Spaghetti con Bottarga di Muggine
カラスミのスパゲッティ
サルデーニャ産ボラの卵巣を塩漬け・天日干しした高級珍味「ボッタルガ・ディ・ムッジーネ」をスパゲッティに和えるサルデーニャの至高の一品。加熱せず削りかけることで、繊細な旨みと磯の香りを生きたまま皿に届ける。
この料理について
サルデーニャ州カブラスは、イタリア最重要のボッタルガ産地として知られています。ボラの卵巣を塩で漬け、木の板に挟んで天日干しにする工程を2〜3ヶ月かけて繰り返すことで、琥珀色に輝くボッタルガが完成します。古代フェニキア人がサルデーニャに伝えたとされるこの保存技術は、3000年を超える歴史を持ちます。
ボッタルガの旨みの主体はグルタミン酸とイノシン酸の複合体であり、加熱することで揮発します。そのため、ソースとして使う際にはパスタを火から下ろした後に和え、仕上げの削りがけも食卓に出す直前に行われます。加熱を避けることで、長期熟成によって蓄積された旨みを保つことができます。
サルデーニャではボッタルガを薄く削ってパンにそのまま乗せて食べる習慣もあります。削った瞬間に立ち上がる磯の香りと熟成の深みは、この食材の価値を端的に示しています。
材料(4人分)
- スパゲッティ320g
- ボッタルガ・ディ・ムッジーネ(ボラの卵巣の塩漬け乾燥)60g皮をむいてすりおろすか薄く削る。使う直前まで冷蔵庫で保管
- にんにく2片香り付け用。仕上がりには取り出す
- エクストラバージン・オリーブオイル80ml
- イタリアンパセリ1小束みじん切り。仕上げ用
- 乾燥唐辛子(任意)1本ボッタルガの塩気と合わせる場合は少量に抑える
- 塩(茹で湯用)20gボッタルガの塩気があるため通常の半量(水2Lに対して10g)
作り方
材料を合わせる
- 1 大鍋に水2Lを入れ、強火にかけて沸騰させる。
- 2 ボッタルガはボラの塩気があるため、茹で塩は10g/L(水2Lに対して塩10g)と通常の半量にする。
- 3 スパゲッティ320gを袋の表示時間より2分短く茹で始める。
茹でる
- 1 並行(パスタが茹でる間に)ボッタルガ60gの表面の薄い膜(皮)を丁寧にはがす。
- 2 2/3量(約40g)はマイクロプレーンですりおろしてソース用に小皿に取り置く。
- 3 残り1/3(約20g)はピーラーまたは包丁で薄く削り、仕上げ用に別の小皿に取り置く。
材料を準備する
- 1 フライパンにEVOO大さじ5(約80ml)とにんにく2片(包丁の腹でつぶす)を入れ、弱火で3〜4分かけてゆっくり香りを出す。
- 2 好みで乾燥唐辛子1本をちぎって加える
注意点
にんにくが薄く色づいたら取り出す(焦がさない)。
茹でる
- 1 アルデンテのスパゲッティを引き上げ、茹で汁をお玉1杯(約80ml)残してフライパンに移す。
- 2 中火で煽り、茹で汁とオイルを乳化させる(1分ほど)。
材料を準備する
火を止め、すりおろしたボッタルガ40gを加えて素早くトングで和える。ボッタルガは加熱すると繊細な磯の香りが飛ぶため、必ず火を止めた状態で加える。
注意点
火を止め、すりおろしたボッタルガ40gを加えて素早くトングで和える。
ボッタルガは加熱すると繊細な磯の香りが飛ぶため、必ず火を止めた状態で加える。
盛り付ける
- 1 皿に盛り、仕上げ用のボッタルガ薄削り20gを表面に散らす。
- 2 皿全体にイタリアンパセリをみじん切りにして散らし、EVOOをひとたらしして仕上げる
- 3 すぐに提供する
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