AUTHENTIC RECIPE

Gnocchi di Patate al Pomodoro e Basilicoジャガイモのニョッキ トマトとバジルのソース

Gnocchi di Patate al Pomodoro e Basilico(ジャガイモのニョッキ トマトとバジルのソース)
難易度★★★☆☆ 準備55分 調理1時間48分 分量4人分 地方南イタリア・ナポリ

粉質のジャガイモを皮ごと丸のまま茹で(または蒸し)、熱いうちに裏漉して水分を飛ばし、最小限の小麦粉だけでまとめる正統派のニョッキ。粉を増やせばまとまりやすくなるが、その分だけ団子のように重くなるため、ジャガイモの状態を見て粉量を決める判断が全ての要になる。ソースはホールトマトをにんにくとオリーブオイルで短時間煮た軽いポモドーロで、バジルは火を止める直前に入れて香りを立たせる。

本場南イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(4人分)

4
  • 粉質じゃがいも(男爵・キタアカリなど、貯蔵もの)1000g大きさを揃える。皮は剥かず、洗って丸のまま加熱する
  • 薄力粉(イタリア00粉)250g200gから加え始め、生地の状態を見て最大250gまで調整。打ち粉には使わない
  • 1個Mサイズ、常温に戻して溶いておく。生地の結着用
  • 塩(生地用)8g裏漉したジャガイモに直接振る
  • ナツメグ0.5gホールをその場で削る
  • セモリナ粉(打ち粉・バット用)50g成形したニョッキを並べるバットと作業台に振る。くっつき防止
  • 粗塩(茹で湯用)60g水6Lに対して10g/Lで加える
  • ホールトマト缶800g手で潰し、硬い芯とヘタを取り除く。缶汁も使う。缶は開けた分だけ使い切る設計。人数を減らす場合も1缶を開けて使い切り、残ったソースは冷蔵で2〜3日もつため min_servings は設けない
  • エクストラヴァージンオリーブオイル60mlソースの炒め用に45ml、仕上げの回しかけに15ml
  • にんにく2片皮を剥いて包丁の腹で軽く潰し、芽を除く。丸ごと香りを移して取り出す
  • バジル(生)30g茎付きの枝1本分はソースに沈めて香りを移し、葉10枚は和える直前に加え、小ぶりの葉8枚は飾り用に残す
  • 塩(ソース用)5g煮込み途中と仕上げに分けて加える
  • グラニュー糖2gトマトの酸が強い場合の調整用
  • 黒胡椒(粒)1g仕上げに挽きたてを振る
  • パルミジャーノ・レッジャーノ(すりおろし)60g和える際に40g、卓上に20g

作り方

1約40分

じゃがいもを皮ごと加熱する

  • 1 並行(茹でている間に)作業台を片付け、裏漉し器(またはポテトライサー)、カード、大きめのバット2枚、セモリナ粉50gを手元に出しておく。
  • 2 並行(茹でている間に)卵1個を割りほぐし、常温に戻しておく。
  • 3 粉質じゃがいも1000gを流水でたわしを使ってこすり洗いし、土を完全に落とす。芽があれば包丁の角でえぐり取る。
  • 4 じゃがいもを大小2組に分け、火の通りの早い小さいものを先に引き上げられるようにしておく(切らずに丸のまま加熱する)。
  • 5 大きめの鍋にじゃがいもを重ならないように並べ、芋がかぶるまで水を注ぎ、塩は加えずに強火にかける。
  • 6 沸騰したら中火に落とし、湯が静かに揺れる程度を保って30〜40分茹でる。
  • 7 竹串がすっと中心まで通った芋から順にトングで引き上げる。

