AUTHENTIC RECIPE
Falsomagroファルソマグロ
- 合計
- 2時間30分
- 難易度
- ★★★★☆
- 分量
- 6人分
- 準備 50分
- 調理 1時間40分
牛肉でひき肉、ゆで卵、チーズ、モルタデッラを包み、トマトソースで煮るシチリアの肉料理です。切り分けると、薄い牛肉の内側に色の異なる詰め物が現れます。
イタリア島嶼部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピです。分量と時間だけでなく、次の工程へ進む目安となる状態も書いています。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
このスコアは、標準レシピの食材と手順で作った場合の値です。代わりに使える食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とあわせてスコアが変わります。
材料(6人分)
100本格度- 牛もも肉(ブロック)700g塊を切り開いて使う。1枚の短辺が約20cm、厚さ5〜6mmになるように伸ばせるものを選ぶ。
- 牛ひき肉300g
- 卵2個Mサイズ。Amazonで探す楽天市場で探す
- カチョカヴァッロ100g燻製していないもの。Amazonで探す楽天市場で探す
- モルタデッラ100g厚さ1cmの塊。Amazonで探す楽天市場で探す
- ラルド50g塩漬けした豚の背脂。溶かしたラードではない。Amazonで探す楽天市場で探す
- ペコリーノ30gすりおろし用の熟成した羊乳チーズ。Amazonで探す楽天市場で探す
- 乾燥パン粉(細挽き)30g味付けなし。Amazonで探す楽天市場で探す
- トマトピューレ(パッサータ)300gトマトを裏ごししたもの。濃縮トマトペーストではない。Amazonで探す楽天市場で探す
- 玉ねぎ200g皮を除いた重さ。
- にんじん150g皮を除いた重さ。
- セロリ60g茎。
- 赤ワイン75ml辛口。Amazonで探す楽天市場で探す
- 水150mlAmazonで探す楽天市場で探す
- エキストラバージンオリーブオイル45mlAmazonで探す楽天市場で探す
- 塩4gAmazonで探す楽天市場で探す
- 黒こしょう(粉)0.5gAmazonで探す楽天市場で探す
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買い物リストをつくる作り方

ゆで卵を作り、香味野菜を刻む
- 1 並行(卵をゆでる間に)玉ねぎ200g、にんじん150g、セロリ60gをそれぞれみじん切りにする。
- 2 小鍋に卵2個と卵がかぶる量の水を入れ、中火にかける。沸騰したら弱めの中火で10分ゆで、流水で冷まして殻をむく。
- 3 ゆで卵を縦4等分に切る。
完了の目安
卵の黄身が中心まで固まっていれば次へ。

牛肉を開いて薄い長方形にする
- 1 牛もも肉700gを同じ大きさの塊2個に分ける。各塊を横長に置き、長辺から下3分の1の高さに包丁を入れ、反対側の端1cmを残して開く。
- 2 厚く残った側を、同じように厚みの半分で切り開き、3つ折りの紙を広げたような1枚の肉にする。
- 3 開いた肉をラップにはさみ、肉たたきで厚さ5〜6mmに伸ばす。短辺は約20cmに整える。
完了の目安
穴が開かず、全体がほぼ同じ厚さになれば次へ。

ひき肉の詰め物と切り分けた具を用意する
- 1 ペコリーノ30gは、塊ならすりおろす。
- 2 ボウルで牛ひき肉300g、ペコリーノ、乾燥パン粉30g、塩2g、黒こしょう0.25gを均一に混ぜる。
- 3 カチョカヴァッロ100gを断面が1cm角の棒状に切る。長さのないものは1cm角に切る。
- 4 モルタデッラ100gを幅1cmの帯状に切る。
- 5 ラルド50gを薄い短冊に切る。
- 6 ひき肉の詰め物、チーズ、モルタデッラ、ラルド、ゆで卵を、それぞれ牛肉の枚数に等分する。
完了の目安
肉巻きに入れる具が、牛肉の枚数分に分かれていれば次へ。

