Ribollita

トスカーナ風パンと野菜の煮込みスープ

Ribollita(トスカーナ風パンと野菜の煮込みスープ)
難易度★★☆☆☆ 準備0分 調理1時間28分 分量6人分 地方中部イタリア・フィレンツェ

「再び沸かした(ribollita)」という名の通り、前日のミネストローネを翌日再加熱して食べる農民料理が進化した一皿。黒キャベツ・白いんげん豆・トスカーナパンをどろりと溶かし込んだ、厚みのある濃いスープ。本格料理の価値は食材の「格」ではなく技法にある。

この料理について

リボッリータは「再び煮る(ribollire)」という名前を持ちます。昨日作ったスープを翌日温め直すことで生まれた料理——トスカーナの農民の知恵が料理の原則になった例です。古くなったパンと野菜スープを一緒に煮ることで、パンが溶けてとろみとなり、野菜の旨みが凝縮されます。

カヴォロ・ネロ(黒キャベツ)はリボッリータに欠かせない食材です。霜が降りた後に収穫されるこの野菜は、低温にさらされることでデンプンが糖に変わり、独特の甘みが生まれます。冬のトスカーナでしか味わえない食材の変化を、この料理は最大限に活用しています。

「作りたてより翌日の方が美味しい」——これは食材が時間をかけて馴染んだ証拠です。料理を時間軸で設計することを、リボッリータは教えてくれます。

材料(6人分)

  • カンネッリーニ豆(白いんげん豆)400g半量はピュレ状にすりつぶしてとろみに使う
  • カーヴォロ・ネーロ(黒キャベツ・トスカーナカーレ)300g茎を取り、粗くちぎる
  • サボイキャベツ200g
  • トスカーナパン(前日の硬くなったもの)200g塩なしのパンが伝統。スライスしてスープに沈める
  • 玉ねぎ1個みじん切り
  • にんじん1本みじん切り
  • セロリ2茎みじん切り
  • にんにく2片みじん切り
  • ホールトマト缶400g
  • エクストラバージン・オリーブオイル80ml仕上げにたっぷりかける

作り方

1約8分

ソフリットを切る

  • 1 玉ねぎ1個をみじん切りにする。
  • 2 にんじん1本をみじん切りにする。
  • 3 セロリ2茎をみじん切りにする。
  • 4 にんにく2片をみじん切りにする。

完了の目安

全ての野菜がみじん切りになった。

2約10分

ソフリットを炒める

  • 1 大鍋でオリーブオイル大さじ4を熱する。
  • 2 ソフリットを中火で10分炒める。

完了の目安

玉ねぎが透明になりしんなりした。

注意点

焦がさないよう注意。

3約40分

野菜を加えて煮込む

  • 1 ホールトマト400g・黒キャベツ300g・サボイキャベツ200gを加えて混ぜる。
  • 2 水1.5Lを加えて中火で40分煮込む。

完了の目安

40分経過してキャベツが柔らかくなった。

4約20分

豆を加えてさらに煮込む

  • 1 カンネッリーニ豆の半量200gを木べらでつぶしてピュレ状にする。
  • 2 残り半量200gと共にスープに加えてさらに20分煮込む。

完了の目安

20分経過してスープにとろみが出た。

5約30分

パンを沈めて休ませる

  • 1 スライスしたトスカーナパン200gをスープ全体に重ねて沈める。
  • 2 蓋をして30分以上置く。

完了の目安

パンがスープに完全に溶け込んでとろりとした状態になった。

注意点

30分以上置いてパンを完全に溶かすこと。

6約10分

翌日再加熱して提供する

  • 1 翌日弱火で温めなおす。
  • 2 器に盛りオリーブオイルをたっぷりかける。

完了の目安

スープが温まりオリーブオイルをかけて完成。

Chef Authen

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