AUTHENTIC RECIPE
Risi e Bisi alla Venezianaヴェネツィア風グリーンピースのリゾット
春のヴェネツィアを代表する料理。リゾットとスープの中間の「オンダ(波)」と呼ばれる流れるような食感が正統。聖マルコの祝日(4月25日)に総督に献上されたとされる、ヴェネツィア共和国ゆかりの一皿。
本場北イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(4人分)
- ヴィアローネ・ナーノ米280g
- 生グリーンピース(さやから出したもの)500gさや付きで購入し、さやはブロードに使う
- パンチェッタ60g細かく刻む
- 玉ねぎ1個みじん切り
- チキンブロード1200ml温かく保つ。さやも加えて風味を出す
- バター60g
- パルミジャーノ・レッジャーノ50g
作り方
さやでブロードに風味を出す
- 1 グリーンピースのさやをチキンブロード1200mlに加えて中火で10分煮る。
- 2 さやを除きブロードを温かく保つ。
完了の目安
さやの風味がブロードに移り、さやを除けた。
玉ねぎとパンチェッタを炒める
- 1 鍋でバター30gを溶かす。
- 2 みじん切りの玉ねぎとパンチェッタ60gを中火で8分炒める。
完了の目安
パンチェッタから脂が出て玉ねぎが透明になった。
グリーンピースを加える
- 1 グリーンピースを加えて3分炒め合わせる。
完了の目安
グリーンピースに軽く火が通り、全体が混ざった。
米を加えて炊く
- 1 ヴィアローネ・ナーノ米280gを加えて2分炒る。
- 2 温かいブロードをたっぷり加えてかき混ぜながら15〜18分炊く。
完了の目安
米がアルデンテになった。
注意点
ブロードはリゾットより多めに加え、流れるような仕上がりにすること。
バターとチーズでオンダにする
- 1 火を止めてバター30gとパルミジャーノ50gを加えて混ぜる。
完了の目安
スプーンで傾けると波のように流れる「オンダ」の状態になった。
注意点
固くなりすぎないよう、流れるような仕上がりにすること。
INGREDIENT OPTIONS
手に入る食材で、本格の輪郭を保つ
ヴェネツィア風グリーンピースのリゾットは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。
ヴィアローネ・ナーノ米の代わりに
カルナローリ米
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
食感が若干変わるが近い仕上がりになる
生グリーンピース(さやから出したもの)の代わりに
冷凍グリーンピース
代わりに使える食材 · 本格度 -10点
春の甘みと香りが大幅に落ちる
この料理について
4月25日はヴェネツィア解放記念日であり、リージ・エ・ビージの日です。グリーンピースが最初に市場に並ぶのがちょうどこの季節で、新鮮なグリーンピースとヴィアローネ・ナノ米を、玉ねぎとグアンチャーレで炒め、ブロードで煮る——この料理は暦と食材と記念日が一致した産物です。
「all'onda(波のように)」——ヴェネツィアのリゾットの理想の状態を表すこの言葉は、皿を傾けると料理が波のようにゆっくり動く、スープとリゾットの中間の状態を指します。固いリゾットはヴェネツィアの文化には馴染まないとされます。
ヴィアローネ・ナノ米はカルナローリやアルボリオとは異なる品種で、より柔らかく仕上がりやすい特徴があります。ヴェネツィア料理との相性は、その土地の米を使うことで初めて説明できます。土地の料理は土地の食材から始まります。
QUESTIONS
よくある質問
ヴェネツィア風グリーンピースのリゾットに冷凍グリーンピースを使ってもいいですか?
使えます。ただし生グリーンピース(さやから出したもの)を冷凍グリーンピースに替えると本格度が10点下がります。春の甘みと香りが大幅に落ちる。
ヴェネツィア風グリーンピースのリゾットにカルナローリ米を使ってもいいですか?
使えます。ただしヴィアローネ・ナーノ米をカルナローリ米に替えると本格度が5点下がります。食感が若干変わるが近い仕上がりになる。
ヴェネツィア風グリーンピースのリゾットを失敗せずに作るコツはありますか?
つまずきやすいのは次の点です。ブロードはリゾットより多めに加え、流れるような仕上がりにすること。固くなりすぎないよう、流れるような仕上がりにすること。
ヴェネツィア風グリーンピースのリゾットを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
4人分で合計40分です(準備15分・調理25分)。
ヴェネツィア風グリーンピースのリゾットは家庭で作るのが難しいですか?
難易度は5段階中2で、イタリア料理のなかでは作りやすい部類です。全5工程のうち仕上がりを左右するのは「米を加えて炊く」「バターとチーズでオンダにする」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。
READER REVIEWS
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次の週末は、コース料理を家で。
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