Spezzatino di Manzo con Patate

牛肉とじゃがいものスペッツァティーノ

Spezzatino di Manzo con Patate(牛肉とじゃがいものスペッツァティーノ)
難易度★★☆☆☆ 準備0分 調理1時間13分 待ち時間2時間 分量4人分 地方北イタリア・ミラノ・フィレンツェ

イタリア家庭の週末の定番。「スペッツァティーノ」は細かく切った肉の意。白ワインとトマトで2時間煮込み、後からじゃがいもを加えてとろりと仕上げる。難しい技術は要らないが、時間が旨みを作る。

この料理について

スペッツァティーノという言葉は「細かく切った」という意味です。北イタリアから中部イタリアの家庭で毎週のように作られ、日曜日の食卓に登場する定番料理です。難しい技術は要りませんが、時間を省くことはできません。

牛肉の肩肉やすね肉に最初にしっかり焼き色をつけることが最初の工程です。この工程を省くと、ソースに深みが生まれません。メイラード反応によって生じる焦げ目は色づけのためではなく、旨みの複雑さを生み出しています。焼き色のついた肉と白ワインが反応した後に鍋底に残るフォンをこそぎ落とす工程が、ソースの旨みを作ります。

イタリアの家庭では、スペッツァティーノは「月曜日の皿」とも呼ばれます。日曜日の昼食に大鍋で作り、翌日に温め直すと味がさらに深まる——北イタリアから中部にかけての煮込み文化がこの料理に宿っています。地方ごとにハーブや野菜の使い方が異なり、各家庭の台所の数だけ作り方が存在するのも、長い歴史を持つ家庭料理ならではです。

材料(4人分)

  • 牛肩肉またはスネ肉(一口大)700g3〜4cm角に切る
  • じゃがいも(メークインまたは北あかり)500g大きめの一口大に切る。煮崩れにくい種類を選ぶ
  • ホールトマト缶400g手で潰す
  • 玉ねぎ1個みじん切り
  • にんじん1本1cm幅の輪切り
  • セロリ1本薄切り
  • 辛口白ワイン150ml
  • 牛または鶏のブロード(スープ)300ml市販のコンソメスープで代用可
  • ローズマリー2枝
  • 薄力粉30g肉にまぶして旨みと絡みを出す
  • エクストラバージン・オリーブオイル40ml

作り方

1約10分

食材を切る

  • 1 牛肩肉700gを3〜4cm角に切る。
  • 2 じゃがいも500gを大きめの一口大に切る。
  • 3 玉ねぎをみじん切りに、にんじんを1cm幅の輪切りに、セロリを薄切りにする。
2約5分

肉に粉をまぶす

  • 1 牛肉に塩・こしょうをする。
  • 2 薄力粉30gを全体にまぶし、余分な粉を払う。
3約12分

肉を焼き付ける

  • 1 厚手の鍋でオリーブオイル40mlを強火に熱する。
  • 2 牛肉を数回に分けて全面に濃い焼き色をつけて取り出す。

完了の目安

全面に濃いきつね色がついたら取り出す。

注意点

一度に入れると温度が下がるので、数回に分けて焼くこと。

4約14分

ソフリットを炒める

  • 1 同じ鍋でソフリット(玉ねぎ・にんじん・セロリ)を中火で10分炒める。
  • 2 白ワイン150mlを注いで鍋底の焦げを溶かしながら3分煮詰める。

完了の目安

ワインが半量になれば次へ。

5約2時間

牛肉とじゃがいもを煮込む

  • 1 牛肉を戻す。
  • 2 ホールトマト400g(手で潰す)・ブロード300ml・ローズマリーを加える。
  • 3 蓋をして弱火で2時間煮込む。

完了の目安

肉がフォークで崩れるくらい柔らかくなれば次へ。

6約32分

じゃがいもを加えて仕上げる

  • 1 じゃがいも500gを加えてさらに30分煮込む。
  • 2 塩で味を調整する。

完了の目安

じゃがいもに火が通り、ソースがとろりとしたら完成。

この料理に合わせる

現地の食卓では、この一皿と共にこんな料理が並びます。

Chef Authen

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