Impepata di Cozze
ムール貝の黒胡椒蒸し
ナポリで愛される最もシンプルな魚介料理。ムール貝を高温の蓋付き鍋で一気に蒸し開け、香り豊かな汁に黒胡椒をたっぷり効かせる。料理というよりは海を食べる体験。
この料理について
ナポリ湾沿岸では、春から初夏にかけて身の詰まったムール貝が市場に並びます。インペペラータ・ディ・コッツェは、カンパーニャの港町で親しまれてきた前菜で、家庭や海辺のトラットリアの食卓に熱い鍋ごと出されます。
料理名は黒胡椒を意味する「pepe」に由来します。豪華なソースを重ねる料理ではなく、新鮮な貝と胡椒だけで海辺の香りを伝える素朴な伝統料理として定着しました。
現在のナポリでも、パンとレモンを添えて汁まで味わう定番として扱われています。手早く食べる一皿でありながら、季節の貝を家族や客と分け合う食卓の料理として受け継がれています。
材料(2人分)
- ムール貝(生、殻付き)1.5kg足糸を引き抜き、殻をたわしでよく洗う。口が開かないものは除く
- 黒胡椒(粗挽き・直前に挽く)3g(小さじ1強)これが料理の主役。ケチらない
- レモン1個
- イタリアンパセリ1束みじん切り
作り方
1約15分
貝を洗う
- 1 ムール貝をたわしでこすり、足糸を引き抜く。
- 2 口が開いているものや割れているものは捨てる。
- 3 イタリアンパセリをみじん切りにする。
注意点
口が開いているものや割れているものは使わない。
2約1分
鍋を用意する
- 1 ステンレスまたはアルミの大きな蓋付き深鍋をコンロに置く。
- 2 蓋を手元に用意する。
完了の目安
ムール貝を入れたらすぐ蓋をできる状態になったら次へ。
注意点
テフロン加工鍋は強火の空焼きと貝殻のこすれに弱いため推奨しない。
補足
現地のレシピでは、蓋付きの大きな鍋や深い片手鍋で貝を一気に開かせる。
3約5分
貝を蒸す
- 1 水気を切ったムール貝を鍋に一気に入れ、蓋をしてから強火にかけ、4〜5分蒸す。
- 2 途中で一度鍋を揺する。
完了の目安
貝から汁が出て蒸気が上がり、ほぼすべての口が開けば完成。
注意点
口が開かないムール貝は捨てる。
4約2分
仕上げて盛る
- 1 黒胡椒をたっぷり全体にかける。
- 2 パセリを散らし、汁ごと深皿に盛る。
- 3 レモンを添える。
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