AUTHENTIC RECIPE

Torta Margheritaトルタ・マルゲリータ

Torta Margherita(トルタ・マルゲリータ)
難易度★★☆☆☆ 準備20分 調理35分 分量8人分 地方北イタリア・パヴィア(ロンバルディア)

バター・卵・じゃがいもデンプンで作るイタリア家庭の定番スポンジケーキ。薄力粉とフェコラ・ディ・パターテを半々で使うことで、軽くふんわりした独特の口どけが生まれる。イタリア全土の「おばあちゃんのケーキ」として親しまれてきた北イタリア菓子の礎。

本場北イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(8人分)

8
  • 薄力粉100g
  • じゃがいもデンプン100gフェコラが理想。コーンスターチではしっとり感が少し弱まり、薄力粉のみに変えるとトルタ・マルゲリータ特有の軽さが失われる
  • 砂糖150g
  • 4個卵黄と卵白に分ける。常温に戻す
  • バター(無塩)120g常温でクリーム状に戻す
  • ベーキングパウダー8g
  • レモンの皮1個分国産・ノーワックスのレモンを使用。白いワタを避けて表皮だけをすりおろす
  • 1g
  • 粉砂糖(仕上げ用)15g

作り方

1約5分

型とオーブンを準備する

  • 1 オーブンを180℃に予熱する。
  • 2 直径22cmの丸型にバターを薄く塗り、薄力粉を振って余分を落とす。

完了の目安

オーブンが温まり、型の準備が整えば次へ。

2約8分

バター生地を作る

  • 1 レモンの表皮だけをすりおろす。
  • 2 常温のバター120gと砂糖150gをハンドミキサーで3〜4分混ぜる。
  • 3 卵黄4個を1個ずつ加えてその都度よく混ぜる。
  • 4 すりおろしたレモンの皮1個分を加えて混ぜる。

完了の目安

白っぽくふんわりしたクリーム状になれば次へ。

3約3分

粉類を折り込む

  • 1 薄力粉・じゃがいもデンプン・ベーキングパウダーを合わせてふるう。
  • 2 生地に2〜3回に分けて加え、ゴムベラでさっくりと混ぜる。

完了の目安

粉が見えなくなれば次へ。

注意点

混ぜすぎるとグルテンが出てケーキが重くなる。さっくりと混ぜる。

4約7分

卵白を折り込む

  • 1 卵白4個と塩1gを角が立つまで泡立てる。
  • 2 卵白の1/3を生地に加えてよく混ぜてほぐす。
  • 3 残りを2回に分けてゴムベラで切るように折り込む。

完了の目安

白い筋がなくなり均一に混ざれば次へ。

注意点

泡をなるべく消さないよう、すくいあげるように混ぜる。

5約35分

マルゲリータ生地を焼く

  • 1 生地を型に流し込み、台に軽く打ちつけて気泡を抜く。
  • 2 180℃で30〜35分焼く。

完了の目安

竹串を中心に刺して何もついてこなければ焼き上がり。

注意点

焦げそうなときはアルミホイルをかぶせる。

6約10分

冷まして仕上げる

  • 1 型のまま10分冷ます。
  • 2 型から取り出して網の上で完全に冷ます。
  • 3 粉砂糖15gをたっぷり振る。

注意点

熱いうちに型から外すと崩れる。10分待つ。

INGREDIENT OPTIONS

手に入る食材で、本格の輪郭を保つ

トルタ・マルゲリータは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。

じゃがいもデンプンの代わりに

コーンスターチ

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

フェコラ特有のしっとり感が若干弱まるが、軽さは維持できる

じゃがいもデンプンの代わりに

薄力粉(追加)

代わりに使える食材 · 本格度 -20点

生地が重くなりトルタ・マルゲリータ本来の口どけが失われる

レモンの皮の代わりに

バニラエッセンス

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

レモンの清々しい香りがなくなり風味が変わる

レモンをすりおろす工程を省き、数滴をバター混ぜの工程で加える

この料理について

トルタ・マルゲリータは、イタリアのどの地方の家庭にも存在する「おばあちゃんのケーキ」です。ロンバルディア州パヴィアを起源とするこの菓子は、薄力粉にじゃがいもデンプン(フェコラ・ディ・パターテ)を半量混ぜることで、フランスや日本のスポンジケーキとは異なる独特の口どけを生み出します。1891年にペッリグリーノ・アルトゥージが出版した料理書にもその原型が記録されており、統一イタリア期のブルジョワ家庭の食卓を代表する菓子のひとつです。

フェコラ・ディ・パターテはじゃがいもから作られるデンプンで、グルテンを含まないため、焼き上がりのケーキに独特の「ほろりと崩れる軽さ」を与えます。卵黄でリッチさを加え、泡立てた卵白を折り込むことで、シンプルな材料のケーキとは思えない高さとふんわり感が生まれます。材料はどの家庭にもあるもので、特別な道具も必要ありません。

イタリアの家庭では、日曜の朝食に家族のために焼き、午後のカフェ・ラッテとともに切り分けるのが定番の光景です。粉砂糖をたっぷり振って皿に置き、スライスするとほろりと崩れる。それだけで十分なケーキです。

QUESTIONS

よくある質問

トルタ・マルゲリータに薄力粉(追加)を使ってもいいですか?

作れますが、じゃがいもデンプンを薄力粉(追加)に替えると本格度が20点下がります。生地が重くなりトルタ・マルゲリータ本来の口どけが失われる。

トルタ・マルゲリータにコーンスターチを使ってもいいですか?

使えます。ただしじゃがいもデンプンをコーンスターチに替えると本格度が5点下がります。フェコラ特有のしっとり感が若干弱まるが、軽さは維持できる。

トルタ・マルゲリータにバニラエッセンスを使ってもいいですか?

使えます。ただしレモンの皮をバニラエッセンスに替えると本格度が10点下がります。レモンの清々しい香りがなくなり風味が変わる。レモンをすりおろす工程を省き、数滴をバター混ぜの工程で加える。

トルタ・マルゲリータを失敗せずに作るコツはありますか?

つまずきやすいのは次の点です。混ぜすぎるとグルテンが出てケーキが重くなる。さっくりと混ぜる。泡をなるべく消さないよう、すくいあげるように混ぜる。焦げそうなときはアルミホイルをかぶせる。

トルタ・マルゲリータを作るのにどれくらい時間がかかりますか?

8人分で合計55分です(準備20分・調理35分)。

トルタ・マルゲリータは家庭で作るのが難しいですか?

難易度は5段階中2で、イタリア料理のなかでは作りやすい部類です。全6工程のうち仕上がりを左右するのは「粉類を折り込む」「卵白を折り込む」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。

READER REVIEWS

ユーザーレビュー

まだ評価が届いていません。最初のレビューを投稿してみませんか。

この料理を作った感想を教えてください

評価の公開には軽量なメール確認とモデレーション承認が必要です。メールアドレスは公開されません。

Chef Authen

次の週末は、コース料理を家で。

すべての皿が、いちばんおいしい瞬間に。

作りたい料理を選んだら、買い物も当日の段取りもChef Authenにおまかせ。タベリアのアプリが、前菜からメインまで、あなたのキッチンでひとつのコースに仕上げます。

  • 買い物をひとつに献立と代替後の材料から、チェックできる買い物リストを自動作成
  • 段取りをひとつに待ち時間や火入れを組み合わせ、全料理の工程を一本のタイムラインに
  • レシピの先まで、答える火加減の見極めもアレンジの相談も、調理中の疑問にChef Authenが具体的な判断基準で回答
Download on the App Store

CHOOSE AN INGREDIENT

代替食材を選ぶ