AUTHENTIC RECIPE

Steak Fritesステーク・フリット

合計
50分
難易度
★★★☆☆
分量
2人分
  • 準備 20分
  • 調理 30分
Steak Frites(ステーク・フリット)
難易度★★★☆☆ 準備20分 調理30分 分量2人分 地方フランス全土

パリのビストロを象徴する一皿。強火で焼き付けたステーキに、二度揚げで仕上げた黄金色のフリットをたっぷり添える。ソースはパセリバター(ブール・メートル・ドテル)だけ。仕上がりは、肉の焼き加減とフリットの油の温度で決まる。

フランス全土で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピです。分量と時間だけでなく、次の工程へ進む目安となる状態も書いています。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

このスコアは、標準レシピの食材と手順で作った場合の値です。代わりに使える食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とあわせてスコアが変わります。

材料(2人分)

100本格度
2
  • 牛ステーキ肉(サーロインまたはリブロース)2枚1枚200〜250g・厚さ2.5cm前後。焼く30分前に冷蔵庫から出して室温に戻す
  • じゃがいも600g男爵などホクホク系(粉質)。皮をむいて1cm角の棒状に切り、水にさらしてでんぷんを落とす
  • 揚げ油1.5Lひまわり油・米油など高温に強い油。ステーキの焼き付けにも大さじ1使うAmazonで探す楽天市場で探す
  • バター(無塩)80gブール・メートル・ドテル用60g(室温に戻す)・ステーキのアロゼ用20gAmazonで探す楽天市場で探す
  • イタリアンパセリ1束みじん切り大さじ2。ブール・メートル・ドテル用
  • レモン汁10mlブール・メートル・ドテル用Amazonで探す楽天市場で探す
  • にんにく2片皮付きのまま軽く潰す。アロゼ用
  • タイム(生)2枝アロゼ用。省く場合は風味が一段軽くなる
  • 塩小さじ1ステーキ用小さじ1/2・バター用ひとつまみ・フリット仕上げ用Amazonで探す楽天市場で探す
  • 黒こしょう小さじ0.5粗挽きAmazonで探す楽天市場で探す

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作り方

1約8分
ブール・メートル・ドテルを作る

ブール・メートル・ドテルを作る

  • 1 イタリアンパセリをみじん切りにする(大さじ2分)
  • 2 室温に戻して柔らかくしたバター60gをボウルに入れ、パセリのみじん切り・レモン汁小さじ2・塩ひとつまみを加えてゴムべらで均一に混ぜる
  • 3 並行混ぜたバターをラップにのせ、直径3cmの棒状に包んで冷蔵庫で冷やし固める(以降の作業の間に固まる)
2約30分
ステーキを室温に戻す

ステーキを室温に戻す

  • 1 ステーキを冷蔵庫から出し、キッチンペーパーで水気を拭いてバットにのせ、室温に30分置く。
  • 2 中心が冷たいまま焼くと外側だけ焼けて中が生のままになる。
  • 3 この間に次のステップのフリットの下ごしらえを進める。
3約15分
じゃがいもを切って水にさらす

じゃがいもを切って水にさらす

  • 1 並行(ステーキを室温に戻している間に)フリットの下ごしらえをする。
  • 2 じゃがいもの皮をむき、1cm角の棒状に切る
  • 3 切ったじゃがいもをボウルの冷水に10分さらしででんぷんを落とす
  • 4 ざるに上げ、キッチンペーパーで水気を完全に拭く。水分が残ると油はねの原因になり、カリッと揚がらない
4約15分
一度目の揚げ(低温)

一度目の揚げ(低温)

  • 1 深めの鍋に揚げ油を注ぎ、130〜140℃に熱する。
  • 2 じゃがいもを2回に分けて入れ、色をつけずに6〜7分揚げる。
  • 3 表面が白いまま、竹串がすっと通るまで中に火が通ったら網に上げる。

