Spaghetti alla Carbonara

スパゲッティ カルボナーラ

Spaghetti alla Carbonara(スパゲッティ カルボナーラ)
難易度★★☆☆☆ 準備10分 調理20分 分量2人分

卵・グアンチャーレ・ペコリーノ・黒胡椒だけで作る、ローマの伝統パスタ。生クリームは使わない。乳化させた卵とチーズのソースが命。

この料理について

カルボナーラの誕生については、今も歴史家の間で議論が続いています。炭焼き職人(carbonaro)が名の由来という説、第二次世界大戦後に連合軍が持ち込んだ卵とベーコンから生まれたという説——いずれも決定的な一次資料は残っておらず、1950年代以前の文献にカルボナーラの名は確認されていません。

ローマのトラットリアでは、昼食のプリモとして必ずといっていいほどメニューに並ぶ料理です。日曜の家庭料理としても広く受け継がれ、ローマっ子にとって幼い頃から慣れ親しんだ味です。グアンチャーレ・卵・ペコリーノ・黒胡椒——この四素材がカルボナーラの定義とされており、生クリームを加えたバリエーションは「本物ではない」という認識が地元では一般的です。

この四素材の規範はローマ料理人協会(Associazione Cuochi di Roma)が公認する基準にも明記されています。国際的には生クリーム入りが広まりましたが、ローマの台所では今も変わらぬ配合が守られており、カルボナーラはローマの食文化そのものを象徴する料理として位置づけられています。

材料(2人分)

  • グアンチャーレ140g7mm角に切る
  • スパゲッティ200g1.7-1.9mm推奨
  • 卵黄4個新鮮な卵の卵黄のみを使う。白身は使わない
  • ペコリーノ・ロマーノ60gすりおろして使う
  • 黒胡椒小さじ2粗挽きを使う。カルボナーラの「炭」感はここから

作り方

1約10分

湯を沸かす

  • 1 大きな鍋に湯を入れ、強火にかけて沸騰させる。
  • 2 沸騰したら塩(湯1Lあたり10g)を加えて溶かす。

完了の目安

ぐつぐつと全体が沸騰し、塩が溶けたら次へ。

2約7分

具材を準備する

  • 1 グアンチャーレを7mm角の拍子木状に切り分ける。
  • 2 ペコリーノ・ロマーノを目の細かいおろし金ですりおろす。
  • 3 黒胡椒をペッパーミルで粗めに挽くか、包丁の腹で叩いて粗挽きにする。
3約8分

パスタを茹でる

  • 1 沸騰した塩湯にスパゲッティを入れ、袋表示時間より1分短くゆで始める。
4約7分

グアンチャーレを炒める

  • 1 冷たいフライパンにグアンチャーレを油を引かずに入れ、中火で2分加熱する。
  • 2 脂が出始めたら弱火に落とし、さらに7〜8分炒める。
  • 3 グアンチャーレの表面がきつね色でカリッとし、透明な脂が溶け出した状態が目安。

注意点

グアンチャーレから多くの脂が溶け出すので、油は引かなくてもOK。

5約2分

フライパンを冷ます

  • 1 火を止めて余熱で1〜2分置き、そのままフライパン内で70℃以下まで冷ます。

注意点

グアンチャーレの脂が高温のため、そのまま卵液を加えるとスクランブルエッグになる。

6約1分

卵液を作る

  • 1 ボウルに卵黄4個を割り入れ、すりおろしたペコリーノ・ロマーノと粗挽き黒胡椒を加える。(チーズと胡椒は最後の仕上げとしても一部残しておく)
  • 2 かき混ぜてペースト状にする。

完了の目安

粉っぽさが消えてリボン状に流れる濃度になったら次へ。

7約1分

グアンチャーレの脂を絡める

  • 1 スパゲッティをアルデンテ(中心に芯が残る状態)にゆで上げ、軽く湯切りしてグアンチャーレのフライパンに直接移す。
  • 2 フライパンを弱火にかけ、30秒ほど和えてグアンチャーレの脂をパスタ全体にしっかり絡める。

完了の目安

脂がパスタ全体に行き渡ったら次へ。

注意点

茹で汁は濃度調整に使うので取っておく。

8約1分

ゆで汁で乳化させる

  • 1 ゆで汁を少しずつ加え、弱火のまま軽く乳化させる。
  • 2 必ず火を止める。

完了の目安

全体が軽く乳化したら火を止めて次へ。

注意点

ここで火を止めないと卵液を加えたときにスクランブルになる。

9約1分

卵液を絡める

  • 1 火を止めた状態のフライパンに卵液を一気に流し入れ、素早く和えて全体に絡める。

注意点

火をつけたまま卵液を加えない。

10約1分

ソースの濃度を調整する

  • 1 ゆで汁を少しずつ加えながら濃度を調整する。

完了の目安

フライパンを傾けてソースがゆっくり流れ落ちる濃度になればOK。

注意点

ゆで汁を加え過ぎるとシャバシャバになってしまうので、慎重に少しずつ加える。

11約1分

仕上げ

  • 1 トングでパスタをねじりながら山高く半量ずつ盛り付ける。
  • 2 残しておいたペコリーノと粗挽き黒胡椒を上から振りかける。

この料理に合わせる

現地の食卓では、この一皿と共にこんな料理が並びます。

Chef Authen

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