PASTA · 2/5
こねとレスト——グルテンを理解する
グルテン形成・こね上がりの見極め・静置の科学
グルテンとは何か
小麦粉には2種のタンパク質、グルテニンとグリアジンが含まれます。これらが水(卵の水分)と結合し、こねることで網目状の構造——グルテンネットワークを形成します。グルテンが生地に弾力と伸展性を与え、茹でたときのもちっとした食感の源になります。
こね方と見極め
打ち粉をしていない台の上で、手のひらの付け根で生地を前に押し出します。90度回転させてたたみ直し、また押し出す——この動作を繰り返します。打ち粉は最小限に。粉を足すほど生地は硬くなります。 こね上がりのサインは2つです。表面が滑らかになりしっとりとした光沢が出ること、指で押したときにゆっくりと戻ってくること(弾力)。べたつきが残るうちはまだ足りません。

休ませる意味——なぜ30分必要か
こね上がった生地は緊張した状態にあります。グルテンのネットワークが収縮しており、すぐに伸ばそうとすると生地が縮み、マシンで薄くできません。 ラップで包んで常温で30分以上静置すると、グルテンが弛緩して伸展性が回復します。この工程を「レスト」と呼びます。急ぎの場合でも最低20分は確保してください。冷蔵なら最大24時間まで可能で、低温でゆっくり休ませた生地は風味が増します。
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