完了の目安

乾いた菜箸の先を入れると細かい泡がゆっくり上がる程度が目安。

注意点

油温が150℃を超えると一度目で色がつき、二度目の揚げで焦げる。泡の出方を見ながら火加減をこまめに調整する。

一度に全量を入れると油温が急落してべたつく。必ず2回に分ける。

5約10分
揚げたじゃがいもを休ませる

揚げたじゃがいもを休ませる

  • 1 揚げたじゃがいもを網の上に広げ、10分以上休ませてを取る。
  • 2 休ませることで内部の水分が落ち着き、二度目の揚げで表面がカリッと立つ。
6約8分
ステーキを焼いてアロゼする

ステーキを焼いてアロゼする

  • 1 ステーキを焼く。
  • 2 ステーキの表面に浮いた水気をキッチンペーパーで拭き、両面に塩小さじ1/2と黒こしょうを振る
  • 3 厚手のフライパンに揚げ油大さじ1を入れて強火で熱し、油から薄く煙が立ったらステーキを置く
  • 4 触らずに1分半〜2分焼き、面に濃い焼き色がついたら返す
  • 5 バター20g・軽く潰したにんにく2片・タイム2枝を加え、フライパンを傾けて溶けたバターをスプーンですくい、肉に回しかけながら(アロゼ)さらに1分半〜2分焼く。表面を指で押して軽い弾力が返ればミディアムレアの目安。
7約5分
ステーキを休ませ肉汁を落ち着かせる

ステーキを休ませ肉汁を落ち着かせる

  • 1 焼き上がったステーキを温めた皿に移し、アルミホイルをふんわりかぶせて5分。
  • 2 ことで肉汁が落ち着き、切ったときに流れ出ない。
8約6分
じゃがいもを高温で二度揚げ

じゃがいもを高温で二度揚げ

  • 1 並行(ステーキをいる間に)二度目の揚げ(高温)。
  • 2 揚げ油を180〜190℃に上げる。
  • 3 じゃがいもを2回に分けて入れ、2〜3分揚げる。
  • 4 全体が黄金色になり、網に上げたときにカサッと乾いた音がすれば揚げ上がり。
  • 5 熱いうちに塩を振る。

完了の目安

菜箸の先から勢いよく泡が出る状態が目安。

注意点

高温の油に水気のあるものを近づけない。じゃがいもは一度目の揚げで水分が抜けているが、網や箸が濡れていないか確認する。

でも色が進む。狙いの色の一歩手前で引き上げる。

9約3分
ステーキとフリットを盛り付ける

ステーキとフリットを盛り付ける

  • 1 ステーキを温めた皿に盛り、冷やし固めた(パセリとレモンを練り込んだバター)を1cm厚の輪切りにして肉の上にのせる。
  • 2 フリットをたっぷり添える。
  • 3 バターが肉ので溶け始めたところで供する。

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カフェ・デ・バンクのテラスで食事をする人々
Café des Banques, Parisフランスの風景 · パリのカフェ・デ・バンク 写真:Augustin Cléchet · CC BY-SA 3.0(リサイズ・表示トリミング)

この料理について

昼のビストロでステーク・フリットを注文すると、給仕は必ず焼き加減を尋ねます。血のしたたるセニャンか、ほどよいア・ポワンか。客がためらわずに答えるのは、焼き加減の好みが一人ひとり決まっているからです。付け合わせは山盛りのフリットと、せいぜい緑のサラダだけ。パセリバターをひとかけら落とすのが古典的な姿です。

19世紀、都市で働く人々に手早く温かい食事を出す食堂が広がるなかで、焼いた肉と揚げたじゃがいもという簡潔な組み合わせが定着しました。

ステーク・フリットは今もフランスの外食でよく注文される定番です。星付きレストランの技巧とは逆に、素材と基本の技術だけで成り立つ料理として、ビストロの中心にあり続けています。

代わりに使える食材

牛ステーキ肉(サーロインまたはリブロース)Entrecôte de bœuf

  • 牛ランプ肉本格度: 変化なし

    脂の甘みが減り赤身の風味が立つ。フランスのビストロでも定番の部位で、好みの違いであり本格度は変わらない。

じゃがいもPommes de terre

  • メークイン(粘質いも)本格度: -5 pts

    中のホクホク感が減り、ややしっとり重い食感になる。外側のカリッと感は同様に出せる。

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