AUTHENTIC RECIPE

Soupe au Pistouピストゥスープ

Soupe au Pistou(ピストゥスープ)
難易度★★★☆☆ 準備20分 調理55分 分量4人分 地方プロヴァンスと南東部・プロヴァンス

夏のプロヴァンスで採れる野菜を白いんげん豆と一緒にじっくり煮込み、仕上げにバジル・にんにく・オリーブオイルをすり潰したピストゥを溶かし込むスープ。ピストゥにチーズを加えるかどうかは家庭やコミューンによって流儀が分かれる。夏野菜が出そろう7〜8月の南仏の食卓に欠かせない一皿だ。

本場プロヴァンスと南東部で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(4人分)

4
  • 白いんげん豆(水煮缶)400g汁気を切って使う
  • ズッキーニ2本1.5cm角に切る
  • じゃがいも2個皮をむき1.5cm角に切る
  • にんじん2本皮をむき1cm角に切る
  • さやいんげん150gヘタを落とし3cm長さに切る
  • トマト3個1cm角に切る
  • 玉ねぎ1個みじん切り
  • ショートパスタ(コキエット)80g仕上げ近くに加える
  • バジル(生・葉のみ)40gピストゥの主材料。茎を除き葉のみ使う
  • にんにく3片ピストゥ用。すりつぶす
  • エクストラバージン・オリーブオイル80mlピストゥ用と煮込み用に分けて使う
  • パルミジャーノ(すりおろし・任意)40gピストゥに加えるかは家庭の流儀による。加えるとコクが増す
  • 小さじ1
  • 黒胡椒1少々

作り方

1約15分

材料を準備する

  • 1 玉ねぎ1個をみじん切りにする
  • 2 にんじん2本を1cm角に切る
  • 3 じゃがいも2個を1.5cm角に切る
  • 4 ズッキーニ2本を1.5cm角に切る
  • 5 さやいんげん150gを3cm長さに切る
  • 6 トマト3個を1cm角に切る
2約4分

香味を炒める

  • 1 大鍋にオリーブオイル大さじ1(分量外の一部を使用)を中火で熱し、玉ねぎを2〜3分炒めて透明にする。
  • 2 じゃがいも・にんじん・ズッキーニ・さやいんげんを加えてさっと炒め合わせる。
3約20分

煮込む

  • 1 水1000mlとトマトを加えて強火にかけ、沸騰したらアクを取り、弱火にして20分煮込む。

完了の目安

野菜に竹串がすっと通る柔らかさになったら次へ。

4約10分

煮る

  • 1 汁気を切った白いんげん豆400gとショートパスタ80gを加え、塩小さじ1を入れて中火に戻し、パスタの表示時間どおりに10分ほど煮る。

完了の目安

パスタが芯まで柔らかくなったら次へ。

5約8分

材料を準備する

  • 1 並行(パスタを煮る間に)すり鉢またはフードプロセッサーににんにく3片・バジルの葉40g・塩ひとつまみを入れてペースト状になるまですりつぶす。
  • 2 すり鉢にエクストラバージン・オリーブオイル80mlを少しずつ加えながらさらにすり混ぜ、乳化したなめらかなペーストにする。
  • 3 好みでパルミジャーノ40gを加えて混ぜる。
6約3分

仕上げにまとめる

  • 1 器に盛り、残りのピストゥを中央にのせて食卓で各自混ぜながら食べる。

注意点

火を止めてスープにピストゥの半量を加えてよく混ぜ、黒胡椒少々で味を調える。

INGREDIENT OPTIONS

手に入る食材で、本格の輪郭を保つ

ピストゥスープは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。

白いんげん豆(水煮缶)の代わりに

乾燥白いんげん豆

代わりに使える食材 · 本格度への影響なし

豆の風味と食感がより濃厚になり、むしろ本場に近づく。ただし浸水と下茹での手間が加わる

乾燥白いんげん豆200gを水にたっぷり浸けて8時間以上戻し、別鍋でかぶるくらいの水とともに40〜50分下茹でして柔らかくしてから使う

パルミジャーノ(すりおろし・任意)の代わりに

省略(チーズなし)

代わりに使える食材 · 本格度への影響なし

チーズなしも南仏では正統な流儀のひとつ。バジルとにんにくの香りがより前面に出る

パルミジャーノを加えずピストゥを作る

この料理について

プロヴァンス地方では、夏になると畑や市場にズッキーニ、いんげん、トマトといった野菜が一斉に出回ります。ピストゥスープはこの豊作の季節に合わせて生まれた料理で、採れたての野菜と白いんげん豆を一緒に煮込み、仕上げにバジルのペーストを溶かし込みます。

「ピストゥ」という名前はプロヴァンス語で「すり潰す」を意味し、バジルとにんにくをすり鉢で潰して作る工程そのものを指しています。ジェノヴァのペストと共通の起源を持つとされ、地中海沿岸に広がる「すり潰したハーブソース」文化の一端を担っています。

ピストゥにパルミジャーノを加えるかどうかは家庭やコミューンによって流儀が分かれており、どちらも正統な作り方として並存しています。7月から8月にかけて、プロヴァンスの家庭の食卓に最も頻繁に上る夏のスープです。

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