具を包み、たこ糸で肉巻きを固定する
- 1 牛肉の短辺を手前に置き、周囲3cmを空けて、等分したひき肉の詰め物を均一に広げる。
- 2 等分した卵とチーズ、モルタデッラ、ラルドを、巻いた肉の長さ方向に行き渡るように並べる。
- 3 左右の端を内側に折り、手前から奥へきつく巻く。巻き終わりを下にし、たこ糸を3cm間隔で回して結び、長さ方向にも1本かけて固定する。
- 4 残りの牛肉と詰め物があれば、同じように巻いて結ぶ。
完了の目安
長さ約14〜16cmの肉巻きが2本でき、端と巻き終わりが閉じていれば次へ。

香味野菜を炒めて取り出す
- 1 直径28cmの深いふた付き鍋にオリーブオイル15mlを入れ、中火で温める。
- 2 刻んだ玉ねぎ、にんじん、セロリを加え、焦がさないように約10分炒めてボウルへ取り出す。
完了の目安
玉ねぎが透き通り、にんじんとセロリが柔らかくなれば次へ。

肉巻きの表面に焼き色を付ける
- 1 同じ鍋に残りのオリーブオイル30mlを加え、中火で温める。肉巻き2本を巻き終わりを下にして並べる。
- 2 木べらで転がしながら、約10分かけて全周を焼く。
完了の目安
肉巻きの表面にむらなく焼き色が付けば次へ。

トマトソースで肉巻きを煮る
- 1 炒めた野菜を鍋に戻し、赤ワイン75mlを加えて中火で煮立てる。
- 2 アルコールの強い香りがなくなったら、パッサータ300g、水150ml、残りの塩2gと黒こしょう0.25gを加える。
- 3 再び煮立ったらふたをし、静かに泡が立つ弱火で約60分煮る。途中で上下を返し、鍋底が乾きそうなら水を少量ずつ足す。
- 4 食品用温度計で詰め物の中心温度を確認し、75℃で1分以上加熱されていなければ、水を補ってふたをし、弱火で煮続ける。
- 5 ふたを取り、中火で約10分煮て、ソースを軽く煮詰める。
完了の目安
詰め物の中心が75℃で1分以上加熱され、肉に刺した串がすっと通れば次へ。
ソースが木べらに薄くまとわり付く濃さになっている。

肉巻きを休ませる
- 1 火を止め、肉巻きを鍋から取り出してアルミホイルを緩くかぶせ、10分。
完了の目安
10分ら次へ。

肉巻きを切り、温かいソースを添える
- 1 たこ糸をすべて切って外し、肉巻きを厚さ1〜1.5cmに切り分ける。
- 2 鍋のソースを中火で温め、皿に並べた肉巻きにかける。
完了の目安
詰め物が崩れず、温かいソースを添えた状態で完成。
この料理について
シチリアの祝いの食卓では、ファルソマグロを切り分け、肉の内側に詰めた卵やチーズを見せて出します。普段の肉料理よりも具を重ねた一皿は、クリスマスの主菜にもなります。
島のクリスマス料理は、町によって顔ぶれが変わります。カターニアではアンチョビやリコッタを詰めたクレスペッレが並び、パレルモ周辺では甘酸っぱいかぼちゃなどで食事を始めます。家族で囲む食卓にも、その町の料理が並びます。
ファルソマグロにも、トマトで煮るものや、玉ねぎとワインで煮るものがあり、詰め物も家や地域で異なります。大きな肉巻きを皆の分に切り分ける姿は共通しています。
代わりに使える食材
カチョカヴァッロCaciocavallo
-
カチョカヴァッロ風チーズ(一口サイズ)本格度: -5 pts
熟成香とチーズの形が変わります。 同じ重量を1cm角に切り、詰め物に並べます。一口サイズのため、長い棒状にはなりません。
モルタデッラMortadella
-
ホワイトロースハム(非燻製・加熱済み)本格度: -10 pts
モルタデッラの脂やピスタチオの風味がなくなり、薄いハムの食感に変わります。 同じ重量を幅1cmの帯状に切って重ね、肉巻きの中へ均等に並べます。
ラルドCured pork fatback
-
ベーコン(ブロック)本格度: -10 pts
脂の割合が減り、赤身の食感と燻製香が加わります。 同じ重量を薄い短冊に切ります。脂の量が同じになる代替ではありません。煮る時間と中心まで火を通す条件は変えません。
ペコリーノPecorino
-
パルメザンチーズ(粉)本格度: -5 pts
羊乳チーズの風味がなくなり、牛乳のチーズの穏やかな味になります。 同じ重量をひき肉とパン粉に混ぜます。
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