Sfogliatelle Ricce

貝殻形のパリパリ焼き菓子 スフォリアテッレ

Sfogliatelle Ricce(貝殻形のパリパリ焼き菓子 スフォリアテッレ)
難易度★★★★★ 準備3時間 調理30分 分量12人分 地方南イタリア・ナポリ(カンパーニャ)

ナポリを代表する貝殻型のサクサク生地のドルチェ。何十層にも伸ばした生地をロール状に巻き、薄切りにして貝殻型に成形し、セモリナとリコッタのフィリングを詰めて焼く。工程は複雑だが達成感は格別。

この料理について

スフォリアテッレという名前は「多くの葉」を意味します。何十枚もの薄い生地の層が貝殻の断面のような同心円状のパターンを作り出します。これは美的デザインであると同時に、一口噛んだ瞬間のクリスピーな食感を生む物理的な仕組みです。層が薄いほど、また層の数が多いほど、食感は際立ちます。

焼き上がったスフォリアテッレは時間とともに生地が湿り始めます。焼きたてとそれ以外では全く異なる菓子であるため、ナポリのパスティッチェリアでは焼き上がりを待って並ぶ人の列ができます。店で買ってすぐに食べることが前提の料理です。

全工程の中で最も技術を要するのは生地の層出しです。パスタマシンで限界まで薄く伸ばし、ストゥルット(ラード)を塗りながら巻いてロールにします。手が止まると生地が乾燥し、ひびが入ります。

材料(12人分)

  • 薄力粉(生地用)500g
  • 水(生地用)200ml
  • 塩(生地用)5g
  • ラード(または無塩バター・層状に伸ばす用)200g常温で非常に柔らかく。伝統的にはラードを使う
  • セモリナ粉150g
  • 水(フィリング用)500ml
  • リコッタ250g水切り済み
  • 砂糖(フィリング用)150g
  • 卵(フィリング用)2個
  • キャンディドシトロン(刻む)50g
  • オレンジフラワーウォーター10ml
  • シナモン(粉)3g
  • バニラ5ml
  • 粉砂糖(仕上げ用)20g

作り方

1約40分

生地をこねて休ませる

  • 1 薄力粉500g・水200ml・塩5gを混ぜて10分こねる。
  • 2 ラップして30分休ませる。

完了の目安

固めのなめらかな生地になれば次へ(30分後)。

2約20分

フィリングを作る

  • 1 鍋に水500mlと塩少々を煮立て、セモリナ150gを少しずつ加えながら絶えず混ぜて10分煮る。
  • 2 バットに広げて冷ます。
  • 3 冷めたら水切りリコッタ250g・砂糖150g・卵2個・キャンディドシトロン・オレンジフラワーウォーター・シナモン・バニラを加えてよく混ぜる。

完了の目安

ポレンタ状になりフィリングが均一に混ざれば次へ。

注意点

セモリナを加える際、ダマにならないよう絶えず混ぜる。

3約1時間10分

生地を薄く伸ばしてロールにする

  • 1 生地をパスタマシンで最薄クラスまで伸ばす。
  • 2 ラードを全面に薄く塗りながら巻いてロール状にする(直径5〜6cm)。
  • 3 ラップして冷蔵庫で1時間休ませる。

完了の目安

直径5〜6cmのロールができ、冷蔵庫で1時間休ませれば次へ。

注意点

手が止まると生地が乾燥してひびが入る。伸ばしたらすぐにラードを塗って巻く。

4約20分

貝殻型に成形する

  • 1 ロールを2cm厚の円盤に切り分ける。
  • 2 両手の親指を中央に当てて押し込みながら回転させ、貝殻(コーン)型に成形する。

完了の目安

貝殻型(コーン型)に成形できれば次へ。

注意点

生地が乾いていると割れる。手早く成形する。

5約30分

フィリングを詰めて焼く

  • 1 フィリングをスプーンで詰め、端をしっかり閉じる。
  • 2 表面にラードを薄く塗る。
  • 3 210℃のオーブンで25〜30分焼く。

完了の目安

層がカリカリに剥がれてきつね色になれば焼き上がり。

注意点

端が閉じていないとフィリングが漏れる。

6約2分

粉砂糖を振って温かく出す

  • 1 焼き上がったらすぐに粉砂糖20gを振る。
  • 2 温かいうちに提供する。

注意点

時間が経つと層の食感が落ちる。温かいうちに食べる。

Chef Authen

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