Arista di Maiale al Forno
豚ロースのハーブロースト
フィレンツェで1439年(公会議でギリシャ人が「アリスタ(最上)」と叫んだのが名前の由来とも)から愛される豚肉のロースト。ローズマリー・にんにくの「バットゥート」を肉の切り込みに詰め込んで焼くことが肝。仕上がりは驚くほどジューシー。
この料理について
アリスタはフィレンツェを中心とするトスカーナの豚肉ローストです。1439年のフィレンツェ公会議で、ギリシャの聖職者がこのローストを食べて「アリスタ(最上のもの)」と称えたという由来が語り継がれています。
トスカーナでは、豚肉、ローズマリー、にんにく、白ワインは農家の食卓に近い組み合わせです。収穫期や日曜日の昼食に大きな塊肉を焼き、厚く切って家族で分ける料理として親しまれてきました。パンや豆料理を添えると、質実なトスカーナらしい食卓になります。
現在のフィレンツェ周辺でも、アリスタはレストランの名物料理であると同時に、家庭で作る祝いのローストとして残っています。名前の伝説だけでなく、地域の豚肉文化と週末の食卓を結ぶ料理として位置づけられています。
材料(6人分)
- 骨付き豚ロース(アリスタ)またはかたまりロース1200g骨付きが本格的だが、骨なしかたまりでも可。冷蔵庫から出して1時間室温に置く
- ローズマリー(生)4枝葉を外してみじん切りにする(詰め込み用2枝分+飾り用2枝)
- にんにく5片3片はみじん切り(バットゥート用)、2片は薄切り(差し込み用)
- セージ(生)10枚
- エクストラバージン・オリーブオイル40ml
- 辛口白ワイン200ml
作り方
1約10分
バットゥートを作る
- 1 ローズマリー2枝分の葉をみじん切りにし、にんにく3片もみじん切りにする。
- 2 ローズマリー・にんにく・塩・こしょうをまな板で一緒に刻んでペースト状にする。
- 3 ペーストにオリーブオイル小さじ2を加えて混ぜる。
- 4 にんにく2片を薄切りにして別に取り置く(差し込み用)。
2約10分
バットゥートを詰め込む
- 1 細い包丁で豚肉に6〜8か所の切り込みを深く刺す。
- 2 バットゥートを切り込みにしっかり詰め込む。
- 3 薄切りにんにく2片分も切り込みに差し込む。
- 4 肉の外側全体にもバットゥートを塗り込む。
3約8分
表面を焼き付ける
- 1 フライパンにオリーブオイル大さじ2を強火に熱する。
- 2 豚肉の全面を2〜3分ずつ焼き付ける。
完了の目安
表面全体が濃いきつね色になったら取り出す。
4約1時間30分
焼き上げる
- 1 耐熱皿に移し、白ワイン200mlとセージを加える。
- 2 190℃に予熱したオーブンで1時間15分〜1時間30分焼く。
- 3 途中で肉汁をかけながら焼く(バスティング)。
完了の目安
内部温度63〜65℃になれば次へ。
5約12分
休ませてソースを作る
- 1 アルミで包んで10分休ませる。
- 2 耐熱皿に残った肉汁に少量の白ワインを加えて煮詰め、ソースにする。
- 3 休ませた豚肉を切り分ける。
この料理に合わせる
現地の食卓では、この一皿と共にこんな料理が並びます。
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