Linguine con Vongole e Colatura

あさりとコラトゥーラのリングイネ

Linguine con Vongole e Colatura(あさりとコラトゥーラのリングイネ)
難易度★★★☆☆ 準備4分 調理33分 待ち時間2時間 分量4人分 地方南イタリア・ナポリ

ヴォンゴレ・ビアンコにチェターラ産コラトゥーラを仕上げに加えた、カンパニア海岸の本格パスタ。貝の蒸し汁とコラトゥーラの二重の旨みが重なり、白ワインベースのソースに複雑な奥行きをもたらす。コラトゥーラは加熱せず最後に垂らすことで香りを最大限に生かす。

この料理について

アマルフィ海岸の山側から海へと続く急峻な崖の下、チェターラという漁村があります。人口3000人にも満たないこの小さな街が、イタリア料理史においてただならぬ位置を占める理由——それは古代ローマ時代から連綿と続く魚醤「コラトゥーラ」の産地だからです。

カタクチイワシを塩漬けにし、木樽の中で数ヶ月から数年かけてゆっくり熟成させたコラトゥーラは、樽の底に穴を開けて滴り落ちる液体を集めて完成します。「コラトゥーラ」という名前そのものが、ラテン語で「濾し出すもの」を意味します。

ヴォンゴレのパスタにコラトゥーラを数滴加えることで、貝の蒸し汁だけでは生まれない奥行きが加わります。古代ローマ時代の食卓から連続する熟成の技術が、現代のパスタボウルの中に引き継がれています。

材料(4人分)

  • リングイネ400g幅3〜4mmの平打ちパスタ。スパゲッティよりソースを拾いやすい
  • あさり800g3%塩水(水1Lに塩30g)で2時間砂抜きし、調理直前にこすり洗いする
  • コラトゥーラ・ディ・アリーチ15ml加熱不要。火を止めた後に加える。塩辛いのでパスタの茹で汁の塩加減を控えめにする
  • にんにく4片軽く潰す
  • 辛口白ワイン150mlフラスカティやファランギーナなど辛口の品種が理想
  • エクストラバージン・オリーブオイル80ml
  • イタリアンパセリ1束みじん切り
  • 唐辛子(乾燥)1本輪切り。辛みを抑えたい場合は省く

作り方

1約2時間

材料を合わせる

  • 1 アルミホイルなどで覆い、暗所で2時間砂抜きする。

完了の目安

あさり800gをバットに重ならないよう広げ、3%塩水(水1Lに塩30g)を貝がひたひたになるまで注ぐ。

2約4分

砂抜きする

  • 1 砂抜きしたあさりをざるに上げ、殻同士をこすり合わせて流水で洗い、水気を切る
  • 2 割れた貝や口が開いたまま閉じない貝を除く
  • 3 にんにく4片を包丁の腹で軽く潰す
  • 4 イタリアンパセリをみじん切りにする
  • 5 唐辛子を輪切りにする
3約10分

湯を沸かす

  • 1 大鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を少量(通常の半量)加える。
  • 2 コラトゥーラが塩辛いため、麺を茹でる塩は控えめにする。
4約8分

香味を炒める

  • 1 大きなフライパンにオリーブオイルの半量・にんにく(軽く潰したもの)・唐辛子を入れて中火で熱し、香りが立ったらあさりを加えて白ワインを注ぐ。
  • 2 ふたをして強火で3〜4分蒸す。
  • 3 あさりが全部開いたら取り出す。
  • 4 蒸し汁を別に取り置く
  • 5 殻付きのまま数個を飾り用に残し、残りは殻から外す
5約9分

茹でる

  • 1 リングイネを袋の表示より1分短く茹でる。
  • 2 茹で汁80mlを取り置く
6約3分

形を整える

  • 1 同じフライパンに取り置いた蒸し汁を戻して中火で軽く煮詰める(1〜2分)。
  • 2 茹で汁を加えて乳化させる。
7約3分

ソースを作る

  • 1 パスタを加えてソースと和え、殻から外したあさりを戻す。
  • 2 殻付きのあさりで飾り付けて盛る。

注意点

火を止めてフライパン全体にコラトゥーラを回しかけ、残りのオリーブオイルとパセリを加えて素早く和える。

Chef Authen

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