AUTHENTIC RECIPE

Falsomagroファルソマグロ

合計
2時間30分
難易度
★★★★☆
分量
6人分
  • 準備 50分
  • 調理 1時間40分
Falsomagro(ファルソマグロ)
難易度★★★★☆ 準備50分 調理1時間40分 分量6人分 地方イタリア島嶼部

牛肉でひき肉、ゆで卵、チーズ、モルタデッラを包み、トマトソースで煮るシチリアの肉料理です。切り分けると、薄い牛肉の内側に色の異なる詰め物が現れます。

イタリア島嶼部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピです。分量と時間だけでなく、次の工程へ進む目安となる状態も書いています。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

このスコアは、標準レシピの食材と手順で作った場合の値です。代わりに使える食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とあわせてスコアが変わります。

材料(6人分)

100本格度
6

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作り方

1約25分
ゆで卵を作り、香味野菜を刻む

ゆで卵を作り、香味野菜を刻む

  • 1 並行(卵をゆでる間に)玉ねぎ200g、にんじん150g、セロリ60gをそれぞれみじん切りにする。
  • 2 小鍋に卵2個と卵がかぶる量の水を入れ、中火にかける。沸騰したら弱めの中火で10分ゆで、流水で冷まして殻をむく。
  • 3 ゆで卵を縦4等分に切る。

完了の目安

卵の黄身が中心まで固まっていれば次へ。

2約10分
牛肉を開いて薄い長方形にする

牛肉を開いて薄い長方形にする

  • 1 牛もも肉700gを同じ大きさの塊2個に分ける。各塊を横長に置き、長辺から下3分の1の高さに包丁を入れ、反対側の端1cmを残して開く。
  • 2 厚く残った側を、同じように厚みの半分で切り開き、3つ折りの紙を広げたような1枚の肉にする。
  • 3 開いた肉をラップにはさみ、肉たたきで厚さ5〜6mmに伸ばす。短辺は約20cmに整える。

完了の目安

穴が開かず、全体がほぼ同じ厚さになれば次へ。

3約10分
ひき肉の詰め物と切り分けた具を用意する

ひき肉の詰め物と切り分けた具を用意する

  • 1 ペコリーノ30gは、塊ならすりおろす。
  • 2 ボウルで牛ひき肉300g、ペコリーノ、乾燥パン粉30g、塩2g、黒こしょう0.25gを均一に混ぜる。
  • 3 カチョカヴァッロ100gを断面が1cm角の棒状に切る。長さのないものは1cm角に切る。
  • 4 モルタデッラ100gを幅1cmの帯状に切る。
  • 5 ラルド50gを薄い短冊に切る。
  • 6 ひき肉の詰め物、チーズ、モルタデッラ、ラルド、ゆで卵を、それぞれ牛肉の枚数に等分する。

完了の目安

肉巻きに入れる具が、牛肉の枚数分に分かれていれば次へ。

4約10分
具を包み、たこ糸で肉巻きを固定する

具を包み、たこ糸で肉巻きを固定する

  • 1 牛肉の短辺を手前に置き、周囲3cmを空けて、等分したひき肉の詰め物を均一に広げる。
  • 2 等分した卵とチーズ、モルタデッラ、ラルドを、巻いた肉の長さ方向に行き渡るように並べる。
  • 3 左右の端を内側に折り、手前から奥へきつく巻く。巻き終わりを下にし、たこ糸を3cm間隔で回して結び、長さ方向にも1本かけて固定する。
  • 4 残りの牛肉と詰め物があれば、同じように巻いて結ぶ。

完了の目安

長さ約14〜16cmの肉巻きが2本でき、端と巻き終わりが閉じていれば次へ。

5約10分
香味野菜を炒めて取り出す

香味野菜を炒めて取り出す

  • 1 直径28cmの深いふた付き鍋にオリーブオイル15mlを入れ、中火で温める。
  • 2 刻んだ玉ねぎ、にんじん、セロリを加え、焦がさないように約10分炒めてボウルへ取り出す。

