AUTHENTIC RECIPE
Gnocchi di Patate al Pomodoro e Basilicoニョッキ・ディ・パターテ・アル・ポモドーロ・エ・バジリコジャガイモのニョッキ トマトとバジルのソース
- 合計
- 2時間43分
- 難易度
- ★★★☆☆
- 分量
- 4人分
- 準備 55分
- 調理 1時間48分
粉質のじゃがいもを皮ごとゆでて裏ごしし、最小限の小麦粉でまとめたニョッキを、にんにくとオリーブオイルで短時間煮た軽いトマトソースとバジルで和える、カンパーニア州の一皿。
ナポリで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピです。分量と時間だけでなく、次の工程へ進む目安となる状態も書いています。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
このスコアは、標準レシピの食材と手順で作った場合の値です。代わりに使える食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とあわせてスコアが変わります。
材料(4人分)
100本格度- 粉質じゃがいも(男爵・キタアカリなど、貯蔵もの)1000g大きさを揃える。皮は剥かず、洗って丸のまま加熱するAmazonで探す楽天市場で探す
- 薄力粉(イタリア00粉)300g200gから加え始め、生地の状態を見て最大300gまで調整。打ち粉には使わないAmazonで探す楽天市場で探す
- 卵1個Mサイズ。使う直前に割りほぐす。生地の結着用Amazonで探す楽天市場で探す
- 塩(生地用)8g裏漉したジャガイモに直接振るAmazonで探す楽天市場で探す
- ナツメグ0.5gホールをその場で削るAmazonで探す楽天市場で探す
- セモリナ粉(打ち粉・バット用)50g成形したニョッキを並べるバットと作業台に振る。くっつき防止Amazonで探す楽天市場で探す
- 粗塩(茹で湯用)60g水6Lに対して10g/Lで加えるAmazonで探す楽天市場で探す
- ホールトマト缶800g手で潰し、硬い芯とヘタを除く。缶汁も使うAmazonで探す楽天市場で探す
- エキストラバージンオリーブオイル60mlソースの炒め用に45ml、仕上げの回しかけに15mlAmazonで探す楽天市場で探す
- にんにく2片皮を剥いて包丁の腹で軽く潰し、芽を除く。丸ごと香りを移して取り出す
- バジル(生)30g茎付きの枝1本分はソースに沈めて香りを移し、葉10枚は和える直前に加え、小ぶりの葉8枚は飾り用に残す
- 塩(ソース用)5g煮込み途中と仕上げに分けて加えるAmazonで探す楽天市場で探す
- グラニュー糖2gトマトの酸が強い場合の調整用Amazonで探す楽天市場で探す
- 黒こしょう(粒)1g仕上げに挽きたてを振るAmazonで探す楽天市場で探す
- パルミジャーノ・レッジャーノ(すりおろし)60g和える際に40g、卓上に20gAmazonで探す楽天市場で探す
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買い物リストをつくる作り方
じゃがいもを皮ごと加熱する
- 1 並行(じゃがいもを茹でている間に)工程4のソースを作る。ソースが煮上がったら、そのコンロで小鍋の水1Lを沸かし、試し茹で用に保つ。
- 2 粉質じゃがいも1000gを洗って芽を取り、皮ごと丸のまま鍋に入れ、塩を入れずにかぶるまで水を注いで強火にかける。
- 3 沸騰したら湯が静かに揺れる中火で30〜40分茹で、竹串が通ったものから引き上げる。
完了の目安
竹串が中心まで抵抗なく通り、引き抜くときに芋が串についてこない状態になれば加熱完了。
注意点
皮を剥いてから茹でると芋が水を吸い、粉を増やさざるを得なくなって重いニョッキになる。必ず皮ごと丸のまま加熱する。
強い沸騰を続けると皮が割れて中まで水が入る。表面が静かに揺れる火加減を守る。
熱いうちに裏漉しして生地をまとめる
