Brasato al Barolo
牛肉のバローロ煮込み
ピエモンテが誇る王様の料理。牛肩肉またはすね肉を「ワインの王」バローロで一晩マリネし、3時間かけてじっくり煮込む。フォークで崩れる柔らかさと、煮詰めた深紅のソースが本物の証。
この料理について
ランゲ丘陵の秋は、ブドウの収穫が終わるとすぐにトリュフとバローロの季節になります。ピエモンテの農家では、ワインセラーのバローロが飲み頃を迎えた年に、牛肉の塊を丸ごと漬け込む習慣がありました。「ワインの王」を食材として惜しみなく使うことへの迷いは、この地域の食文化には存在しません。肉との長い時間をかけた反応で、バローロの渋みがソースに深みをもたらします。
ブラザートという言葉は「炭火(ブラーチェ)の傍で」を意味します。かつては暖炉の脇に鍋を置き、余熱で数時間かけてゆっくり火を入れる調理法でした。牛の肩肉やすね肉のコラーゲンが溶け出し、ワインの渋みが和らいでいく過程は、急ぐことのできない時間の産物です。
バローロの深紅が肉に染み込んだソースは、濾して煮詰めることで完成します。このソースとともに供されるポレンタ、またはバターとチーズで和えたポレンタ・コンチャは、ランゲの冬の食卓の定番です。
材料(4人分)
- 牛かたまり肉(肩肉またはすね肉)1000g大きいまま使う。紐で縛ると形が崩れない
- バローロ(赤ワイン)750mlマリネと煮込みに使う。1本丸々使う
- 玉ねぎ2個粗みじん切り
- にんじん2本輪切り
- セロリ2本4cm幅に切る
- にんにく3片
- ローズマリー・タイム3枝
- ローリエ2枚
- エクストラバージン・オリーブオイル50ml
作り方
野菜を切る
- 1 玉ねぎを粗みじん切りにする。
- 2 にんじんを輪切りにする。
- 3 セロリを4cm幅に切る。
バローロでマリネする
- 1 牛肉・玉ねぎ・にんじん・セロリ・にんにく・ハーブをバローロ750mlに漬け込む。
- 2 冷蔵庫で一晩(8〜12時間)マリネする。
完了の目安
肉全体がワインに浸かり、表面が深い赤紫色になったら次へ。
肉を取り出す
- 1 肉を取り出してキッチンペーパーで水気をしっかり拭く。
- 2 マリネ液(野菜込み)は取り置く。
肉の表面を焼き付ける
- 1 厚手の鍋にオリーブオイル50mlを強火で熱する。
- 2 牛肉の全面に濃い焼き色をつける(8〜10分)。
完了の目安
全面に濃いきつね色がついたら次へ。
牛肉をバローロで煮込む
- 1 マリネ液の野菜を加えて5分炒める。
- 2 マリネ液(ワイン)を全量注ぐ。
- 3 沸騰したら弱火にし、蓋をして2時間30分〜3時間煮込む。
完了の目安
肉がフォークで崩れるほど柔らかくなれば次へ。
ソースを仕上げる
- 1 肉を取り出してアルミで包んで休ませる。
- 2 ソースをこし器でこし、中火で半量になるまで煮詰める。
- 3 肉を戻し、ソースをかけて盛り付ける。
完了の目安
ソースが半量になり、とろりとしたら完成。
この料理に合わせる
現地の食卓では、この一皿と共にこんな料理が並びます。
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