完了の目安

玉ねぎが透き通り、にんじんとセロリが柔らかくなれば次へ。

6約10分
肉巻きの表面に焼き色を付ける

肉巻きの表面に焼き色を付ける

  • 1 同じ鍋に残りのオリーブオイル30mlを加え、中火で温める。肉巻き2本を巻き終わりを下にして並べる。
  • 2 木べらで転がしながら、約10分かけて全周を焼く。

完了の目安

肉巻きの表面にむらなく焼き色が付けば次へ。

7約1時間10分
トマトソースで肉巻きを煮る

トマトソースで肉巻きを煮る

  • 1 炒めた野菜を鍋に戻し、赤ワイン75mlを加えて中火で煮立てる。
  • 2 アルコールの強い香りがなくなったら、パッサータ300g、水150ml、残りの塩2gと黒こしょう0.25gを加える。
  • 3 再び煮立ったらふたをし、静かに泡が立つ弱火で約60分煮る。途中で上下を返し、鍋底が乾きそうなら水を少量ずつ足す。
  • 4 食品用温度計で詰め物の中心温度を確認し、75℃で1分以上加熱されていなければ、水を補ってふたをし、弱火で煮続ける。
  • 5 ふたを取り、中火で約10分煮て、ソースを軽く煮詰める。

完了の目安

詰め物の中心が75℃で1分以上加熱され、肉に刺した串がすっと通れば次へ。

ソースが木べらに薄くまとわり付く濃さになっている。

8約10分
肉巻きを休ませる

肉巻きを休ませる

  • 1 火を止め、肉巻きを鍋から取り出してアルミホイルを緩くかぶせ、10分。

完了の目安

10分ら次へ。

9約5分
肉巻きを切り、温かいソースを添える

肉巻きを切り、温かいソースを添える

  • 1 たこ糸をすべて切って外し、肉巻きを厚さ1〜1.5cmに切り分ける。
  • 2 鍋のソースを中火で温め、皿に並べた肉巻きにかける。

完了の目安

詰め物が崩れず、温かいソースを添えた状態で完成。

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パレルモ・プレトリア広場の街並み・風景
Palermo, Piazza Pretoriaイタリアの風景 · パレルモ・プレトリア広場 写真:Benjamin Smith · CC BY-SA 4.0(リサイズ・表示トリミング)

この料理について

シチリアの祝いの食卓では、ファルソマグロを切り分け、肉の内側に詰めた卵やチーズを見せて出します。普段の肉料理よりも具を重ねた一皿は、クリスマスの主菜にもなります。

島のクリスマス料理は、町によって顔ぶれが変わります。カターニアではアンチョビやリコッタを詰めたクレスペッレが並び、パレルモ周辺では甘酸っぱいかぼちゃなどで食事を始めます。家族で囲む食卓にも、その町の料理が並びます。

ファルソマグロにも、トマトで煮るものや、玉ねぎとワインで煮るものがあり、詰め物も家や地域で異なります。大きな肉巻きを皆の分に切り分ける姿は共通しています。

代わりに使える食材

カチョカヴァッロCaciocavallo

  • カチョカヴァッロ風チーズ(一口サイズ)本格度: -5 pts

    熟成香とチーズの形が変わります。 同じ重量を1cm角に切り、詰め物に並べます。一口サイズのため、長い棒状にはなりません。

モルタデッラMortadella

  • ホワイトロースハム(非燻製・加熱済み)本格度: -10 pts

    モルタデッラの脂やピスタチオの風味がなくなり、薄いハムの食感に変わります。 同じ重量を幅1cmの帯状に切って重ね、肉巻きの中へ均等に並べます。

ラルドCured pork fatback

  • ベーコン(ブロック)本格度: -10 pts

    脂の割合が減り、赤身の食感と燻製香が加わります。 同じ重量を薄い短冊に切ります。脂の量が同じになる代替ではありません。煮る時間と中心まで火を通す条件は変えません。

ペコリーノPecorino

  • パルメザンチーズ(粉)本格度: -5 pts

    羊乳チーズの風味がなくなり、牛乳のチーズの穏やかな味になります。 同じ重量をひき肉とパン粉に混ぜます。

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