AUTHENTIC RECIPE
Fettuccine alla Papalinaローマ風ハムと卵のフェットゥッチーネ
ローマの「ラ・パパリーナ」食堂が教皇ピウス12世のために考案したとされる料理。カルボナーラをベースにプロシュット・コットとグリーンピースを加えた贅沢版。卵液を加えたら火を切る——これがカルボナーラと同じ鉄の掟。
本場中部イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(4人分)
- フェットゥッチーネ320g
- プロシュット・コット(ハム、厚切り)100g1cm角のさいの目切り
- グリーンピース(生または冷凍)150g
- 卵黄3個
- 生クリーム(乳脂肪35%以上)150ml
- パルミジャーノ・レッジャーノ80g
- バター(無塩)30g
- 玉ねぎ(小)1個細かくみじん切り
- 黒胡椒1少量
- 塩5gソース調味用・パスタ茹で水用(各適量)
作り方
卵液を作る
- 1 ボウルに卵黄3個・生クリーム150ml・パルミジャーノ40gを合わせる。
- 2 黒胡椒3〜4回挽きを加えてよく混ぜる。
完了の目安
均一に混ざったら卵液完成。
グリーンピースを茹でる
- 1 グリーンピースを塩湯(湯500ml+塩小さじ1)で2〜3分茹でて水気を切る。
完了の目安
2〜3分茹でて水気を切ったら完了。
食材を切る
- 1 玉ねぎを細かくみじん切りにする。
- 2 プロシュット・コットを1cm角のさいの目切りにする。
完了の目安
全て切り分けたら完了。
玉ねぎを炒める
- 1 フライパンにバター20gを溶かし、玉ねぎを弱火で5〜6分炒める。
完了の目安
透明になってしんなりしたら次へ。
ハムを炒める
- 1 プロシュート・コットを加えて中火で2〜3分炒める。
完了の目安
軽く焼き色がついて脂が出てきたら次へ。
ピースを加える
- 1 並行大鍋に湯を沸かし始める(湯1Lに対して塩10g)。
- 2 グリーンピースを加えて1〜2分炒め合わせる。
- 3 塩小さじ1/4・黒胡椒3〜4回挽きで調味する。
完了の目安
1〜2分炒め合わせたら完了。
パスタを茹でる
- 1 フェットゥッチーネを沸かしておいた塩湯に入れ、アルデンテに茹でる(袋表示より1分短め)。
- 2 茹で汁を100ml取り置く。
完了の目安
アルデンテになったら引き上げる。
火を止めてパスタを移す
- 1 フェットゥッチーネをアルデンテで引き上げる。
- 2 フライパンの火を必ず止めてからパスタを移す。
完了の目安
火が止まった状態でパスタを移したら完了。
注意点
火を止めてからパスタを移すこと。絶対に火にかけたまま卵液を加えない。
卵液を加えて乳化
- 1 卵液を回しかける。
- 2 茹で汁大さじ2〜3を加えて素早く大きく混ぜ合わせる。
完了の目安
余熱でソースが乳化し、とろりとしたクリーム状になったら完成。
注意点
絶対に火にかけない。
パルミジャーノと黒胡椒をかける
- 1 皿に盛り、残りのパルミジャーノ40gを削ってかける。
- 2 黒胡椒をひいて仕上げる。
完了の目安
チーズと黒胡椒をかけたら完成。
INGREDIENT OPTIONS
手に入る食材で、本格の輪郭を保つ
ローマ風ハムと卵のフェットゥッチーネは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。
フェットゥッチーネの代わりに
タリアテッレ
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
食感はほぼ同じ。代用可
プロシュット・コット(ハム、厚切り)の代わりに
パンチェッタ
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
塩気と脂が強くなる。カルボナーラに近い味になる
グリーンピース(生または冷凍)の代わりに
枝豆(冷凍・解凍)
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
グリーンピースより豆の風味が強い。彩りは近い
塩湯での茹で工程は不要。解凍して水気を拭いてからハムと炒め合わせる
卵黄の代わりに
全卵2個
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
卵白が加わりソースが少し緩くなる。乳化はしやすくなる
生クリーム(乳脂肪35%以上)の代わりに
植物性生クリーム
代わりに使える食材 · 本格度 -10点
乳化感と濃厚さが落ちる
パルミジャーノ・レッジャーノの代わりに
グラナ・パダーノ
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
やや軽めの風味だが代用として十分
この料理について
ローマのボルゴ地区、ヴァティカンの城壁のすぐ外に、かつて「ラ・パパリーナ」という小さな食堂がありました。1930年代後半、教皇ピウス12世(在位前はエウジェニオ・パチェッリ枢機卿)がこの店の常連だったとされています。彼のために店主が特別に考案した料理がこのパスタだと伝えられています。
カルボナーラの卵液をベースに、プロシュット・コット(加熱したハム)とグリーンピースを加えた構成は、「教皇のパスタ」というあだ名にふさわしい豊かさを持ちます。ローマ料理の中では比較的新しい料理ですが、特定の物語と場所に結びついたこの一皿は、今もローマのリストランテのメニューに残っています。
QUESTIONS
よくある質問
ローマ風ハムと卵のフェットゥッチーネに植物性生クリームを使ってもいいですか?
使えます。ただし生クリーム(乳脂肪35%以上)を植物性生クリームに替えると本格度が10点下がります。乳化感と濃厚さが落ちる。
ローマ風ハムと卵のフェットゥッチーネにタリアテッレを使ってもいいですか?
使えます。ただしフェットゥッチーネをタリアテッレに替えると本格度が5点下がります。食感はほぼ同じ。代用可。
ローマ風ハムと卵のフェットゥッチーネにパンチェッタを使ってもいいですか?
使えます。ただしプロシュット・コット(ハム、厚切り)をパンチェッタに替えると本格度が5点下がります。塩気と脂が強くなる。カルボナーラに近い味になる。
ローマ風ハムと卵のフェットゥッチーネを失敗せずに作るコツはありますか?
つまずきやすいのは次の点です。火を止めてからパスタを移すこと。絶対に火にかけたまま卵液を加えない。絶対に火にかけない。
ローマ風ハムと卵のフェットゥッチーネを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
4人分で合計30分です(準備10分・調理20分)。
ローマ風ハムと卵のフェットゥッチーネは家庭で作るのが難しいですか?
難易度は5段階中2で、イタリア料理のなかでは作りやすい部類です。全10工程のうち仕上がりを左右するのは「火を止めてパスタを移す」「卵液を加えて乳化」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。
READER REVIEWS
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次の週末は、コース料理を家で。
すべての皿が、いちばんおいしい瞬間に。
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