AUTHENTIC RECIPE
Bistecca alla Fiorentinaビステッカ・アッラ・フィオレンティーナフィレンツェ風Tボーンステーキ(ビステッカ)
- 合計
- 1時間15分
- 難易度
- ★★★☆☆
- 分量
- 4人分
- 準備 45分
- 調理 30分
厚切りのTボーンを広葉樹の熾火で網焼きにし、10分休ませてから塩とオリーブオイルで仕上げる、フィレンツェの肉料理。屋外で炭火を起こして焼く。
フィレンツェで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピです。分量と時間だけでなく、次の工程へ進む目安となる状態も書いています。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
このスコアは、標準レシピの食材と手順で作った場合の値です。代わりに使える食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とあわせてスコアが変わります。
材料(4人分)
100本格度- 牛Tボーンステーキ1200g厚さ4〜5cm。焼く45分前に冷蔵庫から出す
- 粗塩8gAmazonで探す楽天市場で探す
- 黒こしょう2gAmazonで探す楽天市場で探す
- エキストラバージンオリーブオイル20mlAmazonで探す楽天市場で探す
- レモン1個くし形に切る。好みで添えるAmazonで探す楽天市場で探す
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買い物リストをつくる作り方
厚切り肉の冷たさを和らげる
- 1 厚さ4〜5cmの牛Tボーンステーキ1200gを焼く45分前に冷蔵庫から出し、清潔なトレーに置いて覆う。
完了の目安
45分を目安に、表面の冷たさが和らいでいれば次へ。
補足
この待ち時間に、次の火起こしと仕上げの準備を進める。
木炭に火を起こす
- 1 並行(肉の冷たさを和らげる間に)火起こしを進める。
- 2 屋外の風通しのよい、炭火調理が許可された場所に、炭火グリルを水平に設置する。
- 3 グリルの説明書に従い、炭用の網に炭用の点火剤を置き、その上に広葉樹の木炭を入れた火起こし器を置いて点火する。
- 4 火起こし器がなければ、説明書に従って炭用の網の上で木炭を組み、炭用の点火剤で火を起こす。
- 5 空気口を開け、20〜30分を目安に炭全体に火が回るのを待つ。
完了の目安
炭全体が薄い灰で覆われ、隙間が赤く光り、炭用の点火剤が燃え尽きていれば次へ。
注意点
室内・テント内・車庫では炭火を使わない。
木炭の量と着火方法は器具の説明書を優先する。
熱い火起こし器やグリルの操作には耐熱手袋を使う。
補足
広葉樹の炭を使う。火起こし器は任意の道具。

強い熾火と退避場所を作る
- 1 耐熱手袋を着け、炭用トングで赤くなった木炭を炭床の約3分の2に寄せ、残りは炭を置かない場所にする。
- 2 焼き網をセットし、5分ほど十分に熱する。高さを調整できる器具では炭から約10cmを目安にし、固定式では器具の標準位置を使う。
- 3 牛肉の表面の水分をペーパーで拭き、肉を返す長いトングと調理用温度計を用意する。
- 4 レモン0.5個をくし形に切り、粗塩8gと黒こしょう2gを小皿に取り分ける。
- 5 仕上げ用の器にエキストラバージンオリーブオイル20mlを取り分ける。
完了の目安
炭の表面が薄い灰に覆われ、赤い熾火が見え、肉に当たる炎がなければ次へ。
注意点
炭用トングと食材用トングは分ける。
肉には焼く前に塩や油を付けない。
補足
熾火は、炎が収まって赤く燃えている炭。炭のない場所は炎が上がったときの退避に使う。

熾火で両面に焼き色を付ける
- 1 牛Tボーンステーキを炭のある場所の焼き網に寝かせ、蓋を外して片面を5分ほど焼く。
- 2 長いトングで返し、反対側も5分ほど焼く。
- 3 脂が落ちて炎が上がったら、肉を炭のない場所へ移し、炎が収まってから戻す。
完了の目安
両面に濃い褐色の焼き色が付き、表面が焼き網から無理なく離れれば次へ。
注意点
フォークで肉を刺したり、肉を押し付けたりしない。
炎を直接当て続けると表面が黒く焦げる。
補足
焼き時間は厚みと炭の強さで変わる。焼き色と次の工程の中心温度を合わせて判断する。

骨を下にして中心へ火を入れる
- 1 骨を下にして牛肉を焼き網に立て、長いトングで支えながら5〜8分を目安に焼く。
- 2 調理用温度計を肉の側面から中心へ差し、骨を避けてヒレ側とサーロイン側を測る。
- 3 中心温度が48〜50℃を目安に達したら、肉を網から下ろす。表面の焼き色が十分で中心温度が低ければ、炭の少ない境目で短く追加加熱する。
完了の目安
レアの目安は中心48〜50℃。骨を避けて測った両側の中心温度が目安に達していれば次へ。
注意点
立てた肉が倒れないようトングで支える。
48〜50℃はレアの仕上がりの目安であり、安全な加熱を保証する温度ではない。
補足
厚切りの一枚肉を使う。成形肉・注入肉・機械的に筋切りした肉は、このレアの焼き方の対象外。
焼いた肉を10分休ませる
- 1 牛肉を加熱済み食品用の清潔なトレーに移し、粗塩4gを振る。
- 2 アルミホイルをふんわりかぶせ、10分。
完了の目安
10分の時間が経過していれば次へ。
注意点
生肉を置いたトレーやまな板を洗わずに再使用しない。
骨から外して切り分ける
- 1 牛肉を清潔なまな板に移し、骨に沿ってヒレとサーロインを外す。
- 2 それぞれ繊維を断つ向きに厚さ1.5cmで切り、大皿に骨と一緒に並べる。
- 3 切った肉の表面に残りの粗塩4gと黒こしょう2gを振り、エキストラバージンオリーブオイル20mlを細く回しかける。
- 4 くし形に切ったレモンを脇に添える。
完了の目安
焼き色の付いた外側と赤みのある断面が見え、切り分けた肉が骨の脇に並んでいれば完成。
この料理について
アルノ川沿いに広がるフィレンツェは、ルネサンスの芸術都市であると同時に、キアニーナ牛をはじめとするトスカーナの畜産に支えられた肉料理の町でもあります。その町を代表する厚切りの骨付きステーキが、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナです。
「ビステッカ」は英語の beef steak から来た言葉とされ、18〜19世紀にフィレンツェを訪れた英国人旅行者との交流の中で広まったという説があります。今ではサン・ロレンツォ周辺のトラットリアや郊外のグリル店で、トスカーナの祝いの食卓を代表する料理として出されます。
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