Paccheri alla Genovese

ナポリ風ジェノヴェーゼのパッケリ

Paccheri alla Genovese(ナポリ風ジェノヴェーゼのパッケリ)
難易度★★★★☆ 準備20分 調理3時間20分 分量4人分 地方南イタリア・ナポリ

1kgの玉ねぎを3時間以上弱火で煮溶かし、牛肉の旨みを纏わせたナポリの伝統ソース。ジェノバとは無関係のカンパーニャ料理。

この料理について

ナポリにはジェノヴェーゼという名のソースがあります。ジェノバとは関係がありません。名前の由来は謎のままで、ジェノバからの商人が持ち込んだという説、ナポリの厨房で働いていたジェノバ人の料理人が作ったという説など、諸説はありますが決め手がありません。ナポリ市民の多くは「ジェノバのことは知らないが、このソースは自分たちのものだ」と言います。

このソースの正体は、1kgの玉ねぎを3時間以上かけて弱火で溶かし、牛バラ肉の旨みを染み込ませた、ナポリ郷土料理の最高峰のひとつです。玉ねぎはトマトも水も加えない状態で自らの水分だけで煮溶け、飴色を超えて茶褐色になり、糖とアミノ酸が反応して他に類を見ない深みを生みます。

ナポリの日曜日の家庭では、母親か祖母が土曜の夜から玉ねぎを準備し、日曜の昼食に間に合わせます。この料理は「急ぎ」という言葉と対極にあります。

材料(4人分)

  • パッケリ320g
  • 玉ねぎ1000g薄切り(約2mm厚)
  • 牛バラ肉(または肩肉)600g大きなブロックのまま使う。小さく切らない
  • ラルド(豚の背脂)80g細かく刻んでから鍋で溶かす
  • 白ワイン150ml
  • パルミジャーノ・レッジャーノ60g仕上げにすりおろす
  • 粗塩5gパスタの茹で湯に10g/L

作り方

1約6分

材料を準備する

  • 1 厚手の鍋(直径24cm以上)にラルド80gを細かく刻んで入れ、弱火で5〜6分かけて完全に溶かす。
2約3分

材料を準備する

  • 1 並行(ラルドを溶かしている間に)玉ねぎ1000gを約2mm厚の薄切りにする。
  • 2 ラルドが完全に溶けたら玉ねぎを全量加える。
  • 3 塩小さじ1/2を振り、木べらで軽く混ぜる。
3約30分

火入れを進める

  • 1 蓋をして弱火のまま30分蒸らす。
  • 2 水分が少なすぎる場合は水50mlを足す。

完了の目安

玉ねぎが透明になり、かさが大幅に減るまで待つ。

4約1時間30分

湯を沸かす

  • 1 並行(ラルドと玉ねぎを蒸らしている間に)大鍋に湯を沸かし始める(湯1Lに対して塩10g)。
  • 2 牛バラ肉600g(ブロックのまま)を玉ねぎの中央に埋め込む。
  • 3 白ワイン150mlを加えて蓋をし、弱火で90分煮込む。
  • 4 30分ごとに様子を確認し、水分が少ない場合は水50mlを補う。
5約5分

材料を準備する

  • 1 牛肉を鍋から取り出し、フォーク2本を使って繊維に沿ってほぐす。
6約10分

ソースを作る

  • 1 鍋の玉ねぎが飴色〜茶褐色のペースト状になっているか確認する。
  • 2 水分が多い場合は蓋を開けて中火で5〜10分加熱して飛ばす。

注意点

ほぐした牛肉を鍋に戻し、塩で味を調えて火を止める。

7約14分

茹でる

  • 1 パッケリ320gを沸かしておいた塩湯に入れ、アルデンテに茹でる(袋表示より1分短め)。
  • 2 茹で汁200mlを取り置く
8約2分

ソースを作る

  • 1 ソースを中火で温め直し、アルデンテのパッケリを加える。
  • 2 茹で汁を大さじ1ずつ加えながら2分間ソースと絡め、パッケリ全体に均一に纏わせる。
9約1分

材料を準備する

  • 1 皿に盛り、すりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノ約15g(人数分)をかけて提供する。
Chef Authen

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