AUTHENTIC RECIPE

Minestrone alla Genoveseジェノヴァ風ミネストローネ

Minestrone alla Genovese(ジェノヴァ風ミネストローネ)
難易度★★☆☆☆ 準備30分 調理50分 分量6人分 地方北イタリア・ジェノヴァ

季節の野菜と豆をたっぷり使い、仕上げにジェノヴェーゼペストを一さじ溶かすのがリグーリア流。ペストの香りがスープ全体に広がり、野菜料理とは思えない深い旨みを生み出す本格ミネストローネ。

本場北イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(6人分)

6
  • ボルロッティ豆(茹でたもの)200g
  • じゃがいも2個2cm角
  • ズッキーニ2本輪切り
  • にんじん2本輪切り
  • セロリ2茎
  • 玉ねぎ1個
  • ホールトマト缶200g
  • ショートパスタまたは米80g
  • エクストラバージン・オリーブオイル45mlソフリット炒め用(大さじ3)
  • ジェノヴェーゼペスト60g仕上げに加える

作り方

1約10分

野菜を切る

  • 1 玉ねぎ1個をみじん切りにする。
  • 2 にんじん2本をみじん切りにする。
  • 3 セロリ2茎をみじん切りにする。
  • 4 じゃがいも2個を2cm角に切る。
  • 5 ズッキーニ2本を輪切りにする。

完了の目安

ソフリット野菜がみじん切り、じゃがいもとズッキーニが指定サイズに切れた。

2約8分

ソフリットを炒める

  • 1 大鍋でオリーブオイル大さじ3を中火で熱する。
  • 2 玉ねぎ・にんじん・セロリを加えて弱火で8分炒める。

完了の目安

野菜がしんなりして透明感が出た。

注意点

焦がさないよう弱火で丁寧に炒めること。

3約30分

残りの野菜を加えて煮込む

  • 1 じゃがいも・ズッキーニ・ホールトマト200gを加える。
  • 2 水1.5Lを注いで中火で30分煮込む。

完了の目安

30分経過してじゃがいもが柔らかくなった。

4約12分

豆とパスタを加える

  • 1 ボルロッティ豆200gを加えてさらに10分煮る。
  • 2 ショートパスタ80gを加えてパッケージの表示通りに茹でる。

完了の目安

パスタが茹で上がった。

5約2分

ペストを加えて仕上げる

  • 1 火を止めてペスト60gを加えて溶かす。
  • 2 塩で味を整える。

完了の目安

ペストが溶け、スープ全体にバジルの香りが広がった。

注意点

沸騰中にペストを加えると香りが飛ぶ。必ず火を止めてから加えること。

INGREDIENT OPTIONS

手に入る食材で、本格の輪郭を保つ

ジェノヴァ風ミネストローネは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。

ボルロッティ豆(茹でたもの)の代わりに

白いんげん豆(缶詰)

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

食感と色が変わるが風味は近い

この料理について

ミネストローネ・アル・ペストは、リグーリアで何世代も作られてきた夏のスープです。ズッキーニ、インゲン豆、じゃがいも、玉ねぎ、トマト——畑にあるものをひとつの鍋に入れる。この「あるものを全部」という発想は、リグーリアのクチーナ・ポヴェーラ(貧者の料理)に共通して見られます。

このミネストローネが他の地域のものと決定的に違うのは、仕上げに加えるペストです。熱々のスープにペストを溶かし込む瞬間、バジルの香りが立ち上がり、スープ全体がひとつの料理として完成します。このペストを加える一手間が、ミネストローネをリグーリアの料理に変える儀式です。

季節を問わず作られるこのスープは、夏は新鮮野菜で、冬は乾燥豆と根菜で作られます。同じ名前でありながら季節によって全く異なる姿を見せる——ミネストローネはリグーリアのカレンダーでもあります。

QUESTIONS

よくある質問

ジェノヴァ風ミネストローネに白いんげん豆(缶詰)を使ってもいいですか?

使えます。ただしボルロッティ豆(茹でたもの)を白いんげん豆(缶詰)に替えると本格度が5点下がります。食感と色が変わるが風味は近い。

ジェノヴァ風ミネストローネを失敗せずに作るコツはありますか?

つまずきやすいのは次の点です。焦がさないよう弱火で丁寧に炒めること。沸騰中にペストを加えると香りが飛ぶ。必ず火を止めてから加えること。

ジェノヴァ風ミネストローネを作るのにどれくらい時間がかかりますか?

6人分で合計1時間20分です(準備30分・調理50分)。

ジェノヴァ風ミネストローネは家庭で作るのが難しいですか?

難易度は5段階中2で、イタリア料理のなかでは作りやすい部類です。全5工程のうち仕上がりを左右するのは「ソフリットを炒める」「ペストを加えて仕上げる」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。

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