Paccheri con Ragù di Polpo
タコのラグーのパッケリ
タコを赤ワイン・ホールトマト・黒オリーブで1時間以上煮込んだナポリの海の料理。タコの旨みが染み込んだラグーをパッケリが受け止める。
この料理について
ナポリには「タコは蓋を開けずに煮ろ」という言い伝えがあります。迷信のように聞こえますが、実際には蓋をして蒸気を逃がさないことで、タコが自らの旨みと水分を逃がさずに柔らかくなるという調理原則が背景にあります。
ポルポ(タコ)はナポリの食文化の中心にあります。ナポリの港の市場では早朝から漁師が水揚げしたばかりのタコを並べ、カフェーの隣で岩タコを煮て売る屋台が出ます。茹でたタコを切り分け、オリーブオイルとレモンだけで食べる「ポルポ・ルカーノ」はナポリの路上食の象徴です。
このラグーはその延長線上にあります。タコを60〜90分煮込むと、墨が溶け出したような濃い茶色のソースになります。黒オリーブとケッパーの塩気が加わり、ナポリ湾の潮風を思わせる力強い一皿になります。
材料(4人分)
- パッケリ320g
- マダコ(生)1000g粗塩でよく揉んでぬめりを取ること。内臓・目・くちばしを取り除いて洗う。胴体4cm幅、足は2〜3本ずつまとめて切る
- ホールトマト缶400g
- 赤ワイン150ml
- 玉ねぎ1個(中)みじん切り
- にんにく3片みじん切り
- 黒オリーブ(タッジャスカ種)100g種ありの場合は取り除く
- ケッパー(塩漬け)20g水に10分浸けて塩抜きしてから使う
- イタリアンパセリ10g粗みじん切り
- エクストラバージンオリーブオイル60ml
- 塩5gラグー・パスタ茹で湯用。オリーブとケッパーの塩気があるため控えめに
作り方
1約10分
時間を置く
- 1 ケッパー20gを水に10分浸けて塩抜きする。
2約15分
食材を下処理する
- 1 タコ1000gの前処理を行う。
- 2 粗塩(大さじ3)をタコ全体にまぶし、2〜3分よく揉んでぬめりを取る。流水でよく洗い流す
- 3 頭(胴体)と足を分け、目と口(くちばし)を取り除いてよく洗う
- 4 胴体は4cm幅に切り、足は2〜3本ずつまとめて根元で切る
3約8分
材料を準備する
- 1 玉ねぎ1個をみじん切りにする。
- 2 厚手の鍋(コッテーラまたは深型フライパン)にEVOO大さじ3を中火で熱し、玉ねぎを7〜8分、しんなりと透明になるまで炒める。
4約4分
材料を準備する
- 1 にんにく3片をみじん切りにして加え1分炒める。
- 2 香りが出たらタコ全量を加えて強火で3〜4分炒める。
完了の目安
タコが赤みがかって身が縮んできたら次へ(火を通しすぎない)。
5約3分
煮詰める
- 1 赤ワイン150mlを加えて中火で2〜3分加熱し、アルコールを飛ばす(鍋肌のアルコール臭が消えたら完了)。
6約1時間
仕上げにまとめる
- 1 ホールトマト400gを手でつぶしながら加え、塩小さじ1/2を加えて混ぜる。
- 2 蓋をして弱火で60分煮込む。
- 3 途中で蓋を開けずに待つ(タコの水分と旨みを閉じ込めるため)。
7約3分
仕上げにまとめる
- 1 フォークがすっと入れば良い。
- 2 硬い場合は蓋をしてさらに20分延長する。
完了の目安
60分後に蓋を開けてタコの柔らかさを確認する。
8約15分
湯を沸かす
- 1 並行(タコを煮込んでいる間に)大鍋に湯を沸かし始める(湯1Lに対して塩10g)。
- 2 黒オリーブ100gと塩抜きしたケッパー20gを加え、蓋を開けたまま中火で15分煮込んでソースを煮詰める
- 3 塩で味を調える(オリーブとケッパーの塩気があるため少量ずつ確認する)
9約14分
茹でる
- 1 パッケリ320gを沸かしておいた塩湯に入れ、袋表示より1分短めに茹でる。
- 2 茹で汁200mlを取り置く
10約2分
ソースを作る
- 1 アルデンテのパッケリをラグーに加えて中火で2分炒め合わせ、必要なら茹で汁50〜100mlを加えてソースの濃度を調整する。
11約1分
材料を準備する
- 1 パスタ全体に残りのEVOO大さじ1を回しかけ、イタリアンパセリを粗みじん切りにして散らし仕上げる。
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