- 1 熱いうちに布巾で押さえて皮を剥き、裏漉し器で作業台に広げて落とし、5分置いて湯気を飛ばす。
- 2 手で触れる温度になったら塩8gと削ったナツメグ0.3gを振り、使う直前に割りほぐした卵1個を回しかけ、薄力粉200gをふるい入れる。
- 3 カードで刻むように合わせ、粉気が消えたら手のひらの付け根で3〜4回押してまとめ、べたつけば薄力粉を20gずつ合計300gまで足す。
完了の目安
生地が手にほとんどつかず、指で押すと跡が残るやわらかさで、持ち上げても自重で切れない状態になればまとまり完了。
注意点
マッシャーやフードプロセッサーで潰すと細胞が壊れて粘りが出る。裏漉し器かポテトライサーを使う。
こね過ぎるとが出て硬く重くなる。押す回数は最小限にとどめる。
試し茹で(prova di cottura)で粉量を確かめる
- 1 並行(試し茹での間に)生地に布巾をかけ、乾かないようにする。
- 2 生地から親指の先ほどを2つちぎって丸め、沸いた湯に落とす。
- 3 浮いてから30秒を目安に茹で、すくって割り、断面と食感を確かめる。
- 4 崩れるか断面がべたつけば薄力粉20gを足して試し直す(合計300gまで)。上限でも崩れる場合はこの生地を使わず、粉質の貯蔵芋と材料を新たに用意して工程1から作り直す。粉っぽさが残る場合は粉を足さず、もう1個を長めに茹でて確認する。十分に加熱しても粉っぽい、または硬すぎる場合も、この生地を使わず工程1から作り直す。
完了の目安
茹でた1個が形を保ったまま浮き上がり、割った断面がしっとりと均一で、噛んだときに粉っぽさが残らなければ粉量は適正。
注意点
この確認を省いて全量を成形すると、粉不足なら茹でた瞬間に全量が湯に溶け、粉が多ければ全量が重く硬いニョッキになる。あとから直せない。
試し茹での湯は本番の茹で湯とは別に小鍋で用意する。生地が溶けた湯で本番を茹でると濁る。
補足
粉の必要量は芋の水分で毎回変わるため、現地では必ず1〜2個を茹でて確かめてから全量を成形する。レシピの数字ではなくこの1個が判断の基準になる。
軽いポモドーロソースを作る
- 1 ホールトマト缶800gを缶汁ごとボウルで手で潰し、硬い芯とヘタを除く。
- 2 フライパンにオリーブオイル45mlと、皮を剥いて潰し芽を除いたにんにく2片を入れ、弱火で5〜6分、薄く色づいたら取り出す。
- 3 トマトを加えて中火にし、煮立ったら塩3gを加え、時々底をなぞりながら20分煮る。
- 4 バジルの枝1本を沈めて弱火で5分煮て取り出し、酸が立てばグラニュー糖2gを溶かし、塩2gで調えて火を止める。
- 5 できたソースの半量を別の容器に取り置く。
完了の目安
木べらで鍋底をなぞったときに筋が2〜3秒残り、油とトマトが分離せず一体になっていれば煮上がり。
注意点
にんにくを強火で加熱すると焦げて苦味が出る。必ず弱火でゆっくり香りを移す。
煮詰め過ぎるとニョッキに絡めた時に重く濃くなり過ぎる。軽く流れる濃度で止める。

ニョッキを成形する
- 1 並行(成形する間に)大鍋で水6Lを沸かす。
- 2 生地を6等分して布巾をかけておき、台にセモリナ粉20gを薄く振り、1つずつ直径2cmの棒状に伸ばし、2cm幅に切る。
- 3 フォークの背かニョッキ板に親指で軽く押しつけて転がして溝をつけ、セモリナ粉30gを振ったバット2枚に並べる。
完了の目安
すべてのニョッキに溝がつき、バットの上で互いにくっつかず個々に離れて並んでいれば成形完了。
注意点
を振り過ぎると表面が粉っぽくなりソースが絡まない。台が白く薄くなる程度に留める。
成形後に長く放置すると芋の水分が出て台にくっつく。全量の成形が終わったら放置せず、最初に成形した分から茹でる。
ニョッキを茹でる
- 1 並行(茹でる前に)皿4枚を熱湯で温めて水気を拭く。
- 2 沸騰した湯6Lに粗塩60gを溶かし、表面が静かに揺れる火加減にする。
- 3 工程6〜8を半量ずつ2回行う。ニョッキ半量を静かに茹で、浮いて20〜30秒を目安に、1個を割って中心まで熱いことを確かめたらすくい、ソース半量のフライパンに移す。
