AUTHENTIC RECIPE
Tagliatelle ai Funghi Porciniポルチーニ茸のタリアテッレ
ボローニャ周辺の秋の定番。乾燥ポルチーニを戻した際の香り高いだしをそのままソースに組み込み、タリアテッレと絡める。生クリームは少量が上品。ポルチーニの戻し汁を捨てるのは絶対にNG——旨みの全てがそこにある。
本場北イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(4人分)
- タリアテッレ(乾燥)320g
- 乾燥ポルチーニ茸30gぬるま湯300mlで30分戻す。戻し汁はこして取っておく
- マッシュルーム(白)200g薄切り
- ニンニク2片薄切り
- バター(無塩)50g
- 白ワイン(辛口)80ml
- 生クリーム(乳脂肪35%以上)100ml
- パルミジャーノ・レッジャーノ60g
- イタリアンパセリ1束粗く刻む
- エクストラバージンオリーブオイル30ml
- 塩5gソース調味用・パスタ茹で水用(各適量)
- 黒胡椒(粗挽き)3〜4回挽き
作り方
ポルチーニを戻す
- 1 乾燥ポルチーニを40℃程度のぬるま湯300mlに浸ける。
完了の目安
30分経ったら戻し完了。
戻し汁を準備
- 1 戻したポルチーニを取り出して粗く刻む。
- 2 戻し汁を茶こしでこしておく(底から2cmは砂が沈殿しているため使わない)。
完了の目安
ポルチーニを刻み、戻し汁をこしたら完了。
注意点
底から2cmは砂が沈殿しているため使わない。
マッシュルームを切る
- 1 マッシュルームを薄切りにする。
完了の目安
全て切り分けたら完了。
ニンニクを炒める
- 1 ニンニクを薄切りにする。
- 2 フライパンにバター30gとEVOO大さじ2を熱し、ニンニク(薄切り)を弱火で1分炒める。
完了の目安
薄く色づいたら次へ。
マッシュルームを炒める
- 1 マッシュルームを加えて中火で5〜6分炒める。
完了の目安
水分が完全に飛んで表面に薄く焼き色がついたら次へ。
注意点
水分が残ると旨みが逃げる。
ポルチーニを炒める
- 1 ポルチーニを加えて強火で2〜3分炒める。
完了の目安
香りが立ったら次へ。
ソースを煮詰める
- 1 並行大鍋に湯を沸かし始める(湯1Lに対して塩10g)。
- 2 白ワイン80mlを加えて強火でアルコールを飛ばす(約1分)。
- 3 ポルチーニの戻し汁を全量加え、5〜6分煮詰めてソースを凝縮させる。
完了の目安
5〜6分煮詰めてソースが凝縮したら完了。
生クリームを加える
- 1 生クリーム100mlを加えて弱火で2〜3分煮る。
- 2 塩小さじ1/4・黒胡椒3〜4回挽きを加えて調味する。
完了の目安
2〜3分煮て味が整ったら完了。
パスタを茹でる
- 1 タリアテッレを沸かしておいた塩湯に入れ、アルデンテに茹でる(袋表示より1分短め)。
- 2 茹で汁を100ml取り置く。
完了の目安
アルデンテになったら引き上げる。
パスタを絡める
- 1 タリアテッレをアルデンテで引き上げてフライパンに移す。
- 2 残りのバター20gとパルミジャーノ半量を加える。
- 3 茹で汁大さじ2〜3と共に強火でテンポよく絡める。
完了の目安
全体にソースが絡んだら完了。
パルミジャーノとパセリを散らす
- 1 皿に盛り、残りのパルミジャーノを削ってかける。
- 2 パセリを散らして仕上げる。
完了の目安
パルミジャーノとパセリをかけたら完成。
INGREDIENT OPTIONS
手に入る食材で、本格の輪郭を保つ
ポルチーニ茸のタリアテッレは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。
タリアテッレ(乾燥)の代わりに
生タリアテッレ(卵入り)
代わりに使える食材 · 本格度への影響なし
卵の風味が加わりさらに本格的になる。茹で時間は2〜3分に短縮
乾燥ポルチーニ茸の代わりに
生ポルチーニ(旬のみ)
代わりに使える食材 · 本格度への影響なし
生の方が香りが強い。戻し汁の代わりにきのこの水分と茹で汁少量を使う
戻す工程は不要。汚れを落として薄切りにし、戻し汁を使う煮詰め工程はきのこの水分で仕上げる
マッシュルーム(白)の代わりに
しめじ
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
日本らしい風味になるが合う
ニンニクの代わりに
ニンニク(チューブ)小さじ1
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
香りがやや単調になる
生クリーム(乳脂肪35%以上)の代わりに
植物性生クリーム
代わりに使える食材 · 本格度 -10点
乳化感と風味が変わる
パルミジャーノ・レッジャーノの代わりに
グラナ・パダーノ
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
やや軽めの風味だが代用として十分
この料理について
9月になるとボローニャ周辺のアペニン山脈の麓は、ポルチーニを求める人々で賑わいます。秋の市場にかごいっぱいの茸が並ぶ光景は、エミリア=ロマーニャ地方の季節を告げる風物詩です。
タリアテッレはボローニャの家庭とトラットリアに深く根付いた卵パスタです。祝いの日だけでなく、週末の昼食や家族の食卓にも登場し、山の恵みを街の料理として受け止めてきました。
この組み合わせは古い農村の保存食文化と、ボローニャのパスタ文化が出会って定着した一皿です。今日でも秋のメニューに並ぶと、店の中に季節が入ってきたように感じられる定番として親しまれています。
QUESTIONS
よくある質問
ポルチーニ茸のタリアテッレに植物性生クリームを使ってもいいですか?
使えます。ただし生クリーム(乳脂肪35%以上)を植物性生クリームに替えると本格度が10点下がります。乳化感と風味が変わる。
ポルチーニ茸のタリアテッレにしめじを使ってもいいですか?
使えます。ただしマッシュルーム(白)をしめじに替えると本格度が5点下がります。日本らしい風味になるが合う。
ポルチーニ茸のタリアテッレに生タリアテッレ(卵入り)を使ってもいいですか?
使えます。タリアテッレ(乾燥)を生タリアテッレ(卵入り)に替えるとも本格度への影響はありません。卵の風味が加わりさらに本格的になる。茹で時間は2〜3分に短縮。
ポルチーニ茸のタリアテッレを失敗せずに作るコツはありますか?
つまずきやすいのは次の点です。底から2cmは砂が沈殿しているため使わない。水分が残ると旨みが逃げる。
ポルチーニ茸のタリアテッレを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
4人分で合計36分です(準備16分・調理20分)。
ポルチーニ茸のタリアテッレは家庭で作るのが難しいですか?
難易度は5段階中2で、イタリア料理のなかでは作りやすい部類です。全11工程のうち仕上がりを左右するのは「戻し汁を準備」「マッシュルームを炒める」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。
READER REVIEWS
ユーザーレビュー
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次の週末は、コース料理を家で。
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