AUTHENTIC RECIPE
Arista di Maiale al Forno豚ロースのハーブロースト
フィレンツェで1439年(公会議でギリシャ人が「アリスタ(最上)」と叫んだのが名前の由来とも)から愛される豚肉のロースト。ローズマリー・にんにくの「バットゥート」を肉の切り込みに詰め込んで焼くことが肝。仕上がりは驚くほどジューシー。
本場中部イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(6人分)
- 骨付き豚ロース(アリスタ)またはかたまりロース1200g骨付きが本格的だが、骨なしかたまりでも可。冷蔵庫から出して1時間室温に置く
- ローズマリー(生)4枝葉を外してみじん切りにする(詰め込み用2枝分+飾り用2枝)
- にんにく5片3片はみじん切り(バットゥート用)、2片は薄切り(差し込み用)
- セージ(生)10枚
- エクストラバージン・オリーブオイル40ml
- 辛口白ワイン200ml
作り方
バットゥートを作る
- 1 ローズマリー2枝分の葉をみじん切りにし、にんにく3片もみじん切りにする。
- 2 ローズマリー・にんにく・塩・こしょうをまな板で一緒に刻んでペースト状にする。
- 3 ペーストにオリーブオイル小さじ2を加えて混ぜる。
- 4 にんにく2片を薄切りにして別に取り置く(差し込み用)。
バットゥートを詰め込む
- 1 細い包丁で豚肉に6〜8か所の切り込みを深く刺す。
- 2 バットゥートを切り込みにしっかり詰め込む。
- 3 薄切りにんにく2片分も切り込みに差し込む。
- 4 肉の外側全体にもバットゥートを塗り込む。
表面を焼き付ける
- 1 フライパンにオリーブオイル大さじ2を強火に熱する。
- 2 豚肉の全面を2〜3分ずつ焼き付ける。
完了の目安
表面全体が濃いきつね色になったら取り出す。
焼き上げる
- 1 耐熱皿に移し、白ワイン200mlとセージを加える。
- 2 190℃に予熱したオーブンで1時間15分〜1時間30分焼く。
- 3 途中で肉汁をかけながら焼く(バスティング)。
完了の目安
内部温度63〜65℃になれば次へ。
休ませてソースを作る
- 1 アルミで包んで10分休ませる。
- 2 耐熱皿に残った肉汁に少量の白ワインを加えて煮詰め、ソースにする。
- 3 休ませた豚肉を切り分ける。
INGREDIENT OPTIONS
手に入る食材で、本格の輪郭を保つ
豚ロースのハーブローストは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。
骨付き豚ロース(アリスタ)またはかたまりロースの代わりに
豚肩ロース(かたまり)
代わりに使える食材 · 本格度 -5点
脂が多く出てよりジューシー。繊維がやや粗い
焼き時間を110分に調整
この料理について
アリスタはフィレンツェを中心とするトスカーナの豚肉ローストです。1439年のフィレンツェ公会議で、ギリシャの聖職者がこのローストを食べて「アリスタ(最上のもの)」と称えたという由来が語り継がれています。
トスカーナでは、豚肉、ローズマリー、にんにく、白ワインは農家の食卓に近い組み合わせです。収穫期や日曜日の昼食に大きな塊肉を焼き、厚く切って家族で分ける料理として親しまれてきました。パンや豆料理を添えると、質実なトスカーナらしい食卓になります。
現在のフィレンツェ周辺でも、アリスタはレストランの名物料理であると同時に、家庭で作る祝いのローストとして残っています。名前の伝説だけでなく、地域の豚肉文化と週末の食卓を結ぶ料理として位置づけられています。
この料理に合わせる
現地の食卓では、この一皿と共にこんな料理が並びます。
QUESTIONS
よくある質問
豚ロースのハーブローストに豚肩ロース(かたまり)を使ってもいいですか?
使えます。ただし骨付き豚ロース(アリスタ)またはかたまりロースを豚肩ロース(かたまり)に替えると本格度が5点下がります。脂が多く出てよりジューシー。繊維がやや粗い。焼き時間を110分に調整。
豚ロースのハーブローストを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
6人分で合計1時間55分です(準備25分・調理1時間30分)。
豚ロースのハーブローストは家庭で作るのが難しいですか?
難易度は5段階中2で、イタリア料理のなかでは作りやすい部類です。全5工程で、特別な設備は必要ありません。
READER REVIEWS
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次の週末は、コース料理を家で。
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