完了の目安

竹串が中心まで抵抗なく通り、引き抜くときに芋が串についてこない状態になれば加熱完了。

注意点

皮を剥いてから茹でると芋が水を吸い、粉を増やさざるを得なくなって重いニョッキになる。必ず皮ごと丸のまま加熱する。

強い沸騰を続けると皮が割れて中まで水が入る。表面が静かに揺れる火加減を守る。

茹で湯に塩を入れない。塩は生地に直接振って量を管理する。

補足

新じゃがではなく貯蔵ものの粉質芋を使うのは、でんぷんが安定して水分が少なく、粉の量を最小限にできるため。

蒸し器がある場合は丸のまま40〜45分蒸すとさらに水分が入らず理想的。

2約20分

熱いうちに裏漉しして生地をまとめる

  • 1 茹で上がった芋を、布巾で押さえながら熱いうちにペティナイフで皮を剥く。
  • 2 剥いた芋を熱いまま裏漉し器に通し、作業台の上に細く長い山を作るように広げて落とす。
  • 3 裏漉した芋を広げたまま5分置き、湯気を完全に飛ばす。
  • 4 粗熱が抜けて手で触れる温度(ほんのり温かい程度)になったら、塩8gとナツメグ0.3gを削って全体に均一に振る。
  • 5 溶き卵1個分を全体に回しかけ、薄力粉をまず200gふるい入れる。
  • 6 カードで粉を切り込むようにして刻み合わせ、粉気がなくなったら手のひらの付け根で3〜4回だけ押してひとつにまとめる。
  • 7 まだ手にべたつくようなら薄力粉を20gずつ、最大250gまで追加して同様にまとめる。

完了の目安

生地が手にほとんどつかず、指で押すと跡が残るやわらかさで、持ち上げても自重で切れない状態になればまとまり完了。

注意点

芋が冷めきってから潰すとでんぷんが糊化して粘りが出て、いくら粉を足してもまとまらない。熱いうちに裏漉しする。

マッシャーやフードプロセッサーで潰すと細胞が壊れて粘りが出る。裏漉し器かポテトライサーを使う。

こね過ぎるとグルテンが出て硬く重くなる。押す回数は最小限にとどめる。

粉を最初から250g全量入れると団子のような食感になる。必ず200gから始めて状態を見る。

補足

粉の必要量は芋の水分量で毎回変わる。レシピの数字ではなく生地の状態で決めるのが正統な判断。

ナツメグは北イタリアのじゃがいも生地に共通する香りづけで、削りたてを使うと甘い香りが立つ。

3約10分

試し茹で(prova di cottura)で粉量を確かめる

  • 1 並行(生地に布巾をかけて休ませる間に)小鍋に水1Lを入れて強火にかけ、試し茹で用の湯を沸かし始める。
  • 2 並行(試し茹での湯を沸かす間に)残りの生地に布巾をかけ、乾かないようにしておく。
  • 3 沸いた湯に細塩を5g加える。
  • 4 まとめた生地から親指の先ほどを2つちぎり取り、手のひらで軽く丸めて沸いた湯に落とす。
  • 5 浮き上がってから30秒茹で、すくい上げて半分に割り、断面と食感を確かめる。
  • 6 湯の中で崩れる、または割った断面が湿ってべたつく場合は、生地に薄力粉を20g足して同じ手順でもう一度試す(最大250gまで)。
  • 7 噛んで粉の味が残る、または弾力が強く締まりすぎている場合は、粉を足さずにそのまま成形へ進む。

完了の目安

茹でた1個が形を保ったまま浮き上がり、割った断面がしっとりと均一で、噛んだときに粉っぽさが残らなければ粉量は適正。

注意点

この確認を省いて全量を成形すると、粉不足なら茹でた瞬間に全量が湯に溶け、粉が多ければ全量が重く硬いニョッキになる。あとから直せない。

試し茹での湯は本番の茹で湯とは別に小鍋で用意する。生地が溶けた湯で本番を茹でると濁る。

補足

粉の必要量は芋の水分で毎回変わるため、現地では必ず1〜2個を茹でて確かめてから全量を成形する。レシピの数字ではなくこの1個が判断の基準になる。

4約35分

軽いポモドーロソースを作る

  • 1 並行(ソースを煮ている間に)別鍋に水4Lを入れて強火にかけ、沸騰させておく。
  • 2 ホールトマト缶800gをボウルにあけ、手で握り潰して粗く崩す。硬い芯とヘタがあれば指で取り除き、缶汁も残さずボウルに入れる。
  • 3 にんにく2片の皮を剥き、包丁の腹で軽く潰して芽を除く。
  • 4 広口のフライパンにオリーブオイル45mlとにんにく2片を入れ、弱火にかけて5〜6分、にんにくが薄く色づき香りが立つまでゆっくり加熱する。
  • 5 にんにくを取り出し、潰したトマトを一気に加えて中火にする。
  • 6 トマトが煮立ったら塩3gを加え、時々木べらで底をなぞりながら中火で20分煮る。
  • 7 バジルの茎付きの枝1本分をソースに沈め、さらに弱火で5分煮る。
  • 8 味をみて酸が立つようなら、グラニュー糖2gを加えて溶かし混ぜる。仕上げに塩2gで味を締める。
  • 9 バジルの枝を取り出し、火を止める。

