Busiate al Pesto Trapanese
トラーパニ風ペストのブジアーテ
トラーパニの港町で生まれた、アーモンド・トマト・バジル・にんにくの生ペストを螺旋状の乾燥ブジアーテに絡める一皿。ジェノヴァのペストがシチリアの素材に変換された料理で、乳化ではなく、潰し方と水分量の制御が味を決める。
この料理について
シチリア西端の港町トラーパニは、地中海交易の影響を色濃く受けてきた土地です。ジェノヴァの船乗りが持ち込んだバジルのペストが、地元のアーモンド、トマト、にんにくと結びつき、ペスト・トラパネーゼとして定着したと伝えられています。
このペストはジェノヴェーゼのように滑らかで緑一色ではありません。粗く砕いたアーモンド、果肉を残したトマト、ちぎったバジルが混ざり、赤みを帯びたざらりとしたソースになります。火を入れないため、素材の香りがそのまま皿に残ります。
合わせるパスタはブジアーテです。細い棒に生地を巻きつけて作る螺旋形で、現在は乾燥品も広く使われます。溝とねじれが粗いペストを抱え込み、一口ごとにアーモンドの甘みとトマトの酸味が現れます。
材料(4人分)
- ブジアーテ(乾燥)320g
- 完熟トマト500g湯むきして種を軽く除き、2cm角に切る
- 皮むきアーモンド100g軽く乾煎りして粗く砕く
- バジル(生)40g葉だけを使う。包丁で刻まず乳鉢で潰す
- にんにく2片芯を除いて粗く刻む
- ペコリーノ60g細かくすりおろす
- エクストラバージンオリーブオイル90ml
- 塩34gパスタ茹で水用30g、ペスト用4g
- 黒胡椒1g
作り方
1約7分
材料を合わせる
- 1 完熟トマト500gのヘタに浅く十字を入れ、熱湯に20秒くぐらせて冷水に取る。
- 2 皮をむき、横半分に切って種を軽く除き、2cm角に切る。
完了の目安
果肉が崩れすぎず角が残っていればよい。
2約5分
香ばしく煎る
- 1 皮むきアーモンド100gを乾いたフライパンで弱めの中火にかけ、3〜4分乾煎りする。
- 2 表面に薄い焼き色がつき、甘い香りが立ったら取り出して粗熱を取る。
3約6分
材料を準備する
- 1 にんにく2片は芯を除いて粗く刻む。
- 2 バジル40gは葉だけを摘む。
- 3 ペコリーノ60gを細かくすりおろす。
4約5分
材料を準備する
- 1 乳鉢ににんにくと塩小さじ1/2を入れて潰す。
- 2 アーモンドを加え、粒が2〜3mm程度残る粗いペーストになるまで叩き潰す。
注意点
完全な粉にしない。
5約6分
湯を沸かす
- 1 並行(ペストを仕上げる間に)大鍋に湯3Lを沸かし始める。
- 2 乳鉢にバジルを数回に分けて加え、乳棒で押しつぶす。
- 3 葉が細かく裂けて香りが立ったら、トマトを加えて軽く潰す。
- 4 乳鉢のペーストにエクストラバージンオリーブオイル90mlとペコリーノ60gを加えて混ぜ、赤みを帯びた粗いペストになったら止める。
6約12分
材料を合わせる
- 1 沸かしておいた湯に塩30gを加える。
- 2 ブジアーテ320gを入れ、袋表示より1分短く茹でる。
- 3 茹で汁120mlを取り置く
7約2分
茹でる
- 1 大きなボウルにペストを移し、茹で汁60mlを加えてのばす。
- 2 ブジアーテを加え、火にかけずに1分ほどよく和える。
注意点
ペストが螺旋の溝に入り込み、ボウルの底に油だけが分離していなければよい。
8約1分
盛り付ける
- 1 皿に盛り、黒胡椒を2〜3回挽く。
注意点
必要なら茹で汁を残りから10mlずつ足し、ソースが重く固まらず麺にまとわりつく状態に整える。
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