Tiramisù
ティラミス
マスカルポーネと卵黄で作るクリームをサヴォイアルディに重ねたイタリアを代表するドルチェ。コアントローとエスプレッソの香りが本場の証。
この料理について
ティラミスの誕生については、複数の説が存在します。最も信頼性が高いとされるのは、1969〜1971年頃にヴェネト州トレヴィーゾのリストランテ・レ・ベッケリエでシェフのロベルト・リンガナットが考案したという説です。マスカルポーネ、サヴォイアルディ、エスプレッソ——この組み合わせは今や世界中のデザートメニューに並んでいます。
「ティラミス」はイタリア語で「私を引き上げて(元気にして)」という意味です。エスプレッソのカフェインとコアントローのアルコールが、食後の眠気を覚ます効果があると言われていましたが、真偽は不明です。
ヴェネトでは、食後に大皿から切り分けて供されるドルチェとして親しまれてきました。現在は家庭の集まりからリストランテのコースまで幅広く定着し、季節を強く限定しない一方で、冷たい口当たりから春夏の食卓にもよく選ばれます。
材料(4人分)
- マスカルポーネ250g室温に戻しておく
- 卵(卵黄)3個
- グラニュー糖60g
- エスプレッソ(または濃いコーヒー)150ml強めに抽出して冷ます
- サヴォイアルディ100g
- コアントロー大さじ2マルサラワインでも可
- ココアパウダー(無糖)大さじ2
作り方
エスプレッソを冷ます
- 1 エスプレッソ150mlを濃く抽出する。
- 2 コアントロー大さじ2を加えて混ぜる。
- 3 完全に冷ます。
完了の目安
約15分。完全に冷めたら次へ。
注意点
温かいままサヴォイアルディに使うと崩れやすくなる。
マスカルポーネを室温に戻す
- 1 マスカルポーネを冷蔵庫から出し、10分ほど室温で置いておく。
完了の目安
少し抵抗があるがすくえる状態が完了目安。
注意点
夏場や室温が高い場合は注意。
卵黄クリームを作る
- 1 卵を黄身と白身に分ける。
- 2 卵黄3個とグラニュー糖60gをボウルに入れる。
- 3 湯煎(60〜70℃の湯)にかけながらハンドミキサーで白っぽくもったりするまで泡立てる。
完了の目安
約5分。白っぽくもったりしてリボン状に流れるようになったら次へ。
注意点
湯煎の温度が高すぎると卵が固まる。60〜70℃を維持する。
補足
余った卵白はメレンゲ菓子やアーモンド系の焼き菓子に使うと無駄がない。すぐに使わない場合は、冷凍保存も可能。
マスカルポーネを混ぜる
- 1 マスカルポーネ250gを卵黄クリームに大さじ1ずつ加えながらゴムベラでなめらかに混ぜる。
完了の目安
全量加えてなめらかなクリーム状になったら次へ。
注意点
一度に全量加えるとダマになりやすい。大さじ1ずつ少量ずつ加える。
サヴォイアルディを敷く
- 1 サヴォイアルディを冷ましたエスプレッソ液に表面が軽く染み込む程度にさっとくぐらせる。
- 2 容器の底が隠れる分だけ隙間なく敷き詰める。
- 3 余った分は2層にできる場合の重ね用に残す。
注意点
サヴォイアルディは崩れやすいので、浸しすぎない。表面が湿る程度を心がける。
クリームを重ねる
- 1 1層で仕上げる場合は、サヴォイアルディの上にマスカルポーネクリーム全量を均一に広げる。
- 2 2層にできる深さと材料の余りがある場合は、クリームの約半量を広げる。
- 3 2層にする場合は、サヴォイアルディをもう1層並べ、残りのクリームを均一に広げる。
完了の目安
1層または2層に組み上がり、上面が平らになったら次へ。
注意点
2層に無理にするとクリームが薄くなる。材料や容器の広さに合わない場合は1層で仕上げる。
冷蔵庫で冷やす
- 1 ラップをして冷蔵庫で最低4時間冷やす。
完了の目安
最低4時間(できれば一晩)。クリームが固まりしっかり冷えたら次へ。
ココアパウダーをかけて仕上げる
- 1 食べる直前にコアントロー少量をかける。
- 2 ココアパウダー大さじ2を茶こしでまんべんなくふりかける。
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