完了の目安

木べらで鍋底をなぞったときに筋が2〜3秒残り、油とトマトが分離せず一体になっていれば煮上がり。

注意点

にんにくを強火で加熱すると焦げて苦味が出る。必ず弱火でゆっくり香りを移す。

煮詰め過ぎるとニョッキに絡めた時に重く濃くなり過ぎる。軽く流れる濃度で止める。

バジルの枝を長時間煮ると黒ずんで青臭くなる。5分で取り出す。

補足

この短時間煮のポモドーロはナポリ流の軽いソースで、トマトの輪郭ある酸味を残すのが狙い。

にんにくは香りだけを移して取り出すのが古典的な手法。

5約30分

ニョッキを成形する

  • 1 バット2枚にセモリナ粉を合わせて30g振り、底全体を覆う。
  • 2 生地を6等分し、使わない分は乾かないように布巾をかけておく。
  • 3 作業台にセモリナ粉を少量(合計20gのうち必要分)振り、生地1つを転がして直径2cmの棒状に伸ばす。
  • 4 棒状の生地をカードで2cm幅に切り分ける。
  • 5 切った1つずつをフォークの背、またはニョッキ板に押し当て、親指で軽く押しながら手前に転がして溝をつける。
  • 6 成形したニョッキを重ならないようにバットに並べ、残り5つの生地も同様に成形する。

完了の目安

すべてのニョッキに溝がつき、バットの上で互いにくっつかず個々に離れて並んでいれば成形完了。

注意点

打ち粉を振り過ぎると表面が粉っぽくなりソースが絡まない。台が白く薄くなる程度に留める。

成形後に長く放置すると芋の水分が出て台にくっつく。成形後30分以内に茹でる。

溝をつけるときに強く押し込むと生地が潰れて硬くなる。転がすように軽く当てる。

補足

溝はソースを受け止めるためのもので、外側の溝と内側のくぼみの両方が絡みを良くする。

すぐ茹でない場合はバットごと冷凍し、凍ったまま茹でると形が崩れにくい。

6約18分

ニョッキを茹でる

  • 1 沸騰した水6Lに粗塩60gを加え、溶かす。
  • 2 バットの内側にオリーブオイルを刷毛で薄く塗り、茹で上がりを待たせる用意をする。
  • 3 ソースのフライパンは火から外し、余熱で温かい状態のまま置いておく。
  • 4 湯を強めの沸騰から一段落として、表面が大きく揺れる程度の火加減にする。
  • 5 ニョッキをバットから滑らせるように、鍋の広さに対して30〜40個ずつ入れる。
  • 6 底にくっつかないよう、入れた直後に木べらで鍋底を1回だけ静かになぞる。
  • 7 浮き上がってきたニョッキを、そこから20〜30秒待って穴あきお玉ですくい上げ、あらかじめ内側にオリーブオイルを薄く塗っておいたバットへ、重ならないように広げて置く。
  • 8 残りのニョッキも同様に、合計4回に分けて茹でて同じバットに広げる。
  • 9 茹で汁を100ml取り置く。

完了の目安

すべてのニョッキが浮上して引き上げられ、バットの上で互いにくっつかず並んでいれば茹で完了。

注意点

激しい沸騰で茹でると衝撃でニョッキが崩れる。表面が揺れる程度の弱い沸騰を保つ。

一度に大量に入れると湯温が下がり、底に沈んだまま溶ける。必ず4回に分ける。

浮いてすぐ引き上げると中心が粉っぽい。浮上後20〜30秒待つ。

茹で上がった分をソースの中に入れて次のバッチを待つと、先に入れたニョッキがソースを吸って伸び、形が崩れる。全量が茹で上がるまでバットで待たせる。

補足

茹で時間はニョッキの大きさで変わるため、時計ではなく浮上を目安にするのが確実。

7約5分

ソースと合わせて仕上げる

  • 1 並行(絡めている間に)皿4枚を熱湯で温めて水気を拭く。
  • 2 ソースのフライパンを中火にかけ直し、取り置いた茹で汁100mlのうち50mlを加える。
  • 3 バットのニョッキを全量フライパンに移す。
  • 4 フライパンを揺すりながら、木べらを使わず30〜40秒あおって全体にソースを絡める。ソースが重ければ残りの茹で汁を20mlずつ足す。
  • 5 火を止め、パルミジャーノ40gを振り入れ、再度フライパンを揺すって全体になじませる。
  • 6 仕上げ用に残したバジルの葉10枚を手でちぎって加え、2〜3回あおって混ぜる。

