AUTHENTIC RECIPE
Poireaux Vinaigretteポロねぎのヴィネグレット
フランス全土のビストロで定番の、素材の少なさで技術を見せる前菜。ポロねぎを丸ごと柔らかく茹で、マスタードを効かせたヴィネグレットで和えるだけのシンプルな料理だが、茹で加減の見極めとヴィネグレットの乳化が仕上がりを左右する。冷やして供することが多く、夏でも冬でも食卓に上がる家庭の定番だ。
本場フランス料理で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(4人分)
- ポロねぎ(リーキ)4本根元と青い硬い葉先を切り落とし、縦に切り込みを入れて土をよく洗い流す
- ディジョンマスタード大さじ1ヴィネグレットの乳化の要
- 赤ワインビネガー20mlヴィネグレット用
- エクストラバージン・オリーブオイル60mlヴィネグレットの土台
- エシャロット1個みじん切り
- 卵1個固茹でにして殻をむき、白身と黄身を分けてそれぞれ刻む。仕上げに散らす
- イタリアンパセリ1束みじん切りにして仕上げに散らす
- 塩大さじ1茹で湯用
- 黒胡椒1少々
作り方
湯を沸かす
- 1 大鍋に湯を沸かし始める。
- 2 ポロねぎ4本の根元と青い硬い葉先を切り落とし、白い部分を12cm程度残す
- 3 縦に深さ半分ほどの切り込みを1本入れ、流水で葉の間の土をよく洗い流す
- 4 エシャロット1個をみじん切りにする
- 5 イタリアンパセリをみじん切りにする
材料を合わせる
- 1 沸いた湯に塩大さじ1を加える。
- 2 ポロねぎを横にして湯に入れ、根元に竹串がすっと通る柔らかさになるまで15〜18分茹でる。
- 3 茹で上がったら網じゃくしで取り出し、バットに並べて粗熱を取る。
茹でる
- 1 並行(ポロねぎを茹でる間に)小鍋に卵1個とかぶるくらいの水を入れて中火にかけ、沸騰後10分茹でて固茹でにする。
- 2 冷水にとって冷まし、殻をむいて白身と黄身を分け、それぞれ細かく刻む。
仕上げにまとめる
- 1 小さなボウルにディジョンマスタード大さじ1・赤ワインビネガー20ml・エシャロット・塩ひとつまみを入れてよく混ぜる。
- 2 黒胡椒少々を加える。
注意点
ボウルにエクストラバージン・オリーブオイル60mlを少しずつ垂らしながら泡立て器で絶えず混ぜ、とろみがついて分離しない状態に乳化させる。
休ませて落ち着かせる
- 1 粗熱の取れたポロねぎの水気をキッチンペーパーで軽く拭き、食べやすい長さ(6〜7cm)に切って皿に並べる。
- 2 ヴィネグレットを全体にかけ、刻んだ卵の白身・黄身とイタリアンパセリを散らす。
- 3 冷蔵庫で30分以上冷やしてから供する。
INGREDIENT OPTIONS
手に入る食材で、本格の輪郭を保つ
ポロねぎのヴィネグレットは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。
ポロねぎ(リーキ)の代わりに
太めの長ねぎ
代わりに使える食材 · 本格度 -10点
ポロねぎ特有の繊維の柔らかさと甘みが薄れ、辛みがやや残る
太めの長ねぎは繊維がポロねぎより早く柔らかくなるため、茹で時間を10〜12分に短縮する
この料理について
フランスのビストロのメニューには、しばしば「クリュディテ」と呼ばれる生野菜や軽い前菜の一角に、このポロねぎのヴィネグレット和えが並びます。特定の地方に由来する料理というより、フランス全土の家庭とビストロの両方で長く作られてきた定番の前菜です。
ポロねぎが出回る秋から春にかけて特によく食べられますが、冷やして供されることが多いため、夏の食卓にも違和感なく馴染みます。あらかじめ作り置きして冷蔵庫で冷やしておける手軽さも、家庭料理として定着した理由のひとつです。
素材の構成が非常にシンプルなため、家庭ごとにマスタードの量やエシャロットの有無など細かな違いが見られ、それぞれの家の味として受け継がれてきました。今日でもビストロの前菜メニューの定番としての地位を保っています。
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次の週末は、コース料理を家で。
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