AUTHENTIC RECIPE

Lasagne alla Bologneseラザニア ボロネーゼ

Lasagne alla Bolognese(ラザニア ボロネーゼ)
難易度★★★★★ 準備1時間10分 調理1時間10分 分量6人分 地方北イタリア・ボローニャ

ラグー・ベシャメル・緑色の生パスタを重ねたボローニャ本家のラザニア。世界中に広まったラザニアの原型。

本場北イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(6人分)

6
  • 00粉(パスタ生地用)525g緑のラザニアシート用。ほうれん草の水分で粉量を微調整する
  • ほうれん草(生)700g茹でて強く絞り、正味260g程度を生地に使う
  • 3個緑のラザニアシート用
  • ボロネーゼ・ラグー(タリアテッレ・アル・ラグーのレシピで用意)750g
  • 牛乳(ベシャメル用)750ml
  • バター(ベシャメル用)75g
  • 薄力粉(ベシャメル用)75g
  • ナツメグ1ひとつまみベシャメル用
  • 適量
  • パルミジャーノ・レッジャーノ300g各層と仕上げにかける用
  • バター(仕上げ用)30g最上層に点在させる

作り方

1約35分

茹でる

  • 1 ほうれん草700gを塩湯で2分茹で、冷水にとって冷ます。
  • 2 両手で強く絞り、布巾に包んでもう一度ひねって水気を抜き、正味260g程度をごく細かく刻む。
  • 3 00粉525gに刻んだほうれん草と卵3個を加えてまとめ、10分こねる。
  • 4 表面がなめらかになったらラップに包んで30分休ませる。

完了の目安

生地の表面がなめらかになり、30分休ませて指で押した跡がゆっくり戻れば次へ。

2約15分

ベシャメルを作る

  • 1 並行(ラザニア生地を休ませる間に)バター75gを溶かして薄力粉75gを加え、弱火で2分炒める。
  • 2 牛乳750mlを少しずつ加えながら混ぜ、とろみがついたら塩とナツメグで調える。

注意点

鍋底をへらで引くと一瞬線が残る濃度になったら火を止める。

3約25分

材料を合わせる

  • 1 ラザニア生地を薄く(約1mm)伸ばし、耐熱皿に合わせてカットする。
  • 2 塩湯で30秒ほど下茹でして冷水にとり、清潔な布巾に広げて水気を取る。
  • 3 オーブンを200℃に予熱する。
4約18分

形を整える

  • 1 耐熱皿の底にベシャメルを薄く敷く。
  • 2 ラザニアシート→ラグー約150g→ベシャメル約120ml→パルミジャーノ約50gの順に重ねる。
  • 3 これを5層作り、層ごとの端が重なりすぎないようならす。
5約5分

形を整える

  • 1 最上層はラザニアシートにベシャメルを薄く広げ、残りのパルミジャーノとバター30gを小さくちぎって点在させる。
  • 2 表面が白く覆われ、端までソースが行き渡ったら焼成へ進む。
6約40分

焼き上げる

  • 1 200℃で25〜30分焼く。
  • 2 表面がきつね色になり、端のソースがふつふつ沸いたら取り出す。
  • 3 10分休ませ、層が落ち着いてから切り分ける。

INGREDIENT OPTIONS

手に入る食材で、本格の輪郭を保つ

ラザニア ボロネーゼは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。

ほうれん草(生)の代わりに

冷凍ほうれん草

代わりに使える食材 · 本格度への影響なし

解凍後しっかり水気を絞れば同等に使える

解凍→水気絞り→細かく刻む

ほうれん草(生)の代わりに

省略(黄色い卵パスタにする)

代わりに使える食材 · 本格度への影響なし

ボローニャ登録版の緑色は失われるが、エミリア=ロマーニャの卵生地として自然な仕上がりになる

ほうれん草の下処理を省き、00粉500gと卵5個の黄色い卵パスタ生地に切り替える

この料理について

ボローニャの路地を歩くと、どの窓からもラグーの香りが漂ってきます。「La Grassa(太った者の街)」の異名を持つこの街は、北イタリア随一の食の都として知られ、ラザニア・ボロネーゼはその象徴的な一皿です。

緑色のほうれん草入り生パスタ、長時間かけて煮込んだラグー・ボロネーゼ、なめらかなベシャメルソース、そしてパルミジャーノ・レッジャーノ。この4つの要素が層を成して生まれるこの料理は、ボローニャでは祖母が伸ばしたパスタ生地を孫が横で眺める光景が今も続いており、年中行事の食卓に欠かせない料理として受け継がれています。

ラザニアの起源は14世紀のナポリの料理書にまでさかのぼりますが、緑のパスタとラグーを組み合わせた現在のスタイルが確立されたのは、19〜20世紀のボローニャでのことです。1982年、イタリア料理アカデミーがこの料理の「公式レシピ」を登録したのは、急速に広まる「インスタント版」や劣化した模倣から本物を守るためでした。そのレシピは2023年にも改訂されており、本格派への記録と研究は今も続いています。

QUESTIONS

よくある質問

ラザニア ボロネーゼに冷凍ほうれん草を使ってもいいですか?

使えます。ほうれん草(生)を冷凍ほうれん草に替えるとも本格度への影響はありません。解凍後しっかり水気を絞れば同等に使える。解凍→水気絞り→細かく刻む。

ラザニア ボロネーゼに省略(黄色い卵パスタにする)を使ってもいいですか?

使えます。ほうれん草(生)を省略(黄色い卵パスタにする)に替えるとも本格度への影響はありません。ボローニャ登録版の緑色は失われるが、エミリア=ロマーニャの卵生地として自然な仕上がりになる。ほうれん草の下処理を省き、00粉500gと卵5個の黄色い卵パスタ生地に切り替える。

ラザニア ボロネーゼを失敗せずに作るコツはありますか?

つまずきやすいのは次の点です。鍋底をへらで引くと一瞬線が残る濃度になったら火を止める。

ラザニア ボロネーゼを作るのにどれくらい時間がかかりますか?

6人分で合計2時間20分です(準備1時間10分・調理1時間10分)。

ラザニア ボロネーゼは家庭で作るのが難しいですか?

難易度は5段階中5で、技術の見極めが要る一皿です。全6工程のうち仕上がりを左右するのは「ベシャメルを作る」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。

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