完了の目安

ソースがニョッキの溝に絡んで表面につやが出て、フライパンの底に水っぽいソースが溜まっていなければ仕上がり。

注意点

木べらで混ぜるとニョッキが崩れる。必ずフライパンをあおって和える。

チーズを火にかけたまま入れるとダマになって糸を引く。必ず火を止めてから加える。

補足

茹で汁のでんぷんがソースとオイルをつなぎ、ニョッキ表面に膜のように絡む。

8約5分

盛り付ける

  • 1 温めた皿4枚にニョッキを均等に、山高になるように盛る。
  • 2 フライパンに残ったソースをスプーンですくい、各皿の中央にかける。
  • 3 仕上げのオリーブオイル15mlを4皿に分けて回しかける。
  • 4 黒胡椒1gをミルで挽き、4皿に均等に振る。
  • 5 飾り用のバジルの葉8枚を、ちぎらず1皿2枚ずつ中央に乗せる。

完了の目安

各皿につやのあるソースと胡椒、バジルが行き渡っていれば完成。

注意点

冷たい皿に盛るとニョッキが急速に冷めて表面が締まる。必ず温めた皿を使う。

補足

残りのパルミジャーノ20gは小皿に入れて卓上に出し、各自で加えるのが現地の食卓の作法。

INGREDIENT OPTIONS

手に入る食材で、本格の輪郭を保つ

ジャガイモのニョッキ トマトとバジルのソースは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。

粉質じゃがいも(男爵・キタアカリなど、貯蔵もの)の代わりに

メークイン(粘質種)

代わりに使える食材 · 本格度 -20点

水分が多く粘りが出るため、もっちりを通り越して重くゴムのような食感になりやすい。

茹でずに丸ごと蒸して水分吸収を抑える。

裏漉し後、弱火のフライパンで2〜3分乾煎りして水分を飛ばしてから粉を加える。

小麦粉を30〜50g増やす前提で、少量ずつ加えて硬さを見る。

薄力粉(イタリア00粉)の代わりに

セモリナ粉(デュラム小麦)

代わりに使える食材 · 本格度 -20点

歯切れが良く固さのある食感になり、ジャガイモの軽さが後退する。

水分吸収が遅いため、生地をまとめた後10分休ませてから硬さを再判断する。

薄力粉(イタリア00粉)の代わりに

中力粉

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

グルテンがやや強く出て歯応えが増し、ふんわり感が少し減る。

こね時間を短くし、まとまった時点で即座に成形へ移る。

卵の代わりに

卵黄2個分

代わりに使える食材 · 本格度への影響なし

水分が減ってよりホクホクと軽い仕上がりになる。

卵の代わりに

卵なし(ヴェローナ古式)

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

非常に軽く口溶けが良い反面、茹で崩れしやすく繊細になる。

卵の水分が入らない分、増粉はほとんど不要。試し茹でで崩れる場合のみ10g足す。

茹でるときは一度に入れる数を8〜10個までに減らし、湯を弱い沸騰に保つ。

ナツメグの代わりに

ナツメグなし

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

ジャガイモの風味がより素直に出るが、北イタリア特有の甘い香りの奥行きが消える。

ホールトマト缶の代わりに

完熟生トマト

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

酸味が軽くフレッシュだが、旨味とコクが薄くなり水っぽくなりやすい。

1kgの生トマトに十字の切れ目を入れ、沸騰湯に20秒くぐらせて氷水にとり湯剥きする。

種とゼリー質を除いてざく切りにし、水分が多いため煮込み時間を5分延長する。

ホールトマト缶の代わりに

パッサータ(トマトピューレ)

