AUTHENTIC RECIPE

Penne alla Vodkaウォッカソースのペンネ

Penne alla Vodka(ウォッカソースのペンネ)
難易度★★☆☆☆ 準備10分 調理25分 分量4人分 地方中部イタリア・ローマ・ボローニャ

1970年代にローマとボローニャで同時多発的に生まれたとされるモダンなパスタ。ウォッカがトマトの酸味を和らげると同時に、脂溶性の香り成分を引き出す化学的な役割を担う。シンプルな材料で出せる贅沢感が人気の理由。

本場中部イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(4人分)

4
  • ペンネ・リガーテ320g
  • パンチェッタ(角切り)100g5mm角のさいの目切り
  • ホールトマト缶400g手でつぶしておく
  • ウォッカ80ml安価なもので十分
  • 生クリーム(乳脂肪35%以上)150ml
  • 玉ねぎ(中)1個細かくみじん切り
  • ニンニク2片薄切り
  • エクストラバージンオリーブオイル30ml
  • パルミジャーノ・レッジャーノ50g
  • 黒胡椒1少量

作り方

1約3分

パンチェッタを切る

  • 1 パンチェッタを5mm角のさいの目切りにする。

完了の目安

切り分けたら完了。

2約7分

食材を切る

  • 1 玉ねぎを細かくみじん切りにする。
  • 2 ニンニクを薄切りにする。
  • 3 ホールトマトを手でつぶしておく。

完了の目安

全て準備が整ったら完了。

3約4分

パンチェッタを炒める

  • 1 フライパンにEVOO大さじ2を熱し、パンチェッタを中火で3〜4分炒める。

完了の目安

カリッとして脂が十分に出たら次へ。

4約6分

玉ねぎとニンニクを炒める

  • 1 玉ねぎとニンニクを加えて弱火で5〜6分炒める。

完了の目安

透明になってしんなりしたら次へ。

5約3分

ウォッカを加える

  • 1 ウォッカ80mlを加えて強火で2〜3分煮立て、アルコールを完全に飛ばす。

完了の目安

刺激のあるアルコール臭が消え、ウォッカの香りが丸くなったら完了。

6約12分

トマトを煮詰める

  • 1 並行大鍋に湯を沸かし始める(湯1Lに対して塩10g)。
  • 2 つぶしたトマトを加えて中火で10〜12分煮詰め、水分が飛んでソースが凝縮するまで待つ。

完了の目安

水分が飛んでソースが凝縮したら完了。

7約4分

クリームを加える

  • 1 生クリーム150mlを加えて弱火で3〜4分煮る。
  • 2 塩小さじ1/4・黒胡椒3〜4回挽きで調味する。

完了の目安

3〜4分煮て調味が整ったら完了。

8約10分

パスタを茹でる

  • 1 ペンネを沸かしておいた塩湯に入れ、アルデンテに茹でる(袋表示より1分短め)。

完了の目安

アルデンテになったら引き上げる。

9約2分

ペンネを絡めてチーズをかける

  • 1 ペンネをアルデンテで引き上げてソースに移し、1〜2分絡める。
  • 2 パルミジャーノをかけて仕上げる。

完了の目安

全体が絡まったら完成。

INGREDIENT OPTIONS

手に入る食材で、本格の輪郭を保つ

ウォッカソースのペンネは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。

パンチェッタ(角切り)の代わりに

ベーコン

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

燻製香が加わる。風味は変わるが代用として自然

ホールトマト缶の代わりに

ミニトマト400g(半分に切る)

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

甘みが増す。水分量が少ないため煮詰め時間が短縮される

ウォッカの代わりに

ジン 60ml

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

ジュニパーの香りが加わる。アルコールの旨み引き出し効果は同様

生クリーム(乳脂肪35%以上)の代わりに

植物性生クリーム

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

乳化感と濃厚さが落ちる

パルミジャーノ・レッジャーノの代わりに

グラナ・パダーノ

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

やや軽めの風味だが代用として十分

この料理について

1970年代のイタリアはアメリカ文化の影響が最高潮に達していた時代でした。ウォッカをパスタソースに加えるという発想は、ローマとボローニャで同時期に独立して生まれたと言われており、どちらが先かを巡る議論は今も続いています。

ウォッカがソースに果たす役割は単なるアルコール成分ではありません。トマトの酸味を和らげ、同時にトマトに含まれる脂溶性の香り成分を引き出す化学的な作用があります。クリームとの乳化を安定させる効果も指摘されています。「科学的なパスタ」と呼ぶ料理研究家もいますが、イタリア人の多くにとっては「うまいから作る」で十分な説明です。

QUESTIONS

よくある質問

ウォッカソースのペンネに植物性生クリームを使ってもいいですか?

使えます。ただし生クリーム(乳脂肪35%以上)を植物性生クリームに替えると本格度が10点下がります。乳化感と濃厚さが落ちる。

ウォッカソースのペンネにベーコンを使ってもいいですか?

使えます。ただしパンチェッタ(角切り)をベーコンに替えると本格度が5点下がります。燻製香が加わる。風味は変わるが代用として自然。

ウォッカソースのペンネにミニトマト400g(半分に切る)を使ってもいいですか?

使えます。ただしホールトマト缶をミニトマト400g(半分に切る)に替えると本格度が5点下がります。甘みが増す。水分量が少ないため煮詰め時間が短縮される。

ウォッカソースのペンネを作るのにどれくらい時間がかかりますか?

4人分で合計35分です(準備10分・調理25分)。

ウォッカソースのペンネは家庭で作るのが難しいですか?

難易度は5段階中2で、イタリア料理のなかでは作りやすい部類です。全9工程で、特別な設備は必要ありません。

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