AUTHENTIC RECIPE
Sole Meunière舌平目のムニエル
黒い皮と白い皮をむいた舌平目に薄く粉をまぶし、澄ましバターと油で片面6〜7分ずつ、身を崩さずに黄金色に焼き上げる。皿の魚にレモン汁・塩・こしょう・刻んだパセリをのせ、泡立つ焦がしバターをかけて、泡が消えないうちに食卓へ出す。皮のむき方と、バターを焦がさずに厚い身の骨際まで火を通す焼き加減が要になる。
本場ブルターニュと西部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(2人分)
- ドーバーソール(舌平目・冷凍・丸ごと)2尾1尾約400g。冷蔵庫で24時間かけて解凍するAmazonで探す楽天市場で探す
- 塩4g焼く前に3g、仕上げに1gAmazonで探す楽天市場で探す
- 白こしょう(粉)0.5g仕上げにAmazonで探す楽天市場で探す
- 薄力粉20gまぶして余分をはたくAmazonで探す楽天市場で探す
- 無塩バター60g焼く用。澄ましバターにして約40gを使うAmazonで探す楽天市場で探す
- サラダ油10ml焼く用Amazonで探す楽天市場で探す
- 無塩バター40g仕上げの焦がしバター用Amazonで探す楽天市場で探す
- レモン1個果汁約15mlを搾るAmazonで探す楽天市場で探す
- イタリアンパセリ5g葉を細かく刻む
Amazon・楽天市場へのリンクはアフィリエイトリンクです。
買い物リストをつくる作り方
冷凍のドーバーソールを冷蔵庫で解凍する
- 1 冷凍のドーバーソール2尾をバットにのせてラップをかけ、冷蔵庫に24時間置いて解凍する。
完了の目安
身を手で曲げられ、凍った芯が残っていなければ次へ。

舌平目の黒い皮と白い皮をむき、ひれを切り落とす
- 1 黒い皮を上にして置き、尾の付け根の皮に包丁で浅い切り込みを入れて、皮の端を指でめくる。
- 2 尾を布巾で押さえ、めくった黒い皮をつかんで、尾から頭へ一気に引いてむく。
- 3 裏返し、白い皮は頭の側から尾へ向けて同じようにむく。
- 4 両脇のひれを、はさみで身の際に沿って切り落とす。
- 5 頭の付け根の腹側にある切り込みに指を入れ、内臓と黒い膜をかき出して、流水で洗う。
- 6 キッチンペーパーで水気を拭き、両面に塩3gを振る。
完了の目安
両面の皮がきれいにむけ、身が破れていなければ次へ。
補足
皮がすべるときは、指先に塩をつけるとつかみやすい。
バターを溶かして澄ましバターを作る
- 1 並行(バターを溶かす間に)オーブンを80℃に温め、保温用の皿1枚と盛り付け用の皿2枚を入れておく。
- 2 小鍋に焼く用の無塩バター60gを入れて弱火で溶かし、表面の白い泡をスプーンですくう。
- 3 底に沈んだ白い乳固形分を残して、透明な脂だけを小さな器に注ぐ(約40g)。
完了の目安
器の脂が澄んだ黄色で、白い濁りが入っていなければ次へ。
補足
(乳固形分を除いたバター)は焦げる成分を除いてあるので、強めの火で長く焼いても焦げにくい。
粉をまぶし、澄ましバターで1尾ずつ片面6〜7分ずつ焼く
- 1 1尾に薄力粉を薄くまぶし、尾を持って軽くはたいて余分な粉を落とす。
- 2 長径34cm以上の楕円のフライパン(ポワソニエール)にの半量とサラダ油5mlを中強火で熱し、もとの黒い皮側を下にして入れる。
- 3 動かさずに6〜7分焼き、フライ返し2本で裏返して、さらに6〜7分焼く。
- 4 焼けた1尾を80℃のオーブンの皿に移して保温する。
- 5 フライパンをキッチンペーパーで拭き、残りの1尾も同じように焼く。
完了の目安
両面が均一な黄金色になり、身のいちばん厚い所にナイフの先を入れると、骨の際まで白く不透明になっていれば次へ。
注意点
裏返すまでに身を動かすと、粉がはがれて身が崩れる。

レモンとパセリをのせ、泡立つブール・ノワゼットをかける
- 1 オーブンで温めた盛り付け用の皿に舌平目を1尾ずつのせ、レモン汁15ml、仕上げの塩1g、白こしょう0.3g、刻んだイタリアンパセリ5gを等分にのせる。
- 2 フライパンをキッチンペーパーで拭き、仕上げ用の無塩バター40gを中火で熱して、(泡立ててはしばみ色にした焦がしバター)にする。
- 3 泡が立っているうちに魚の上からかけ、すぐに食卓へ出す。
完了の目安
バターが薄い茶色に色づいて木の実のような香りが立ち、魚の上で泡がはじけていれば完成。
注意点
バターが黒くなるまで焦がすと、苦みが出る。
作り方を読み終えたら。
その一皿を、コースにする。
作りたい料理を選ぶと、Tabelia アプリが献立の買い物リストと当日の段取りをひとつに束ねます。調理中の疑問には、Chef Authen が具体的な判断基準で答えます。
コーチングとアプリの機能 Download on the App Store
この料理について
1948年11月、ノルマンディーのルーアンにあるレストラン「ラ・クーロンヌ」で、フランスに着いたばかりのジュリア・チャイルドは、牡蠣と舌平目のムニエルを食べました。のちにアメリカの家庭にフランス料理を伝える料理研究家となる彼女が、フランスで最初の食事として回想録に書いた一皿です。
「ムニエール」は「粉屋の女房風」と訳され、言葉はラテン語で粉屋を指すモリナリウスにさかのぼります。魚に粉をまぶしてバターで焼く料理を、粉屋の名で呼んでいます。
2023年にEUで水揚げされた舌平目は、フランスとオランダがそれぞれ27%を占めました。2025年には、ノルマンディー沖の英仏海峡東部で、フランスの漁業者の求めにより、水揚げする舌平目の大きさの下限が25cmに引き上げられています。
READER REVIEWS
ユーザーレビュー
この料理を作った感想を教えてください
評価ありがとうございます。確認後に公開されます。