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

均一で滑らかになる一方、果肉の粒感と輪郭のある酸味が失われる。

潰す作業が不要なため、にんにくの香りを出した後にそのまま注ぐ。

煮詰まりが早いので加熱時間を15分に短縮する。

エクストラヴァージンオリーブオイルの代わりに

ピュアオリーブオイル

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

青々とした香りと辛味が消え、ソースの余韻が平板になる。

にんにくの代わりに

玉ねぎ(みじん切り40g)

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

辛味のある香りが甘く穏やかな旨味に変わり、南部風から北部風の丸い味になる。

オイルで弱火7分、透き通るまで炒めてからトマトを加える。

取り出さずソースに残す。

バジル(生)の代わりに

乾燥バジル

代わりに使える食材 · 本格度 -35点

清涼感のある甘い香りが失われ、乾いた草のような香りだけが残る。

火を止める直前ではなく、トマトを加えた直後に2gを入れて煮出す。

仕上げの飾りは省略する。

パルミジャーノ・レッジャーノ(すりおろし)の代わりに

グラナ・パダーノ

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

塩味と熟成香が穏やかになり、コクの余韻がやや短くなる。

パルミジャーノ・レッジャーノ(すりおろし)の代わりに

ペコリーノ・ロマーノ

代わりに使える食材 · 本格度 -20点

羊乳の強い塩気と酸が前に出て、北部の穏やかな味わいから中南部寄りの鋭い味になる。

塩気が強いため、ソース用の塩を3gに減らす。

この料理について

じゃがいものニョッキはイタリア全土で作られますが、トマトとバジルの軽いソースで和える形はナポリを中心とするカンパーニア州の型です。

じゃがいもがイタリアの食卓に定着したのは18世紀以降で、それ以前のニョッキはパンやセモリナから作られていました。じゃがいもが加わったことで生地は軽くなり、南では夏のトマトと結びつきました。同じ生地を陶器でモッツァレッラとともに焼けば、ニョッキ・アッラ・ソレンティーナになります。

現在もナポリの家庭では木曜日にニョッキを作る習慣が残る地域があり、トラットリアの日替わりにもその名残が見られます。トマトが最も甘くなる盛夏には、ソースの煮込み時間がさらに短くなります。

QUESTIONS

よくある質問

ジャガイモのニョッキ トマトとバジルのソースにメークイン(粘質種)を使ってもいいですか?

作れますが、粉質じゃがいも(男爵・キタアカリなど、貯蔵もの)をメークイン(粘質種)に替えると本格度が20点下がります。水分が多く粘りが出るため、もっちりを通り越して重くゴムのような食感になりやすい。茹でずに丸ごと蒸して水分吸収を抑える。

ジャガイモのニョッキ トマトとバジルのソースにセモリナ粉(デュラム小麦)を使ってもいいですか?

作れますが、薄力粉(イタリア00粉)をセモリナ粉(デュラム小麦)に替えると本格度が20点下がります。歯切れが良く固さのある食感になり、ジャガイモの軽さが後退する。水分吸収が遅いため、生地をまとめた後10分休ませてから硬さを再判断する。

ジャガイモのニョッキ トマトとバジルのソースにパッサータ(トマトピューレ)を使ってもいいですか?

使えます。ただしホールトマト缶をパッサータ(トマトピューレ)に替えると本格度が10点下がります。均一で滑らかになる一方、果肉の粒感と輪郭のある酸味が失われる。潰す作業が不要なため、にんにくの香りを出した後にそのまま注ぐ。

ジャガイモのニョッキ トマトとバジルのソースを失敗せずに作るコツはありますか?

つまずきやすいのは次の点です。皮を剥いてから茹でると芋が水を吸い、粉を増やさざるを得なくなって重いニョッキになる。必ず皮ごと丸のまま加熱する。強い沸騰を続けると皮が割れて中まで水が入る。表面が静かに揺れる火加減を守る。茹で湯に塩を入れない。塩は生地に直接振って量を管理する。

ジャガイモのニョッキ トマトとバジルのソースを作るのにどれくらい時間がかかりますか?

4人分で合計2時間43分です(準備55分・調理1時間48分)。

ジャガイモのニョッキ トマトとバジルのソースは家庭で作るのが難しいですか?

難易度は5段階中3です。全8工程のうち仕上がりを左右するのは「熱いうちに裏漉しして生地をまとめる」「ニョッキを茹でる」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。

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