AUTHENTIC RECIPE
Bigoli in Salsaアンチョビソースのビゴリ
ヴェネツィアの太麺ビゴリと玉ねぎ・アンチョビのソース。かつての断食料理で、金曜日に食べる習慣がある素朴な一皿。
本場北イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(4人分)
- ビゴリ(太い全粒粉パスタ)320g
- アンチョビ(塩漬け)8枚水洗いして塩を落とし、骨を取る
- 白玉ねぎ3個薄切り
- オリーブオイル80ml
作り方
材料を準備する
- 1 白玉ねぎを薄切りにする
- 2 アンチョビ(塩漬け)は水洗いして塩を落とし、骨を取り除いておく
香味を炒める
- 1 オリーブオイルで白玉ねぎを弱火でゆっくり炒める。
- 2 (炒め始めて10分経ったら)大鍋に湯を沸かし始める(湯1Lに対して塩10g)
注意点
焦がさずにとろとろになるまで20〜25分かける。
仕上げにまとめる
- 1 玉ねぎがとろとろになったらアンチョビを加え、木べらで溶かしながら混ぜる。
完了の目安
アンチョビが完全に溶けてソースがなめらかになったら次へ。
茹でる
- 1 ビゴリを沸かしておいた塩湯で硬めに茹でる。
- 2 ソースと和える
- 3 茹で汁で濃度を調整する
INGREDIENT OPTIONS
手に入る食材で、本格の輪郭を保つ
アンチョビソースのビゴリは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。
ビゴリ(太い全粒粉パスタ)の代わりに
スパゲッティ・グロッソ
代わりに使える食材 · 本格度 -10点
食感は近いが全粒粉の風味が失われる
アンチョビ(塩漬け)の代わりに
アンチョビ缶(オイル漬け)
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
塩気が弱まるが使いやすい
白玉ねぎの代わりに
玉ねぎ
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
辛みがやや強いが代用可
この料理について
ヴェネツィアの運河沿いのオステリア(居酒屋)では、冬の夜にビゴリ・イン・サルサが温かく供されます。ビゴリはヴェネト州特有の太くてザラついた全粒または蕎麦粉入りのパスタで、この太さが「サルサ」——玉ねぎとアンチョビのソース——をしっかり絡めとります。
このシンプルな料理は、ヴェネツィア共和国の時代(7世紀〜1797年)に遡ります。アンチョビはアドリア海で豊富に獲れ、塩漬けにして保存できた。玉ねぎは農民の日常食材。宗教的な断食日(金曜日や四旬節)にも食べられる「magro(肉なし)」料理として広く定着しました。
玉ねぎをオリーブオイルで白くなるまで長時間弱火で炒め、アンチョビを加えて溶かし込みます。加熱の過程でアンチョビの形は消え、料理の旨みに溶け込みます。
QUESTIONS
よくある質問
アンチョビソースのビゴリにスパゲッティ・グロッソを使ってもいいですか?
使えます。ただしビゴリ(太い全粒粉パスタ)をスパゲッティ・グロッソに替えると本格度が10点下がります。食感は近いが全粒粉の風味が失われる。
アンチョビソースのビゴリにアンチョビ缶(オイル漬け)を使ってもいいですか?
使えます。ただしアンチョビ(塩漬け)をアンチョビ缶(オイル漬け)に替えると本格度が5点下がります。塩気が弱まるが使いやすい。
アンチョビソースのビゴリに玉ねぎを使ってもいいですか?
使えます。ただし白玉ねぎを玉ねぎに替えると本格度が5点下がります。辛みがやや強いが代用可。
アンチョビソースのビゴリを失敗せずに作るコツはありますか?
つまずきやすいのは次の点です。焦がさずにとろとろになるまで20〜25分かける。
アンチョビソースのビゴリを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
4人分で合計40分です(準備10分・調理30分)。
アンチョビソースのビゴリは家庭で作るのが難しいですか?
難易度は5段階中2で、イタリア料理のなかでは作りやすい部類です。全4工程のうち仕上がりを左右するのは「香味を炒める」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。
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