AUTHENTIC RECIPE
Vitello Tonnatoヴィテッロ・トンナート
仔牛の塊肉を前日に低温で火入れし、ツナ、アンチョビ、ケッパーの冷製ソースで仕上げるピエモンテの夏の前菜。
本場北イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(4人分)
- 仔牛もも塊肉800g形の整った塊。室温に戻す
- ツナ(オイル漬け)180g油を軽く切る
- アンチョビ4枚細かく刻む
- ケッパー25g塩抜きして一部を飾り用に残す
- 卵黄2個
- 白ワイン120ml
- セロリ1本ざく切り
- にんじん1本ざく切り
- 玉ねぎ1個半割り
- エクストラバージンオリーブオイル120ml
- レモン1個果汁を絞る
- 塩8g
- 黒胡椒1少々
作り方
肉と香味野菜を準備する
- 1 仔牛もも塊肉800gを室温に戻す。
- 2 セロリ1本とにんじん1本はざく切りにする。
- 3 玉ねぎ1個は半割りにする。
完了の目安
肉の表面に塩4gと黒胡椒をなじませ、表面が冷たくなくなったら次へ。
仔牛を火入れする
- 1 鍋に仔牛もも塊肉、セロリ、にんじん、玉ねぎ、白ワイン120ml、水600mlを入れて弱火にかける。
注意点
液面が静かに揺れる火加減を保ち、中心まで火が通って串を刺した肉汁が透明になったら火を止める。
一晩休ませる
- 1 仔牛もも塊肉を煮汁ごと冷まし、冷蔵庫で24時間休ませる。
- 2 肉が締まり、薄切りできる硬さになったら次へ。
トンナートソースを作る
- 1 フードプロセッサーにツナ180g、刻んだアンチョビ4枚、塩抜きしたケッパー20g、卵黄2個、レモン果汁、煮汁60mlを入れて撹拌する。
- 2 フードプロセッサーへエクストラバージンオリーブオイル120mlを少しずつ加え、とろりと流れる濃度になったら塩4gで調える。
薄切りして仕上げる
- 1 仔牛もも塊肉を繊維を断つように薄切りにする。
- 2 皿に並べ、トンナートソースを全体にかける。
- 3 残したケッパーを散らし、肉の端までソースがなじんだら完成。
この料理について
ヴィテッロ・トンナートは、暑い季節のピエモンテで特別な食卓に置かれてきた冷製前菜です。前日に仔牛を火入れして休ませ、当日に薄く切ってソースとなじませるため、料理は一日では完結しません。
内陸のピエモンテでツナとアンチョビが使われる背景には、リグーリアとの交易があります。山と海の食材が出会い、夏でも食べやすい冷たい皿として定着しました。
現在でも祝日、家族の集まり、夏のコースの始まりに登場します。肉料理でありながら軽やかで、時間をかける価値を静かに示す一皿です。
QUESTIONS
よくある質問
ヴィテッロ・トンナートを失敗せずに作るコツはありますか?
つまずきやすいのは次の点です。液面が静かに揺れる火加減を保ち、中心まで火が通って串を刺した肉汁が透明になったら火を止める。
ヴィテッロ・トンナートを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
4人分で合計25時間42分です(準備27分・調理1時間15分・待ち時間24時間)。待ち時間は手を離せるため、他の料理と並行して進められます。
ヴィテッロ・トンナートは家庭で作るのが難しいですか?
難易度は5段階中4で、技術の見極めが要る一皿です。全5工程のうち仕上がりを左右するのは「仔牛を火入れする」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。
READER REVIEWS
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