AUTHENTIC RECIPE
Spezzatino di Manzo con Patate牛肉とじゃがいものスペッツァティーノ
イタリア家庭の週末の定番。「スペッツァティーノ」は細かく切った肉の意。白ワインとトマトで2時間煮込み、後からじゃがいもを加えてとろりと仕上げる。難しい技術は要らないが、時間が旨みを作る。
本場北イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(4人分)
- 牛肩肉またはスネ肉(一口大)700g3〜4cm角に切る
- じゃがいも(メークインまたは北あかり)500g大きめの一口大に切る。煮崩れにくい種類を選ぶ
- ホールトマト缶400g手で潰す
- 玉ねぎ1個みじん切り
- にんじん1本1cm幅の輪切り
- セロリ1本薄切り
- 辛口白ワイン150ml
- 牛または鶏のブロード(スープ)300ml市販のコンソメスープで代用可
- ローズマリー2枝
- 薄力粉30g肉にまぶして旨みと絡みを出す
- エクストラバージン・オリーブオイル40ml
作り方
食材を切る
- 1 牛肩肉700gを3〜4cm角に切る。
- 2 じゃがいも500gを大きめの一口大に切る。
- 3 玉ねぎをみじん切りに、にんじんを1cm幅の輪切りに、セロリを薄切りにする。
肉に粉をまぶす
- 1 牛肉に塩・こしょうをする。
- 2 薄力粉30gを全体にまぶし、余分な粉を払う。
肉を焼き付ける
- 1 厚手の鍋でオリーブオイル40mlを強火に熱する。
- 2 牛肉を数回に分けて全面に濃い焼き色をつけて取り出す。
完了の目安
全面に濃いきつね色がついたら取り出す。
注意点
一度に入れると温度が下がるので、数回に分けて焼くこと。
ソフリットを炒める
- 1 同じ鍋でソフリット(玉ねぎ・にんじん・セロリ)を中火で10分炒める。
- 2 白ワイン150mlを注いで鍋底の焦げを溶かしながら3分煮詰める。
完了の目安
ワインが半量になれば次へ。
牛肉とじゃがいもを煮込む
- 1 牛肉を戻す。
- 2 ホールトマト400g(手で潰す)・ブロード300ml・ローズマリーを加える。
- 3 蓋をして弱火で2時間煮込む。
完了の目安
肉がフォークで崩れるくらい柔らかくなれば次へ。
じゃがいもを加えて仕上げる
- 1 じゃがいも500gを加えてさらに30分煮込む。
- 2 塩で味を調整する。
完了の目安
じゃがいもに火が通り、ソースがとろりとしたら完成。
INGREDIENT OPTIONS
手に入る食材で、本格の輪郭を保つ
牛肉とじゃがいものスペッツァティーノは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。
牛肩肉またはスネ肉(一口大)の代わりに
牛カレー用角切り肉
代わりに使える食材 · 本格度への影響なし
同等
この料理について
スペッツァティーノという言葉は「細かく切った」という意味です。北イタリアから中部イタリアの家庭で毎週のように作られ、日曜日の食卓に登場する定番料理です。難しい技術は要りませんが、時間を省くことはできません。
牛肉の肩肉やすね肉に最初にしっかり焼き色をつけることが最初の工程です。この工程を省くと、ソースに深みが生まれません。メイラード反応によって生じる焦げ目は色づけのためではなく、旨みの複雑さを生み出しています。焼き色のついた肉と白ワインが反応した後に鍋底に残るフォンをこそぎ落とす工程が、ソースの旨みを作ります。
イタリアの家庭では、スペッツァティーノは「月曜日の皿」とも呼ばれます。日曜日の昼食に大鍋で作り、翌日に温め直すと味がさらに深まる——北イタリアから中部にかけての煮込み文化がこの料理に宿っています。地方ごとにハーブや野菜の使い方が異なり、各家庭の台所の数だけ作り方が存在するのも、長い歴史を持つ家庭料理ならではです。
この料理に合わせる
現地の食卓では、この一皿と共にこんな料理が並びます。
QUESTIONS
よくある質問
牛肉とじゃがいものスペッツァティーノに牛カレー用角切り肉を使ってもいいですか?
使えます。牛肩肉またはスネ肉(一口大)を牛カレー用角切り肉に替えるとも本格度への影響はありません。同等。
牛肉とじゃがいものスペッツァティーノを失敗せずに作るコツはありますか?
つまずきやすいのは次の点です。一度に入れると温度が下がるので、数回に分けて焼くこと。
牛肉とじゃがいものスペッツァティーノを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
4人分で合計3時間13分です(準備0分・調理1時間13分・待ち時間2時間)。待ち時間は手を離せるため、他の料理と並行して進められます。
牛肉とじゃがいものスペッツァティーノは家庭で作るのが難しいですか?
難易度は5段階中2で、イタリア料理のなかでは作りやすい部類です。全6工程のうち仕上がりを左右するのは「肉を焼き付ける」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。
READER REVIEWS
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次の週末は、コース料理を家で。
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