AUTHENTIC RECIPE
Spaghetti alla Neranoズッキーニとチーズのネラーノ風スパゲッティ
薄切りにしたズッキーニをオリーブオイルで揚げ、プロヴォローネ・デル・モナコとパスタの茹で汁で濃厚に乳化させるソレント半島ネラーノの名物。材料は少ないが、揚げたズッキーニをソース化する火加減とチーズの溶かし方が仕上がりを決める。
本場南イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(4人分)
- スパゲッティ(乾燥)320g1.8mm前後。袋表示より1分短く茹でる
- ズッキーニ700g3mm厚の薄い輪切り。太すぎるものは縦半分にしてから切る
- プロヴォローネ・デル・モナコ160g細かくすりおろす。冷たいまま加えると固まりやすいので室温に戻す
- バジル(生)12枚半量はズッキーニに混ぜ、半量は仕上げにちぎる
- エクストラバージンオリーブオイル250mlズッキーニを揚げるため多めに使う。揚げ油の一部を仕上げに戻す
- にんにく1片軽くつぶして香りを移し、色づいたら取り出す
- 塩35gパスタ茹で水用30g、ズッキーニ調味用5g
- 黒胡椒2g
作り方
材料を準備する
- 1 ズッキーニ700gを3mm厚の薄い輪切りにする。
- 2 太いものは縦半分にしてから薄切りにし、切った断面が均一になるよう揃える。
食材を戻す
- 1 プロヴォローネ・デル・モナコ160gを細かくすりおろし、室温に置く。
- 2 バジル12枚は半量を粗くちぎり、半量は仕上げ用に残す。
- 3 にんにく1片は包丁の腹で軽くつぶす。
材料を合わせる
- 1 深めのフライパンにエクストラバージンオリーブオイル250mlとつぶしたにんにく1片を入れ、中火で2分ほど温める。
- 2 にんにくが薄く色づき香りが立ったら取り出す。
湯を沸かす
- 1 並行(ズッキーニを揚げ焼きにする間に)大鍋に湯3Lを沸かし始める。
- 2 ズッキーニを3〜4回に分けて入れ、170℃前後の油で揚げ焼きにする。
- 3 揚げ油は大さじ3を取り置く。
完了の目安
1回につき3〜4分、縁が薄い金色になり中心がしんなりしたら網に上げる。
休ませて落ち着かせる
- 1 揚げたズッキーニに塩小さじ1/2と粗くちぎったバジル6枚を混ぜ、5分置く。
完了の目安
ズッキーニから香りのある油と水分がにじみ、全体がしっとりしたら次へ。
休ませて落ち着かせる
- 1 並行(ズッキーニを休ませる間に)沸かしておいた湯に塩30gを加え、スパゲッティ320gを袋表示より1分短く茹でる。
- 2 茹で汁200mlを取り置く
揚げる
- 1 フライパンに揚げたズッキーニの2/3量と取り置いた揚げ油大さじ2を入れ、中火で温める。
- 2 茹で汁100mlを加え、ズッキーニの半量が崩れてソース状になるまで1〜2分混ぜる。
香味を炒める
- 1 スパゲッティをフライパンに移し、強めの中火で1分炒め合わせる。
- 2 チーズが糸を引かず、麺全体を薄く包む艶のあるソースになったら皿に盛る。
完了の目安
チーズが糸を引かず、麺全体を薄く包む艶のあるソースになれば完成。
注意点
火を止めてプロヴォローネ・デル・モナコを3回に分けて加え、茹で汁を少しずつ足しながらトングで混ぜる。
揚げる
- 1 残りの揚げズッキーニとバジル6枚を上に散らし、黒胡椒を4〜5回挽く。
完了の目安
皿の底に水分がたまらず、ソースが麺に密着していれば完成。
INGREDIENT OPTIONS
手に入る食材で、本格の輪郭を保つ
ズッキーニとチーズのネラーノ風スパゲッティは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。
スパゲッティ(乾燥)の代わりに
スパゲットーニ
代わりに使える食材 · 本格度への影響なし
太めの麺が濃いズッキーニソースをしっかり受け止める
袋表示より1分短く茹で、仕上げの加熱時間を1分長くする
ズッキーニの代わりに
黄ズッキーニ
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
甘みは近いが、仕上がりの色が淡くなる
プロヴォローネ・デル・モナコの代わりに
ペコリーノ・ロマーノ 80g + パルミジャーノ 80g
代わりに使える食材 · 本格度 -20点
塩気と旨みは補えるが、プロヴォローネ特有の伸びと乳の香りは失われる
チーズが固まりやすいため火を完全に止めてから加える
プロヴォローネ・デル・モナコの代わりに
カチョカヴァッロ
代わりに使える食材 · 本格度 -10点
熟成香は弱まるが、伸びと塩気で近い質感を作れる
細かくすりおろして室温に戻し、火口から外した余熱で少量ずつ溶かす
この料理について
ソレント半島の海沿いにあるネラーノは、小さな漁村でありながら、イタリアのパスタ地図に確かな名前を残しています。スパゲッティ・アッラ・ネラーノは、1950年代にこの地の食堂で生まれたとされる料理です。
夏になると、カンパーニャの市場にはズッキーニが豊富に並びます。海辺の昼食やトラットリアの食卓で、このパスタは季節の野菜と地元のチーズを結びつける一皿として親しまれてきました。
今日ではネラーノという地名そのものを広めた名物として、ソレント半島を訪れる人が目当てにする料理になっています。小さな村の食堂料理が、現在ではカンパーニャを代表する夏のパスタとして扱われています。
QUESTIONS
よくある質問
ズッキーニとチーズのネラーノ風スパゲッティにペコリーノ・ロマーノ 80g + パルミジャーノ 80gを使ってもいいですか?
作れますが、プロヴォローネ・デル・モナコをペコリーノ・ロマーノ 80g + パルミジャーノ 80gに替えると本格度が20点下がります。塩気と旨みは補えるが、プロヴォローネ特有の伸びと乳の香りは失われる。チーズが固まりやすいため火を完全に止めてから加える。
ズッキーニとチーズのネラーノ風スパゲッティにカチョカヴァッロを使ってもいいですか?
使えます。ただしプロヴォローネ・デル・モナコをカチョカヴァッロに替えると本格度が10点下がります。熟成香は弱まるが、伸びと塩気で近い質感を作れる。細かくすりおろして室温に戻し、火口から外した余熱で少量ずつ溶かす。
ズッキーニとチーズのネラーノ風スパゲッティに黄ズッキーニを使ってもいいですか?
使えます。ただしズッキーニを黄ズッキーニに替えると本格度が5点下がります。甘みは近いが、仕上がりの色が淡くなる。
ズッキーニとチーズのネラーノ風スパゲッティを失敗せずに作るコツはありますか?
つまずきやすいのは次の点です。火を止めてプロヴォローネ・デル・モナコを3回に分けて加え、茹で汁を少しずつ足しながらトングで混ぜる。
ズッキーニとチーズのネラーノ風スパゲッティを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
4人分で合計45分です(準備15分・調理30分)。
ズッキーニとチーズのネラーノ風スパゲッティは家庭で作るのが難しいですか?
難易度は5段階中3です。全9工程のうち仕上がりを左右するのは「香味を炒める」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。
READER REVIEWS
ユーザーレビュー
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評価ありがとうございます。確認後に公開されます。
次の週末は、コース料理を家で。
すべての皿が、いちばんおいしい瞬間に。
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