AUTHENTIC RECIPE
Pappardelle al Cinghiale猪のラグーのパッパルデッレ
トスカーナの幅広パスタと猪の煮込みソース。狩猟文化が根付くトスカーナ丘陵地帯の郷土料理。
本場中部イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(4人分)
- 猪肉500g2cm角に切り、前日から赤ワインでマリネする(マリネ時間8時間以上)
- 00粉(または強力粉)300g生パッパルデッレ用(手打ち)
- 卵(常温)3個生パッパルデッレ用
- 赤ワイン300ml
- ホールトマト缶400g
- 玉ねぎ1個みじん切り
- にんじん1本みじん切り
- セロリ1茎みじん切り
- エクストラヴァージンオリーブオイル45ml
- ローズマリー2枝
- ジュニパーベリー5粒
作り方
材料を準備する
- 1 猪肉を2cm角に切り、赤ワイン・ローズマリー・ジュニパーベリーと合わせて一晩(8時間以上)マリネする。
- 2 前日の夜に仕込む。
味をなじませる
- 1 肉を取り出してマリネ液は取り置く。
- 2 玉ねぎ1/2個・にんじん1/2本・セロリ1/2茎をそれぞれみじん切りにする
- 3 フライパンにオリーブオイル30mlを強火で熱し、肉の表面を全面こんがりと焼き固める(約8分)
完了の目安
表面が褐色になったら次へ
材料を準備する
- 1 玉ねぎ・にんじん・セロリ(みじん切り)を加え、残りのオリーブオイル15mlを足して中火で炒める。
完了の目安
野菜がしんなりして甘い香りが立ったら(約8分)次へ。
味をなじませる
- 1 マリネ液を加えてアルコールを飛ばし(約2分)、ホールトマトを手でつぶしながら加える。
- 2 蓋をして弱火で90分煮込む
- 3 途中で水分が少なければ水を足す
完了の目安
肉がフォークで崩れるくらい柔らかくなったら完成
休ませて落ち着かせる
- 1 並行(ラグーを煮込む間に)00粉300gに卵3個を加えて生地をまとめ、ラップに包んで30分休ませる。
- 2 並行(生地を休ませる間に)大鍋に湯を沸かし始める(湯1Lに対して塩10g)
- 3 薄く伸ばして幅2〜3cmに切り、パッパルデッレを作る
材料を準備する
- 1 肉をフォークでほぐしてラグーにする。
- 2 パッパルデッレを沸かしておいた塩湯でアルデンテに茹でる
- 3 ソースと和え、茹で汁で濃度を調整する
INGREDIENT OPTIONS
手に入る食材で、本格の輪郭を保つ
猪のラグーのパッパルデッレは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。
猪肉の代わりに
豚肩肉
代わりに使える食材 · 本格度 -20点
野性的な風味が大幅に弱まるが、ラグーとしては成立する
マリネ時間を4時間に短縮可
00粉(または強力粉)の代わりに
強力粉
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
00粉より若干コシが強くなるが代用可
この料理について
トスカーナの森は今も猪の生息域です。秋の狩猟シーズンになると、シエナやグロッセートの郊外では猟師たちが早朝から山に入ります。その日の獲物が夕方の食卓に上る——パッパルデッレ・アル・チンギアーレは、トスカーナの狩猟文化と食文化が直接結びついた料理です。
幅広のパッパルデッレは、濃厚な猪のラグーとの絡みが良く、このソースに合わせて使われます。猪の肉は牛肉より締まりがあり、独特の野性味があります。赤ワイン、ジュニパーベリー、ローズマリーで長時間煮込むことで、この野性味が料理全体に溶け込んでいきます。
トスカーナのラグーはエミリア=ロマーニャのボローニャ風とは異なり、ミルクを加えず、赤ワインを多用します。土地の気候と素材が生み出した、地域性の強い料理です。
QUESTIONS
よくある質問
猪のラグーのパッパルデッレに豚肩肉を使ってもいいですか?
作れますが、猪肉を豚肩肉に替えると本格度が20点下がります。野性的な風味が大幅に弱まるが、ラグーとしては成立する。マリネ時間を4時間に短縮可。
猪のラグーのパッパルデッレに強力粉を使ってもいいですか?
使えます。ただし00粉(または強力粉)を強力粉に替えると本格度が5点下がります。00粉より若干コシが強くなるが代用可。
猪のラグーのパッパルデッレを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
4人分で合計13時間6分です(準備0分・調理1時間6分・待ち時間12時間)。待ち時間は手を離せるため、他の料理と並行して進められます。
猪のラグーのパッパルデッレは家庭で作るのが難しいですか?
難易度は5段階中4で、技術の見極めが要る一皿です。全6工程で、特別な設備は必要ありません。
READER REVIEWS
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