Spaghetti all'Assassina

焦がしトマトの暗殺者風スパゲッティ

Spaghetti all'Assassina(焦がしトマトの暗殺者風スパゲッティ)
難易度★★★☆☆ 準備10分 調理20分 分量2人分 地方南イタリア・バーリ

乾燥スパゲッティを茹でずに直接フライパンへ投入し、トマトソースと熱湯を少量ずつ加えながら炒め煮する——バーリ生まれの唯一無二の調理法。意図的な焦げがつき、外側はカリッと内側は弾力が残る「殺し屋」の異名を持つパスタ。フライパンから煙が出るほどの高火力が正解。

この料理について

スパゲッティ・アッラッサシーナは「殺し屋のスパゲッティ」と訳されますが、これはパスタが料理人を殺すという意味ではなく、極めて高い火力と焦げがパスタを「やっつける」という表現です。プーリア州バーリのトラットリアで長年作られてきたこの料理は、2013年にバーリ商工会議所によって「バーリの伝統料理」として公式に登録されました。

調理法は世界のパスタ料理の中でも唯一無二です。乾燥スパゲッティは茹でません——鉄製フライパンを煙が出るほど熱し、乾麺を直接投入します。そこにトマトソースと熱湯を少量ずつ加えながら炒め煮する手法は、リゾットやパエリャの炊き方に近い発想です。パスタは焦げ、茶褐色の斑点がつき、食感はカリッとした部分と弾力ある部分が混在します。

この焦げは失敗ではなく、完成の証です。

材料(2人分)

  • スパゲッティ(乾燥)160g1.8〜2.0mm太さ。細すぎると焦げが進みすぎる。茹でない
  • トマトペースト(ダブル)60g
  • パッサータ(トマトピューレ)200ml
  • にんにく3片薄切り。香りを出したら取り出さずそのまま残す
  • 赤唐辛子(乾燥)2本手で細かくほぐす。アッサシーナは辛みが必要——省略しない
  • エクストラバージンオリーブオイル60ml
  • 熱湯400ml常に沸騰した状態でポットに用意しておく。常温水は使わない
  • 5gトマトソースの調味用

作り方

1約5分

ソースを作る

  • 1 トマトソースを作る。
  • 2 小鍋にパッサータ200mlとトマトペースト60gを合わせてよく混ぜ、塩小さじ1/2を加えて中火で5分煮詰める。
  • 3 並行同時に熱湯400mlをポットに用意して沸騰状態を保つ。

注意点

やや濃いめのソースになったら火を止めて取り置く。

2約2分

材料を準備する

  • 1 にんにく3片を薄切りにする。
  • 2 赤唐辛子2本を手でほぐす。
3約3分

材料を合わせる

  • 1 鉄製フライパン(または厚手のステンレス、28cm)にエクストラバージンオリーブオイル60mlを入れ、強火で煙が出るほど熱する(約2〜3分)。
  • 2 にんにく(薄切り)と赤唐辛子(ほぐしたもの)を加えてにんにくが薄く色づき香りが立つまで30〜40秒炒める。
4約1分

香味を炒める

  • 1 スパゲッティ(乾燥のまま)をフライパンに投入し、強火のまま箸かトングで広げながら30秒〜1分炒める。

注意点

スパゲッティの表面が油でコーティングされ、一部が薄く色づいてきたら次へ——この焦げは正常であり目的。

5約14分

ソースを作る

  • 1 トマトソースの1/3量(約80ml)をスパゲッティに回しかける。
  • 2 強火を維持したまま、スパゲッティをトングで絶えず動かしながらソースを吸わせる。
  • 3 水分が吸収されてほぼなくなったら(約2〜3分)、熱湯を80〜100mlお玉で加える。
  • 4 再び吸収されるまで炒める。

完了の目安

この「ソース→吸収→熱湯→吸収」のサイクルをスパゲッティがアルデンテになるまで続ける(4〜5サイクル、計12〜15分)。

6約2分

仕上げにまとめる

  • 1 残りのトマトソースを加え、最後に1分強火で炒め合わせてパスタ全体にソースを絡める。

注意点

スパゲッティの中心にわずかに芯が残り、表面に茶褐色の焦げ斑点がついた状態がゴール。

7約1分

盛り付ける

  • 1 皿に盛る。
  • 2 仕上げの追加油は使わない——シンプルに仕上げる。
Chef Authen

このレシピをアプリで作る

Tabelia アプリなら、手に入りにくい食材には「代わりに使える食材」を本格度への影響とあわせて提示。すべての食材を人数に合わせた分量で表示します。複数品を同時に仕上げるコーチングでは、Chef Authenがあなたの隣に立ちます。

Download on the App Store