に入れてダークラム150mlを注ぎ、ふたをして室温で一晩置く。

完了の目安

レーズンがラムを吸ってふっくらしていれば次へ。

2約25分
卵を1個ずつ加えて弾力が出るまで練り、バターとレーズンを混ぜる

卵を1個ずつ加えて弾力が出るまで練り、バターとレーズンを混ぜる

  • 1 生イースト5gをぬるま湯15mlで溶かす。
  • 2 ボウルに強力粉125gを入れて中央をくぼませ、グラニュー糖12g、塩1g、卵1個、溶かしたイーストを入れ、木べらで粉を崩しながら混ぜる。
  • 3 生地がボウルから離れて弾力が出るまで10分ほど練り、残りの卵1個を加えて、なじむまでさらに練る。
  • 4 やわらかくした無塩バター50gを加えて完全に混ぜ込み、汁気を切ったレーズンを加えて混ぜる。漬けたラムは取っておく。

完了の目安

バターとレーズンが均一に混ざり、生地がつやのある、ねばりの強い状態になっていれば次へ。

3約45分
型にバターを塗って8等分に入れ、倍にふくらむまで発酵させる

型にバターを塗って8等分に入れ、倍にふくらむまで発酵させる

  • 1 並行(発酵の終わりの20分)オーブンを200℃にする。
  • 2 直径55mm・容量92mlのババ型8個の内側に、溶かした無塩バター25gを刷毛で塗る。
  • 3 生地を8等分(1個約45g)して型に入れ、ラップをかけて30℃以下の暖かい場所に約45分置く。

完了の目安

生地が倍にふくらみ、型の縁近くまで上がっていれば次へ。

注意点

30℃を超える場所に置くと、生地がだれて目が粗くなる。

4約20分

200℃で18分焼き、すぐ型から出して網で冷ます

  • 1 200℃のオーブンで18分焼く。
  • 2 焼き上がったらすぐ、鍋つかみを使って型から出し、網にのせて冷ます。

完了の目安

全体が濃いきつね色に焼け、型から出しても縮まなければ次へ。

注意点

型に入れたまま置くと、ババがしぼむ。

型とババはとても熱い。体から離した位置で型から出す。

5約15分

柑橘の皮とバニラでシロップを煮て、火から下ろしてラムを加える

  • 1 鍋に水500ml、グラニュー糖250g、レモンとオレンジの皮、縦に割ったバニラビーンズを入れて中火にかける。
  • 2 砂糖が溶けて煮立ったら火から下ろし、ダークラム50mlを加えて混ぜる。

完了の目安

砂糖が完全に溶けて透き通り、柑橘とバニラの香りが立っていれば次へ。

6約15分

冷めたババを熱いシロップに沈め、泡が出なくなるまで含ませる

  • 1 冷めたババを1個ずつ、穴じゃくしで熱いシロップに沈める。
  • 2 泡が出なくなったら裏返して少し置き、穴じゃくしで引き上げて深皿に並べる。
  • 3 深皿に流れ出たシロップを集め、ババの上から何度もかける。

完了の目安

ババが中心までシロップを含んでやわらかく重くなり、押すとシロップがにじめば次へ。

注意点

シロップは煮立った直後でとても熱い。手を入れず、穴じゃくしで扱う。

7約5分

少し冷めてから生のラムをかける

  • 1 ババが手で触れて温かい程度に冷めたら、レーズンを漬けたラムの残りかダークラムを、1個5mlずつ上からかける。

完了の目安

ラムが表面からしみ込み、ババがしっとりつやを帯びていれば完成。

注意点

シロップと仕上げのラムのアルコールが残る。20歳未満、妊娠中・授乳中の人、運転する人には出さない。

冷蔵庫に入れ、2日以内に食べきる。

Chef Authen

作り方を読み終えたら。

その一皿を、コースにする。

作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。

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コーチング — 全料理の工程がひとつのタイムラインに
パリ・モントルグイユ通りの街並み・風景
Rue Montorgueil, Parisフランスの風景 · パリ・モントルグイユ通り 写真:Chabe01 · CC BY-SA 4.0(リサイズ・表示トリミング)

この料理について

ロレーヌに亡命したポーランド王スタニスワフは、乾きすぎたクグロフに酒をかけることを思いつき、愛読した『千夜一夜物語』のアリ・ババの名を付けたとされ、かけた酒はワインともラムとも伝えられています。

その宮廷にいた菓子職人ストレールが、パリのモントルグイユ通りの店でババを名物にしたとされ、その店は今も同じ通りで営業し、ババはその品書きの一つです。

19世紀には、ストレールの店で働いたこともあるオーギュスト・ジュリアンが兄弟と店を開き、秘伝のシロップを含ませた王冠形のサヴァランを売り出して、ストレールの商売を脅かしたとされます。

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