完了の目安
ニョッキが形を保ち、中心まで熱くなっている。
注意点
半量が鍋の中で重なる場合はさらに分け、ソースと工程7〜8の仕上げ材料も同じ割合に分ける。茹で上がった分から合わせて盛り付ける。
補足
茹で時間はニョッキの大きさで変わるため、時計ではなく浮上を目安にするのが確実。
ソースと合わせて仕上げる
- 1 ソース半量とニョッキ半量を中火で静かに揺すって合わせ、重ければその都度茹で汁を少量加える。
- 2 火を止め、パルミジャーノ20gとちぎったバジルの葉5枚を加えて静かに揺すってなじませる。
完了の目安
ソースがニョッキの溝に絡んで表面につやが出て、フライパンの底に水っぽいソースが溜まっていなければ仕上がり。
注意点
木べらでかき混ぜるとニョッキが崩れる。フライパンを静かに揺すって和える。
チーズを火にかけたまま入れるとダマになって糸を引く。必ず火を止めてから加える。
補足
茹で汁のでんぷんがソースとオイルをつなぎ、ニョッキ表面に膜のように絡む。
盛り付ける
- 1 仕上げた半量を温めた皿2枚に盛り、ソースを行き渡らせる。
- 2 各皿にオリーブオイル3.75mlずつ(4皿で15ml)かけ、黒こしょうを全量1gから分けて挽き、バジルの葉を2枚ずつ飾る。
完了の目安
各皿につやのあるソースと胡椒、バジルが行き渡っていれば完成。
注意点
冷たい皿に盛るとニョッキが急速に冷めて表面が締まる。必ず温めた皿を使う。
補足
残りのパルミジャーノ20gは小皿に入れて卓上に出し、各自で加えるのが現地の食卓の作法。
この料理について
じゃがいものニョッキはイタリア全土で作られますが、トマトとバジルの軽いソースで和えるのは、ナポリを中心とするカンパーニア州の食べ方です。
じゃがいもが加わって生地は軽くなり、南では夏のトマトと結びつきました。同じ生地をモッツァレッラと一緒に器ごとオーブンで焼けば、ニョッキ・アッラ・ソレンティーナになります。
ナポリには、家庭で木曜日にニョッキを作る習慣が今も残る地域があり、トラットリアの日替わりにもその名残が見られます。トマトが最も甘くなる盛夏には、ソースの煮込み時間がさらに短くなります。
標準レシピに使う食材
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TOOLS
道具
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代わりに使える食材
粉質じゃがいも(男爵・キタアカリなど、貯蔵もの)patate a pasta bianca (vecchie)
薄力粉(イタリア00粉)farina di grano tenero tipo 00
卵uovo
ナツメグnoce moscata
-
ナツメグなし本格度: -5 pts
ジャガイモの風味がより素直に出るが、北イタリア特有の甘い香りの奥行きが消える。
セモリナ粉(打ち粉・バット用)semola rimacinata (per spolverare)
-
強力粉(打ち粉用)本格度: 変化なし
打ち粉としての役割は同じ。味は変わらない。
食感:表面のざらつきがわずかに減る。
ホールトマト缶pomodori pelati interi in conserva
エキストラバージンオリーブオイルolio extravergine di oliva
-
ピュアオリーブオイル本格度: -10 pts
青々とした香りと辛味が消え、ソースの余韻が平板になる。
にんにくaglio
-
玉ねぎ(みじん切り40g)本格度: -10 pts
辛味のある香りが甘く穏やかな旨味に変わり、南部風から北部風の丸い味になる。
工程4:オイルで弱火7分、透き通るまで炒めてからトマトを加える。/取り出さずソースに残す。
バジル(生)basilico fresco
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