AUTHENTIC RECIPE

Tarte Tropézienneタルト・トロペジェンヌ

合計
4時間45分
難易度
★★★★☆
分量
4人分
  • 準備 55分
  • 調理 25分
  • 待ち時間 3時間25分
Tarte Tropézienne(タルト・トロペジェンヌ)
難易度★★★★☆ 準備55分 調理25分 待ち時間3時間25分 分量4人分 地方プロヴァンスと南東部・サン=トロペ

あられ糖を散らして焼いたブリオッシュを横半分に切り、クレーム・パティシエールとバターを合わせたクリームをたっぷり挟む、南仏サン=トロペ生まれの菓子。オレンジフラワーウォーターの香りが、南仏らしさを決める。

サン=トロペで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピです。分量と時間だけでなく、次の工程へ進む目安となる状態も書いています。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

このスコアは、標準レシピの食材と手順で作った場合の値です。代わりに使える食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とあわせてスコアが変わります。

材料(4人分)

100本格度
4

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作り方

1約3分

生イーストを牛乳で溶かす

  • 1 牛乳(生地用)60mlを35℃程度に温めてボウルに入れ、生イースト10gを崩し入れて溶かす。
2約10分

イーストを活性化させる

  • 1 常温で10分置く。
  • 2 表面に細かい泡が立てば活性化した合図。
3約20分

ブリオッシュ生地をこねる

  • 1 ボウルに強力粉250gと塩4gを入れて混ぜ、中央にくぼみを作り、卵(生地用)2個・グラニュー糖(生地用)30g・発酵させた牛乳を加えて混ぜる
  • 2 台に取り出して10分こね、柔らかくしたバター(生地用)80gを3回に分けて加え、そのつどこね込む。つやが出て手につかなくなったら丸めてボウルに戻す。
4約15分

クレーム・パティシエールを作る

  • 1 並行(生地のと並行して)(カスタードクリーム)を作る。
  • 2 鍋に牛乳(クリーム用)250mlを入れて沸騰直前まで温める
  • 3 ボウルに卵黄3個分とグラニュー糖(クリーム用)70gをすり混ぜ、コーンスターチ25gを混ぜる
  • 4 牛乳を少しずつ加えて鍋に戻し、絶えず混ぜながらとろみがつくまで加熱し、沸いてから1分練って火を止める
  • 5 オレンジフラワーウォーター小さじ1を加えて混ぜ、バットに広げてラップを密着させ冷蔵庫で冷やす。
5約1時間30分

生地を一次発酵させる

  • 1 生地にラップをかけ、暖かい場所(27〜30℃目安)で1時間30分、2倍の大きさになるまでさせる。
  • 2 クリームはこの間に冷やしておく。

完了の目安

生地が2倍にふくらみ、粉をつけた指で押したくぼみがゆっくりとしか戻らなければ次へ。

6約45分

生地を成形し二次発酵させる

  • 1 天板にオーブンシートを敷く。
  • 2 発酵した生地のガスを軽く抜き、直径20cm程度の平たい円盤状に整えて天板に乗せる。
  • 3 布巾をかけ、暖かい場所で45分させる。
7約5分

あられ糖を散らし予熱する

  • 1 オーブンを180℃にし始める。
  • 2 が終わった生地の表面に溶き卵(分量外・あれば)または牛乳を薄く塗り、あられ糖30gを全体に散らす。
8約25分

ブリオッシュ生地を焼く

  • 1 180℃のオーブンで20〜25分焼く。
  • 2 全体が均一なきつね色になり、底を軽く叩くと乾いた音がしたら焼き上がり。
  • 3 網の上で完全に冷ます。
9約8分

クレーム・ムスリーヌを仕上げる

  • 1 クリームを仕上げる。
  • 2 常温に戻したバター(クリーム用)120gをボウルで白っぽくなるまで練り、冷えたをゴムべらでほぐして3回に分けて加え、そのつどなめらかになるまで混ぜる。

完了の目安

つやのある均一なクリームになったら完成。

注意点

クリームとバターの温度差があると分離する。パティシエールは冷えすぎを避け、バターは必ず常温に戻してから合わせる。

10約1時間

クリームを挟んで冷やす

  • 1 冷めたブリオッシュを横半分に切る。
  • 2 下半分に丸口金をつけた絞り袋でクリームを厚く絞り、上半分をかぶせて軽く押さえる。
  • 3 冷蔵庫で1時間冷やしてクリームを落ち着かせてから切り分ける。

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サン=トロペの旧港の街並み・風景
Vieux-Port, Saint-Tropezサン=トロペの旧港 写真:Kev22 · CC BY-SA 4.0(リサイズ・表示トリミング)

この料理について

地中海に面した港町サン=トロペは、20世紀半ばまでは静かな漁村でした。1955年、この町にパン屋を開いていたポーランド出身の菓子職人アレクサンドル・ミカが、祖母のレシピをもとにクリームを挟んだブリオッシュを売り出します。

同じ年、映画『素直な悪女』の撮影でサン=トロペを訪れた女優ブリジット・バルドーがこの菓子を気に入り、「タルト・トロペジェンヌ(サン=トロペのタルト)と名付けたら」と提案したと伝えられています。映画の成功とともに町は世界的なリゾートとなり、菓子の名も一緒に知られていきました。

夏のサン=トロペでは、海辺の昼食の締めくくりに、冷えたトロペジェンヌを分け合う光景が見られます。

代わりに使える食材

生イーストLevure de boulanger fraîche

  • ドライイースト本格度: 変化なし

    風味への影響はほぼない。

    工程1:分量を4gに減らし、同様に牛乳で活性化させてから使う

あられ糖(ワッフルシュガー)Sucre en grains

  • 角砂糖を粗く砕いたもの本格度: -5 pts

    粒の大きさが不揃いになるが、カリッとした食感の役割は果たせる。

    工程7:角砂糖6個を厚手の袋に入れ、めん棒で粗く砕いてから散らす

オレンジフラワーウォーターEau de fleur d’oranger

  • オレンジの皮(国産)のすりおろし本格度: -10 pts

    花の香りが柑橘の皮の香りに変わり、南仏らしい甘い余韻が弱まる。

    工程4:オレンジフラワーウォーターの代わりに、オレンジの皮1/2個分をすりおろして加える

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