Spaghetti alla Nerano
ズッキーニとチーズのネラーノ風スパゲッティ
薄切りにしたズッキーニをオリーブオイルで揚げ、プロヴォローネ・デル・モナコとパスタの茹で汁で濃厚に乳化させるソレント半島ネラーノの名物。材料は少ないが、揚げたズッキーニをソース化する火加減とチーズの溶かし方が仕上がりを決める。
この料理について
ソレント半島の海沿いにあるネラーノは、小さな漁村でありながら、イタリアのパスタ地図に確かな名前を残しています。スパゲッティ・アッラ・ネラーノは、1950年代にこの地の食堂で生まれたとされる料理です。
夏になると、カンパーニャの市場にはズッキーニが豊富に並びます。海辺の昼食やトラットリアの食卓で、このパスタは季節の野菜と地元のチーズを結びつける一皿として親しまれてきました。
今日ではネラーノという地名そのものを広めた名物として、ソレント半島を訪れる人が目当てにする料理になっています。小さな村の食堂料理が、現在ではカンパーニャを代表する夏のパスタとして扱われています。
材料(4人分)
- スパゲッティ(乾燥)320g1.8mm前後。袋表示より1分短く茹でる
- ズッキーニ700g3mm厚の薄い輪切り。太すぎるものは縦半分にしてから切る
- プロヴォローネ・デル・モナコ160g細かくすりおろす。冷たいまま加えると固まりやすいので室温に戻す
- バジル(生)12枚半量はズッキーニに混ぜ、半量は仕上げにちぎる
- エクストラバージンオリーブオイル250mlズッキーニを揚げるため多めに使う。揚げ油の一部を仕上げに戻す
- にんにく1片軽くつぶして香りを移し、色づいたら取り出す
- 塩35gパスタ茹で水用30g、ズッキーニ調味用5g
- 黒胡椒2g
作り方
材料を準備する
- 1 ズッキーニ700gを3mm厚の薄い輪切りにする。
- 2 太いものは縦半分にしてから薄切りにし、切った断面が均一になるよう揃える。
食材を戻す
- 1 プロヴォローネ・デル・モナコ160gを細かくすりおろし、室温に置く。
- 2 バジル12枚は半量を粗くちぎり、半量は仕上げ用に残す。
- 3 にんにく1片は包丁の腹で軽くつぶす。
材料を合わせる
- 1 深めのフライパンにエクストラバージンオリーブオイル250mlとつぶしたにんにく1片を入れ、中火で2分ほど温める。
- 2 にんにくが薄く色づき香りが立ったら取り出す。
湯を沸かす
- 1 並行(ズッキーニを揚げ焼きにする間に)大鍋に湯3Lを沸かし始める。
- 2 ズッキーニを3〜4回に分けて入れ、170℃前後の油で揚げ焼きにする。
- 3 揚げ油は大さじ3を取り置く。
完了の目安
1回につき3〜4分、縁が薄い金色になり中心がしんなりしたら網に上げる。
休ませて落ち着かせる
- 1 揚げたズッキーニに塩小さじ1/2と粗くちぎったバジル6枚を混ぜ、5分置く。
完了の目安
ズッキーニから香りのある油と水分がにじみ、全体がしっとりしたら次へ。
休ませて落ち着かせる
- 1 並行(ズッキーニを休ませる間に)沸かしておいた湯に塩30gを加え、スパゲッティ320gを袋表示より1分短く茹でる。
- 2 茹で汁200mlを取り置く
揚げる
- 1 フライパンに揚げたズッキーニの2/3量と取り置いた揚げ油大さじ2を入れ、中火で温める。
- 2 茹で汁100mlを加え、ズッキーニの半量が崩れてソース状になるまで1〜2分混ぜる。
香味を炒める
- 1 スパゲッティをフライパンに移し、強めの中火で1分炒め合わせる。
完了の目安
チーズが糸を引かず、麺全体を薄く包む艶のあるソースになったら皿に盛る。
注意点
火を止めてプロヴォローネ・デル・モナコを3回に分けて加え、茹で汁を少しずつ足しながらトングで混ぜる。
揚げる
- 1 残りの揚げズッキーニとバジル6枚を上に散らし、黒胡椒を4〜5回挽く。
完了の目安
皿の底に水分がたまらず、ソースが麺に密着していれば完成。
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